© Totti / CC BY-SA 4.0タイコウチの通販|ブリーダー直販
タイコウチは水底や水草にひそみ、腹の先端から伸びる長い呼吸管をそっと水面に出して呼吸しながら、前肢を鎌のように構えて獲物を待ち伏せする水生カメムシです。前肢を小刻みに動かす仕草が太鼓を打つ姿に似ていることが和名の由来とされています。動きは基本的にゆっくりとしていて、物陰でじっとしている時間が長く、観賞用としても落ち着いた雰囲気を楽しめます。水質の悪化にも比較的強い性質を持つため、水生昆虫の飼育が初めてという方でも扱いやすい種として知られています。
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タイコウチの基本データ
- 飼育難易度
- 初心者向け
- 寿命
- 2〜3年
- サイズ
- 30〜35mm
- 食事
- 小魚、オタマジャクシ、水生昆虫、陸生昆虫
- 温度・湿度
- 水深は水底から呼吸管が水面に出る程度に調整し、それ以上深くする場合は足場となる水草や木の枝を入れる。11月頃には陸上および水中で越冬する。
- 繁殖・産卵
- 産卵期は5月から8月。メスは水辺の土やコケに、10本程度の呼吸糸をもつ卵を数個から10個程度ずつまとめて産みつける。孵化した幼虫は約2か月で5回の脱皮を経て成虫になる。
- 混泳・相性
- 肉食性で動くものに反応するため、混泳させた魚やエビは餌になる。同種間でも共食いの恐れがあるので、幼虫は個別に管理するのが安全である。
- 寿命・飼育期間
- 寿命は2〜3年と水生カメムシ類では長い。幼虫期間は約2か月と短く、その間に5回脱皮する。
- 健康・注意点
- タガメのように水生の小動物を常時用意する必要はなく、適当な小昆虫を水面に落としてやれば幼虫も成虫も育つ。水質の悪化にも比較的強く、水生昆虫飼育の入門に向くとされる。飛翔するので容器には蓋をする。なお八重山諸島の近縁種タイワンタイコウチは国内希少野生動植物種に指定され、採集が禁止されている。英名の water scorpion はタイコウチ科全体の総称で、細長い体のミズカマキリも同じ英名で呼ばれる。英語の飼育情報や輸入表記では別属の種を指している場合があるので、学名 Laccotrephes japonensis で確認する。
タイコウチについて
腹端の呼吸管を水面に出し待ち伏せする水生カメムシ、タイコウチ。前肢で太鼓を打つ仕草が和名の由来。水質悪化に強く初心者にも飼育しやすい。寿命2〜3年、成体30〜35mm。
タイコウチをお迎えする前に知っておきたい7つのこと
1呼吸管と水位の管理
タイコウチは腹端の長い呼吸管を水面に出して呼吸するため、水面まで管が届く水深に調整することが大切です。水草や流木などの足場を用意すると、姿勢を保ちやすくなります。
2じっと待つハンター
物陰や水草の陰でほとんど動かず、前肢を構えて獲物が近づくのを待ち伏せします。活発に泳ぎ回る姿は見られませんが、これはタイコウチにとって自然な行動です。
3水質悪化にはある程度強い
水生カメムシの中では水質の変化に比較的強く、飼育しやすいとされています。とはいえ急激な水質変化はストレスになるため、定期的な換水は行いましょう。
4寿命は2〜3年
成虫になってからの寿命はおおよそ2〜3年とされています。お迎えの際は、その期間を通して飼育を続けられる環境かどうかを考えておくと安心です。
5基本は単独飼育
タイコウチは肉食性で、狭い水槽内では共食いが起こることがあります。複数飼育を考える場合は、隠れ場所を多めに用意するなど工夫が必要です。
6フタで脱走を防ぐ
意外に活動的で、水面や壁を伝って水槽から出てしまうことがあります。特に夜間に動きが活発になりやすいため、フタのある水槽を用意しておくと安心です。
7静かな環境を用意しておく
水流の少ない止水を好むため、エアレーションは強くしすぎないようにしましょう。お迎え前に水草や落ち葉などの隠れ場所を配置し、落ち着ける環境を整えておくとスムーズです。
タイコウチのよくある質問
- Q.タイコウチは人を刺すことがありますか?
- A.前肢で捕らえた獲物に口吻を刺して体液を吸う性質があり、素手で扱うと刺されることがあります。観察や世話の際は網などを使い、直接指でつかむのは避けましょう。
- Q.他の魚や生き物と混泳できますか?
- A.肉食性のため、小型の魚やエビなど自分より小さな生き物を捕食してしまう可能性があります。混泳させたい場合は、サイズや相性を事前によく確認することが大切です。
- Q.エサは何を与えればよいですか?
- A.生きた小魚やボウフラ、他の水生昆虫などを好んで捕食します。動きのある生き餌に反応するため、人工飼料には慣れにくい点は知っておくとよいでしょう。
- Q.水換えはどのくらいの頻度で必要ですか?
- A.水質悪化には比較的強いとされますが、無換水で良いわけではありません。ろ過の状態を見ながら定期的に部分換水を行い、急激な水質変化を避けることが基本です。
- Q.冬は特別な管理が必要ですか?
- A.気温が下がる時期は活動が鈍くなることがあります。屋外や無加温での飼育を考えている場合は、水温の変化幅をあらかじめ確認しておくと安心です。
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