© arthurmlee1 / CC BY 2.0デンドロフィリアの通販|ブリーダー直販
デンドロフィリアは、褐虫藻をもたないキサンゴ科のイシサンゴです。大きな杯状の莢から橙色や黄色の長いポリプを伸ばす姿が印象的で、光を必要とせず栄養のすべてを捕食に依存する珍しいタイプのサンゴです。自然界では水深900mに達する深所にも分布しており、強い照明を好まない性質を持ちます。ポリプが大きく開いた姿は華やかで見応えがありますが、給餌なしでは維持できないため、日々の世話に手間がかかります。その分、丁寧な世話に応えてくれる魅力があり、サンゴ飼育に慣れた上級者に向いた品種といえます。
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デンドロフィリアの基本データ
- 飼育難易度
- 上級者向け
- 適正温度
- 24〜26℃
- 食事
- 褐虫藻をもたないため、動物プランクトンや刻んだ魚介類などの給餌に全面的に依存する。
- 光量・照明
- 褐虫藻をもたないため光は不要。強い照明の下ではポリプが開きにくいので、岩陰やオーバーハングの下に配置する。
- 水流・配置
- 餌が行き渡る程度の中程度の流れを当てる。強すぎるとポリプが伸びきらない。給餌のために手の届く位置を選ぶ。
- 水温・水質
- 水温24〜26℃、比重1.023〜1.025(塩分33〜35ppt)、KH 8〜12、カルシウム380〜440ppm、マグネシウム1300〜1400ppm。給餌量が多いため栄養塩の管理が要る。
- 餌・給餌
- 飼育の成否は給餌で決まる。AlgaeBarn はサンゴが常時餌を取れる状態が望ましいとし、水槽内に大型のカイアシ類の個体群を維持する方法を勧めている。消灯後、全ポリプに行き渡るようスポット給餌する。
- 注意点
- 餓死が最大の死因で、給餌を怠るとポリプが開かなくなり枝から壊死する。給餌後の残餌が水質を悪化させるため、こまめな換水と物理濾過が要る。イシサンゴ目としてCITES附属書IIに掲載され、輸出入には許可書が必要。
デンドロフィリアについて
褐虫藻を持たないキサンゴ科のイシサンゴで、橙色や黄色の長いポリプを大きな莢から伸ばします。光合成に頼らず栄養をすべて捕食でまかなうため、給餌管理が欠かせない上級者向けの品種です。
デンドロフィリアをお迎えする前に知っておきたい7つのこと
1光ではなく給餌が命綱
デンドロフィリアは褐虫藻を持たないため、照明からエネルギーを得られません。プランクトンなどの餌を定期的に与え続けることが、健康維持の絶対条件です。給餌を怠ると徐々に衰弱してしまいます。
2強い照明は苦手
自然界では水深900mの深所にも生息しており、強い光を浴びる環境には適応していません。水槽内では直射光や強すぎる照明を避け、物陰やロックワークの下など光の弱い場所に配置するとよいでしょう。
3ポリプが開くのは主に夜
多くの個体は暗くなってからポリプを大きく開き、捕食活動を活発化させます。昼間は縮こまっていることが多いため、給餌のタイミングは夕方から夜にかけてが向いています。
4大きな杯状の骨格が目印
莢と呼ばれる杯状の骨格が大きく発達するのが特徴で、そこから橙色や黄色の長いポリプが伸びます。骨格の形状や色合いには個体差があり、選ぶ楽しみもあります。
5水流は優しく届く場所に
強い水流に長時間さらされるとポリプが開きにくくなることがあります。餌が届く程度の緩やかな水流がある場所を選び、ポリプが自然に伸びる環境を整えてあげましょう。
6他のサンゴとの距離に配慮
成長すると触手を伸ばして周囲に触れることがあるため、他のサンゴとはある程度の間隔を空けて設置するのが無難です。配置後は定期的に周囲との位置関係を確認しましょう。
7上級者向けの理由を理解して
給餌の手間や光への配慮など、他のサンゴと異なる世話が必要なため上級者向けとされています。お迎え前に給餌サイクルを確保できるか、日々のスケジュールを確認しておくことをおすすめします。
デンドロフィリアのよくある質問
- Q.デンドロフィリアはなぜ「上級者向け」なのですか?
- A.光合成に頼らず栄養のすべてを捕食に依存しているため、定期的な給餌なしでは維持できません。給餌管理や設置場所への配慮など、他のサンゴより手間のかかる世話が必要になるためです。
- Q.ライブロックに直接強い光を当てても大丈夫ですか?
- A.デンドロフィリアは強い照明を苦手とするため、直射光の当たらない物陰などに設置するのがおすすめです。自然界でも深い場所に生息しており、明るすぎる環境は好みません。
- Q.給餌はどのくらいの頻度で必要ですか?
- A.褐虫藻を持たないため、光合成による栄養補給ができません。ポリプが開くタイミングに合わせて、プランクトンなどの餌を定期的に与える必要があります。
- Q.他のサンゴと一緒に飼育できますか?
- A.飼育は可能ですが、成長すると触手が周囲に触れることがあるため、他のサンゴとは適度な距離を空けて設置するとよいでしょう。定期的に配置を見直すと安心です。
- Q.CITESの規制対象になりますか?
- A.デンドロフィリアはCITES附属書IIに掲載されています。国際取引には輸出国の許可が必要ですが、CITESに関しては、国内で正規に流通している個体の売買に登録票などの手続きは要りません。
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