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昼行性の鮮やかな緑色のヤモリ。マダガスカル原産。活発に動き回る姿が楽しい。見るだけの鑑賞飼育向き。寿命は6〜10年。成体サイズは10〜30cm(種による)。昆虫、フルーツ、蜜。
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ヒルヤモリの基本データ
- 飼育難易度
- 中級者向け
- 寿命
- 6〜10年
- サイズ
- 10〜30cm(種による)
- 適正温度
- 25〜30℃(バスキング35℃)
- 適正湿度
- 50〜70%
- 食事
- 昆虫、フルーツ、蜜
- 温度
- 25〜30℃(バスキング35℃)
- 飼育環境
- 縦長のテラリウムに植物と枝を豊富に配置し、湿度は50〜70%を保ちます。昼行性で活発なので、逃げ場になる葉陰を多く作ります。
- 光量・照明
- 昼行性のためUVBライトが必須です。バスキングランプで35℃のスポットを作り、日中はしっかり明るく保ちます。
- 餌・給餌
- コオロギなどの昆虫にカルシウムとビタミンをダスティングして与えます。花の蜜を模したデイゲッコーフードも併用します。
- 性格
- 素早く臆病。ハンドリングは不向き
- 注意点
- 皮膚が非常に薄く剥がれやすい。触らないこと
ヒルヤモリについて
ヒルヤモリはマダガスカルおよびその周辺の島々を原産地とする、フェルスマ属(Phelsuma)に分類されるヤモリの総称です。その名の通り昼間に活動し、夜行性が多いヤモリの仲間のなかでは異色の存在です。体色は鮮やかなエメラルドグリーンが基調で、背中に赤やオレンジの斑紋が入る美しさから、爬虫類の中でも特に人気の高い鑑賞種となっています。種類によって10cmほどのコンパクトなものから、オオヒルヤモリのように30cmを超える大型種まで多様です。性格は好奇心旺盛で動きが機敏。ただし皮膚が繊細でストレスを受けやすいため、ハンドリングよりもケージ内の行動を観察して楽しむスタイルが飼育の醍醐味です。熱帯雨林の環境を再現した縦型テラリウムのなかで活発に枝を渡り歩く姿は、まるで小さなジャングルを手元に持つような没入感があります。寿命は適切な飼育環境で6〜10年に達し、長期にわたって飼い主を楽しませてくれる点も魅力のひとつです。
ヒルヤモリをお迎えする前に知っておきたい7つのこと
1昼行性で観察が楽しい
ヒルヤモリは昼間に活発に行動する珍しいヤモリです。多くのヤモリが夜行性であるのに対し、自然光や照明の下で動き回る様子をじっくり観察できます。日中に色鮮やかな姿を楽しめるのが最大の魅力です。
2ハンドリングは不向き
ヒルヤモリの皮膚は非常に繊細で、無理に触ると皮膚が剥がれてしまうことがあります。また、ストレスを受けやすく、頻繁な接触は健康を損なう原因になります。基本的にはケージ越しに鑑賞する飼育スタイルが推奨されます。
3高温多湿な環境が必要
原産地の気候に合わせ、ケージ内の温度は昼間25〜30℃、ホットスポットは32℃前後に保つ必要があります。湿度は60〜80%を維持し、1日1〜2回の霧吹きが欠かせません。縦長のケージを用意し、植物を取り入れたテラリウム形式が最適です。
4UVB照明が不可欠
昼行性のヒルヤモリはUVB光線を浴びてビタミンD3を合成し、カルシウムを正常に代謝します。UVB蛍光灯またはメタハラを使用し、照射時間は1日10〜12時間が目安です。UVBが不足するとくる病などの骨代謝疾患を引き起こすリスクが高まります。
5食事は昆虫と果実食
主食はコオロギやショウジョウバエなどの昆虫で、カルシウムパウダーをまぶして与えます。加えてバナナやマンゴーを使った果実食フード、市販のデイゲッコーフード(Repashy CGDなど)も積極的に活用しましょう。蜜や果汁を好む性質があるため、多様な食材でバランスをとることが大切です。
6種類によりサイズが異なる
ヒルヤモリには多くの種があり、成体サイズは約10cmの小型種から30cm近くなるオオヒルヤモリまで幅があります。購入前に飼育する種を確認し、それに見合ったケージサイズを用意することが重要です。初心者にはゴールダストデイゲッコーなど中型の種が比較的扱いやすいとされています。
7尾の自切と再生に注意
ヒルヤモリはストレスや危険を感じると自ら尾を切り離す「自切」を行うことがあります。再生した尾は元の形状と異なり、軟骨で形成されるため完全には戻りません。ケージ内の環境を落ち着かせ、不必要な刺激を避けることが自切の予防につながります。
ヒルヤモリのよくある質問
- Q.ヒルヤモリは初心者でも飼えますか?
- A.温度・湿度の管理やUVBライトの設置など、環境整備にやや手間がかかるため、完全な初心者よりも爬虫類飼育の基礎知識がある方に向いています。ハンドリングを前提としない鑑賞スタイルを楽しめる方であれば、比較的挑戦しやすい種です。
- Q.複数のヒルヤモリを同じケージで飼えますか?
- A.オス同士の同居は縄張り争いから激しい喧嘩になるため避けてください。異性のペアであれば同居は可能ですが、相性や個体のコンディションをこまめに観察することが大切です。複数飼育したい場合は個別ケージが最も安全です。
- Q.毎日の世話はどのくらい手間がかかりますか?
- A.毎日のミスティング(霧吹き)と給餌(毎日〜2日に1回)、温湿度の確認が主な日課です。所要時間は慣れれば10〜15分程度です。週に一度はケージ内の清掃と餌の管理が必要になります。
- Q.ヒルヤモリはなつきますか?
- A.犬や猫のように人になつくことはなく、基本的には触られることを好みません。ただし、毎日世話をすることで人の存在に慣れ、ケージ越しに近寄ってくる個体もいます。なつき度よりも観察の楽しさを重視する方に向いているペットです。
- Q.ヒルヤモリが餌を食べなくなったらどうすればいいですか?
- A.拒食の原因として、温度・湿度の不適切、脱皮前のストレス、ケージ内の過剰な刺激などが考えられます。まず飼育環境を見直し、温湿度が適正範囲にあるか確認しましょう。数日経っても改善しない場合は爬虫類専門の獣医師への相談をおすすめします。
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