
出典: Wikimedia Commons
Rhizotrochus typus
褐虫藻をもたない単体性のイシサンゴ。莢の側面から根のような突起を伸ばして基質に固定する点が属名の由来で、透明感のある長い触手を広げて水中の餌を捕らえる。照明は不要で給餌に依存する。
リゾトロカス・ティプス(Rhizotrochus typus)は、ミルン・エドワーズとエームが1848年に記載したウチワサンゴ科(Flabellidae)の単体性イシサンゴである。Cairns と Kitahara による非光合成イシサンゴ類の検索表に収録されており、褐虫藻を共生させない azooxanthellate 群に属する。群体をつくらず1個体が1つの莢に収まり、莢の側面から根のような突起(rhizoid)を伸ばして基質に固定する。この形質が属名 Rhizotrochus の由来である。栄養は光合成ではなく捕食に完全に依存し、透明感のある長い触手を広げて水中の餌を捕らえる。飼育下では照明を必要とせず、岩陰やオーバーハングの下に置かれる。給餌を怠るとポリプが開かなくなり衰弱するため、確実に餌が届く配置が要る。イシサンゴ目としてCITES附属書IIに掲載される。
Source: WoRMS
リゾトロカスの適温は24〜26℃です。
原産地
インド洋〜西太平洋(シンガポール近海ほか、WoRMS 分布記録)
適温
24〜26℃
褐虫藻をもたないため、動物プランクトンや刻んだ魚介類の給餌に全面的に依存する。
褐虫藻をもたないため光は不要。強い照明の下ではポリプが開きにくいので、岩陰やオーバーハングの下に配置する。
餌が行き渡る程度の中程度の流れを当てる。強すぎると触手が伸びきらない。根状突起で固着するため、平らで動かない面に据える。
水温24〜26℃、比重1.023〜1.025(塩分33〜35ppt)、KH 8〜12、カルシウム380〜440ppm、マグネシウム1300〜1400ppm。給餌量が多いため栄養塩の管理が要る。
出典: Cairns & Kitahara (2012) 非光合成イシサンゴ類の属・亜属検索表 ZooKeys 227 / AlgaeBarn「Feeding Your NPS Aquarium」 / WoRMS(世界海洋生物種名録) / WoRMS 分布記録(Rhizotrochus typus)
編集・データ検証: ブリちょく編集部
本ページの分類・規制・飼育データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。
学名(受理名): Rhizotrochus typus Milne Edwards & Haime, 1848
典拠データベース: WoRMS
学名・命名者・シノニムは世界の分類学権威データベースに準拠。
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飼育の成否は給餌で決まる。AlgaeBarn は非光合成サンゴが常時餌を取れる状態を勧め、水槽内に大型のカイアシ類の個体群を維持する方法を挙げている。消灯後に触手が開いたところへスポット給餌する。
餓死が最大の死因で、給餌を怠るとポリプが開かなくなる。残餌が水質を悪化させるため換水と物理濾過が要る。イシサンゴ目としてCITES附属書IIに掲載され、輸出入には許可書が必要。
上級者向け。上級者向けの品種です。高度な飼育技術と専門的な設備が必要で、環境の細かい調整が求められます。
リゾトロカスの適正温度は24〜26℃です。急激な温度変化を避け、安定した環境を維持することが大切です。
リゾトロカスの食性は「褐虫藻をもたないため、動物プランクトンや刻んだ魚介類の給餌に全面的に依存する。」です。バランスの良い食事と適切な給餌頻度を心がけましょう。
リゾトロカスの価格は品種・サイズ・個体の質により大きく異なります。最新の相場情報はブリちょくの相場ページをご確認ください。
最終更新: 2026年9月16日