© Nhobgood Nick Hobgood / CC BY-SA 3.0ウミイチゴの通販|ブリーダー直販
ウミイチゴは、赤や橙、白など鮮やかな色合いを見せる非光合成のソフトコーラルです。近縁のトゲトサカ属と比べて枝ぶりが短くコンパクトにまとまり、枝先に房状に密集したポリプを広げる姿が魅力です。体内に褐虫藻を持たないため光合成に頼らず、代わりに微細なプランクトンなどの餌を常時とり続けて栄養をまかないます。この給餌管理の難しさから上級者向けとされる難種で、水質や水流を安定させた環境でこまめに世話をする飼育者向きの種類といえます。
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ウミイチゴの基本データ
- 飼育難易度
- 上級者向け
- 適正温度
- 24〜26℃
- 食事
- 褐虫藻をもたない濾過食性。植物プランクトンをはじめとする微細な餌を常時供給する必要がある。
- 光量・照明
- 褐虫藻をもたないため光は不要。自然界でもオーバーハングの下や洞窟の天井など光の弱い場所に付着する。強い照明下では藻類が付着して弱る。
- 水流・配置
- 潮通しのよい場所に生える種で、強めのランダムな流れを当てる。懸濁物が枝に届き続ける配置が要る。オーバーハングの下に逆さに付けるのが自然に近い。
- 水温・水質
- 水温24〜26℃、比重1.023〜1.025(塩分33〜35ppt)、pH 8.1〜8.4、KH 8〜12。給餌量が多く栄養塩が上がりやすいため、換水と物理濾過を厚くする。
- 餌・給餌
- 飼育の成否は給餌で決まる。AlgaeBarn は非光合成水槽について、粒径の異なる多様な餌を大量に与える必要があるとし、生きた植物プランクトンやバクテリアプランクトンを含む組合せを勧めている。1日数回の給餌や自動投与が現実的である。
- 注意点
- 飼育難易度は非常に高く、長期維持の報告は少ない。給餌不足では数週間から数か月かけて縮んでいく。骨格をつくらないためCITESの掲載対象ではない。
ウミイチゴについて
赤・橙・白に発色する非光合成ソフトコーラル、ウミイチゴ(Scleronephthya)の特徴・飼育のポイントを解説。褐虫藻を持たず微細な餌の常時給餌が必要な上級者向けの難種です。
ウミイチゴをお迎えする前に知っておきたい7つのこと
1非光合成の難種
ウミイチゴは褐虫藻を持たず光合成をしないタイプのソフトコーラルです。照明ではなく給餌によって栄養をまかなうため、通常のサンゴとは飼育の考え方が異なります。
2微細な餌が必須
褐虫藻を持たないため、動物プランクトンなど微細な餌を頻繁に与え続ける必要があります。給餌が途切れると次第に体力を落としてしまうため、安定した給餌体制を組めるかが飼育の鍵になります。
3房状に広がるポリプ
枝先に密集したポリプが房のように開く姿が最大の魅力です。近縁のトゲトサカ属よりも枝が短くまとまった樹形になるため、コンパクトな印象で楽しめます。
4水流と水質の管理
給餌を頻繁に行う分、水質が汚れやすくなります。安定した水流で餌を全体に行き渡らせつつ、こまめな水質管理を行える環境づくりが求められます。
5発色を楽しめる魅力
赤や橙、白など鮮やかな体色を見せてくれるのが特徴です。個体によって色合いが異なるため、好みの発色の個体を選ぶ楽しみもあります。
6上級者向けの難種
飼育難易度は上級者向けとされています。給餌管理の手間や環境への要求水準が高く、サンゴ飼育に慣れた方向けの種類です。
7お迎え前の準備
お迎え前に、微細な餌を安定して用意・給餌できる体制が整っているか確認しておきましょう。給餌のたびに水質が変動しやすいため、モニタリングの習慣も併せて準備しておくと安心です。
ウミイチゴのよくある質問
- Q.ウミイチゴは初心者でも飼育できますか?
- A.上級者向けの難種とされています。褐虫藻を持たず光合成をしないため、微細な餌を頻繁に与え続ける必要があり、給餌管理に慣れた飼育者向けです。
- Q.強い照明は必要ですか?
- A.ウミイチゴは褐虫藻を持たない非光合成のソフトコーラルなので、栄養面では強い照明を必要としません。他の生体のために照明を設置する場合は、直接的な強光を避ける配置が無難です。
- Q.どんな餌を与えればよいですか?
- A.動物プランクトンなど微細な粒子状の餌を、常時とれるように頻繁に与える必要があります。給餌の間隔が空くと弱ってしまいやすい種類です。
- Q.トゲトサカ属とはどう違いますか?
- A.ウミイチゴはトゲトサカ属に近縁ですが、枝が短くまとまりやすく、枝先にポリプが房状に密集して開くのが特徴です。全体としてよりコンパクトな樹形になります。
- Q.法律上の規制はありますか?
- A.ウミイチゴはCITESの対象外です。
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