© Cairns S, Kitahara M (2012) / CC BY 3.0リゾトロカスの通販|ブリーダー直販
リゾトロカスは、褐虫藻を持たない単体性のイシサンゴです。群体を作らず、1個体が1つの莢(コラライト)としてそれぞれ独立して生活します。莢の側面から根のような突起を伸ばして岩や砂に固定する姿が特徴的で、この形状が属名の由来になっています。光合成に頼らず、透明感のある長い触手を大きく広げて水中を漂う餌を捕らえて栄養を得ます。照明設備は必須ではありませんが、その分こまめな給餌が欠かせず、餌を与えるタイミングで触手を伸ばす様子をじっくり観察できるのが魅力です。飼育には給餌管理の知識と経験が求められるため、上級者向けとされています。
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リゾトロカスの基本データ
- 飼育難易度
- 上級者向け
- 適正温度
- 24〜26℃
- 食事
- 褐虫藻をもたないため、動物プランクトンや刻んだ魚介類の給餌に全面的に依存する。
- 光量・照明
- 褐虫藻をもたないため光は不要。強い照明の下ではポリプが開きにくいので、岩陰やオーバーハングの下に配置する。
- 水流・配置
- 餌が行き渡る程度の中程度の流れを当てる。強すぎると触手が伸びきらない。根状突起で固着するため、平らで動かない面に据える。
- 水温・水質
- 水温24〜26℃、比重1.023〜1.025(塩分33〜35ppt)、KH 8〜12、カルシウム380〜440ppm、マグネシウム1300〜1400ppm。給餌量が多いため栄養塩の管理が要る。
- 餌・給餌
- 飼育の成否は給餌で決まる。AlgaeBarn は非光合成サンゴが常時餌を取れる状態を勧め、水槽内に大型のカイアシ類の個体群を維持する方法を挙げている。消灯後に触手が開いたところへスポット給餌する。
- 注意点
- 餓死が最大の死因で、給餌を怠るとポリプが開かなくなる。残餌が水質を悪化させるため換水と物理濾過が要る。イシサンゴ目としてCITES附属書IIに掲載され、輸出入には許可書が必要。
リゾトロカスについて
褐虫藻を持たない単体性のイシサンゴ、リゾトロカス。根状の突起で基質に固定し、長い触手で餌を捕らえて育つ。照明不要・給餌管理が鍵となる上級者向けサンゴです。
リゾトロカスをお迎えする前に知っておきたい7つのこと
1給餌が生命線
褐虫藻を持たないため光合成による栄養は期待できません。生存と成長は定期的な給餌にかかっており、動物性プランクトンなどの餌を触手が届く範囲に与える必要があります。
2単体で暮らすサンゴ
リゾトロカスは1つの莢だけを持つ単体性のサンゴで、群体を作りません。1個体ずつが独立した姿で存在します。
3根のような固定突起
莢の側面から根のような突起を伸ばして岩や砂に体を固定します。この突起が属名の由来にもなっている特徴的な構造です。
4長く広がる透明な触手
給餌の際には透明感のある長い触手を大きく広げ、水中の餌を捕らえます。触手が縮んでいる時間帯もあるため、広がる様子は観察のタイミングによって変わります。
5強い照明は不要
褐虫藻を持たないため、他のサンゴのような強い照明設備を用意する必要はありません。その分、光ではなく給餌で栄養管理を行う体制を整えることが重要です。
6水流はやや穏やかに
触手を広げて餌を捕らえる習性があるため、直接強い水流が当たり続ける環境よりも、緩やかな水流がある場所を好みます。設置場所は水槽内の水流パターンを見ながら調整します。
7上級者向けの理由
給餌の頻度やタイミングの見極めなど、光合成に頼るサンゴとは異なる管理知識が求められます。そのため、サンゴ飼育の経験がある上級者向けの品種とされています。
リゾトロカスのよくある質問
- Q.リゾトロカスは光(照明)がなくても飼育できますか?
- A.はい、褐虫藻を持たないため強い照明は必須ではありません。ただし光の代わりに定期的な給餌で栄養を補う必要があります。
- Q.給餌はどのくらいの頻度で必要ですか?
- A.個体の状態や環境によって異なりますが、他の触手を広げるタイプのサンゴと同様、定期的な給餌が欠かせません。餌を与える際は触手が届く範囲に与えるようにします。
- Q.初心者でも飼育できますか?
- A.リゾトロカスは上級者向けとされる品種です。給餌管理など光合成に頼るサンゴとは異なる知識が必要になるため、サンゴ飼育の経験を積んでからの導入がおすすめです。
- Q.他のサンゴと一緒の水槽で飼育できますか?
- A.水流や設置場所への配慮が必要な品種のため、水槽内のレイアウトや水流の当たり方を確認しながら設置場所を検討してください。
- Q.リゾトロカスはCITESの対象になりますか?
- A.リゾトロカスはCITES附属書IIに掲載されています。国際取引には輸出国の許可が必要ですが、CITESに関しては、国内で正規に流通している個体の売買に登録票などの手続きは要りません。
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