
画像: arthurmlee1 / CC BY 2.0 / Wikimedia Commons
Dendrophyllia spp.
褐虫藻をもたないキサンゴ科のイシサンゴ。大きな杯状の莢から橙色や黄色の長いポリプを伸ばす。水深900mまでの深所にも分布し、照明は不要で、栄養はすべて捕食に依存するため給餌が要る。
デンドロフィリア属(Dendrophyllia)は、キサンゴ科に属する非光合成のイシサンゴで、WoRMS は30種を有効としている。褐虫藻を共生させない azooxanthellate 群で、水深900m付近までの深所にも分布する点が、浅場の造礁サンゴと大きく異なる。群体は樹枝状に枝分かれし、大きな杯状の莢からポリプを伸ばす。ポリプは橙色や黄色に鮮やかに発色し、同じキサンゴ科のツバストレア属(サンコーラル)とよく似るが、デンドロフィリア属は莢が大きく、枝が不規則に伸びる傾向がある。光合成に依存しないため照明は不要で、自然界でも岩陰や洞窟、オーバーハングの下など光の弱い場所に生育する。飼育では餌の確保が唯一にして最大の課題となり、給餌を怠るとポリプが開かなくなって枝から壊死する。イシサンゴ目としてCITES附属書IIに掲載される。
出典: Wikipedia (CC BY-SA 4.0)
デンドロフィリアの適温は24〜26℃です。
原産地
世界の熱帯・温帯海域。浅い岩陰から水深900m付近までの広い深度帯に分布する。
適温
24〜26℃
褐虫藻をもたないため、動物プランクトンや刻んだ魚介類などの給餌に全面的に依存する。
褐虫藻をもたないため光は不要。強い照明の下ではポリプが開きにくいので、岩陰やオーバーハングの下に配置する。
餌が行き渡る程度の中程度の流れを当てる。強すぎるとポリプが伸びきらない。給餌のために手の届く位置を選ぶ。
水温24〜26℃、比重1.023〜1.025(塩分33〜35ppt)、KH 8〜12、カルシウム380〜440ppm、マグネシウム1300〜1400ppm。給餌量が多いため栄養塩の管理が要る。
出典: AlgaeBarn「Keeping and Feeding the Sun Corals」 / AlgaeBarn「Feeding Your NPS Aquarium」 / WoRMS(世界海洋生物種名録)
編集・データ検証: ブリちょく編集部
本ページの分類・規制・飼育データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。
国内法: 日本の海での採集は都道府県の漁業調整規則で規制され、内容は県ごとに異なる。沖縄県漁業調整規則は、イシサンゴ目・クダサンゴ科・アオサンゴ目などの造礁サンゴ類の採捕を禁止しており、岸壁やロープなどに自然に付着したもの、折れて海に落ちているもの、骨格(死骸)も対象になる。違法に採捕したサンゴの所持・販売も禁止。養殖されたサンゴは対象外で、県は購入時に人工の基盤やタグの付いた養殖個体であることを確認するよう案内している。
出典: CITES 附属書 II(イシサンゴ目 Scleractinia spp. を一括掲載)
規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。
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飼育の成否は給餌で決まる。AlgaeBarn はサンゴが常時餌を取れる状態が望ましいとし、水槽内に大型のカイアシ類の個体群を維持する方法を勧めている。消灯後、全ポリプに行き渡るようスポット給餌する。
餓死が最大の死因で、給餌を怠るとポリプが開かなくなり枝から壊死する。給餌後の残餌が水質を悪化させるため、こまめな換水と物理濾過が要る。イシサンゴ目としてCITES附属書IIに掲載され、輸出入には許可書が必要。
上級者向け。高度な飼育技術と専門的な設備が必要で、飼育環境の細かな調整が求められます。
デンドロフィリアの適正温度は24〜26℃です。
デンドロフィリアの食性は「褐虫藻をもたないため、動物プランクトンや刻んだ魚介類などの給餌に全面的に依存する。」です。
デンドロフィリアの価格は品種・サイズ・個体の質により大きく異なります。ブリちょくでは、ブリーダーが出品ごとに価格を決めています。
最終更新: 2026年9月25日