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ワニトカゲは中国南部からベトナム北東部の渓流沿いに生息する半水棲のトカゲです。背中から尾にかけて連なる骨質の隆起鱗がワニを思わせる姿から、この名がつきました。全長40〜46cmほどに成長し、雄は雌よりやや大きくなる傾向があります。褐色の体色に赤や黄色の斑紋が入る個体もおり、模様の個体差を楽しめるのも魅力のひとつです。動きは比較的おっとりとしていますが、水辺を含む飼育環境づくりや水質管理には専門的な知識が求められ、爬虫類飼育に慣れた上級者向けの品種とされています。
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ワニトカゲの基本データ
- 飼育難易度
- 上級者向け
- 寿命
- 飼育下で10年以上(飼育者の推定で15年を超える個体の報告がある)
- サイズ
- 全長40〜46cm(雄のほうがやや大型)
- 適正温度
- 水温19〜27℃。冬季は15℃前後まで下げて3〜4か月の冬眠期間を設ける
- 食事
- 肉食性。昆虫、ミミズ、オタマジャクシ、小魚、カエル
- 温度・湿度
- 生息地は標高200〜760mで、夏の気温は最高38℃に達し、冬は−4℃まで下がり昼夜の寒暖差も大きい。飼育下では水温19〜27℃を保ち、11月頃から水温を15℃前後まで下げて3〜4か月の冬眠期間を設ける。この冬季の冷却は飼育下繁殖に不可欠とされる。年降水量約2,000mmでほぼ常時霧に覆われる環境の種のため、湿度は高めに維持する。
- 飼育環境
- 半水棲のため、陸場と水場を併せ持つアクアテラリウムで飼育する。繁殖に成功した飼育例では約91×36×36cmのケージの床面積の3分の1を水深約6cmの水場とし、水面に張り出すように枝を組んでいる。日光浴用の枝と、樹洞や樹皮の下のように身を隠せるシェルターを必ず設ける。
- 餌・給餌
- 水面に張り出した枝の上から獲物を狙う待ち伏せ型の捕食者で、昆虫、ミミズ、オタマジャクシ、小魚、カエルなどを食べる。飼育下ではコオロギ、ミルワーム、ミミズが主体となる。幼体にも同じ餌を小型のサイズで与える。
- 性格
- 強い縄張り性を示し、野生では一つの淵や流れを一個体が占有することが多い。口を大きく開ける威嚇(ゲイピング)、尾を振る動作、前肢を伸ばす腕立て伏せ状の動作で優劣を決める。協調性に欠けるため、繁殖時を除いて単独で飼育する。
- 注意点
- ワシントン条約附属書Iに2017年1月2日から掲載されている。種の保存法の国際希少野生動植物種にあたり、国内で譲渡し等を行うには個体ごとの登録票が必要である。登録票のない個体の売買・譲渡は同法違反となる。動物の愛護及び管理に関する法律施行令の別表に掲げる特定動物、および外来生物法の特定外来生物のいずれにも該当しない。1990年1月18日に附属書IIへ掲載されたのち、密猟と国際取引の増加を受けて2017年に附属書Iへ移された。ドクトカゲ科に近縁な系統だが、2023年の下顎腺のプロテオーム解析では毒性タンパク質が検出されておらず、有毒種ではない。飼育下繁殖個体と偽った違法な野生個体の流通が繰り返し報告されているため、登録票と由来を必ず確認する。幼体の育成が難しく、飼育下繁殖個体が市場に出ることはまれである。
ワニトカゲについて
中国南部・ベトナム北東部の渓流に生息する半水棲トカゲ、ワニトカゲの特徴・性格・飼育の基本を紹介。上級者向けの品種で、お迎え前に知っておきたいポイントをわかりやすく解説します。
ワニトカゲをお迎えする前に知っておきたい7つのこと
1半水棲の飼育環境
渓流沿いに生息する半水棲のトカゲのため、陸場と水場の両方を備えたケージが必須です。水質を清潔に保つための濾水や換水の手間もかかり、環境づくりが飼育の土台になります。
2上級者向けの難易度
ワニトカゲは飼育難易度が高い上級者向けの品種とされています。爬虫類飼育の基礎知識に加え、半水棲種特有の環境管理に慣れていることが望まれます。
3落ち着いた性格
比較的おとなしい性格ですが、警戒すると水に飛び込んで隠れる習性があります。物陰や隠れ場所を用意し、ストレスの少ない環境を整えてあげましょう。
4成体サイズの把握
成体になると全長40〜46cmほどに育ち、雄は雌よりやや大きくなる傾向があります。飼育前にこのサイズに対応できるケージの広さを確保しておく必要があります。
5長い付き合いになる寿命
飼育下では10年以上生きるとされ、飼育者の間では15年を超えて生きた個体も報告されています。お迎えは長期的な生活の変化も見据えて検討しましょう。
6皮膚・脱皮の観察
骨質の隆起鱗が特徴的な体表は、健康状態を確認する際の手がかりになります。脱皮の様子や皮膚の状態を日々観察し、変化があれば早めに気づけるようにしましょう。
7お迎え前の環境準備
水場と陸場を備えたレイアウトは、迎える前に完成させておくのが基本です。個体が新しい環境に慣れるまでは静かに見守り、無理に触ろうとしないことも大切です。
ワニトカゲのよくある質問
- Q.ワニトカゲは初心者でも飼えますか?
- A.上級者向けの品種とされています。半水棲環境の管理や水質維持に専門的な知識が必要なため、爬虫類飼育に慣れてから挑戦するのがおすすめです。
- Q.どのくらいの大きさになりますか?
- A.成体で全長40〜46cmほどに成長します。雄のほうが雌よりやや大きくなる傾向があります。
- Q.どれくらい長生きしますか?
- A.飼育下では10年以上生きるとされ、15年を超えて生きた個体の報告もあります。長期にわたって世話をする心構えが必要です。
- Q.性格は荒いですか、大人しいですか?
- A.比較的おとなしい性格ですが、驚くと水に逃げ込んで隠れる習性があります。落ち着いて過ごせる隠れ場所を用意してあげましょう。
- Q.ワニトカゲに関する法規制はありますか?
- A.ワニトカゲはCITES附属書Iに掲載されています。日本では種の保存法の「国際希少野生動植物種」にあたり、販売・譲渡できるのは登録を受けた個体に限られます(登録票が個体とともに移ります)。お迎えの際は登録票があるかを必ず確認してください。
ワニトカゲ飼育に役立つ便利ツール
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