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グリーンシュリンプは、鮮やかな緑色の体色が魅力の小型淡水エビです。ヌマエビ科Caridina属に分類され、水槽内のガラス面や流木、水草の表面に付着した生物膜(コケ)や藻類を丹念に削り取って食べる、いわゆる「コケ取り生体」として親しまれています。性格はおとなしく、他の魚や生体を攻撃することはほとんどないため、混泳水槽のクリーンスタッフとしても人気です。ただし体色には個体差があり、緑以外の色合いの個体が同じ名前で流通することもあります。水質の変化に敏感な面があり、飼育難易度は中級者向けとされているため、立ち上げが済んだ安定した水槽に迎えるのがポイントです。
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グリーンシュリンプの基本データ
- 飼育難易度
- 中級者向け
- 寿命
- 2〜3年
- 食事
- 付着藻類、生物膜、エビ用人工飼料
- 水槽
- 小型水槽でも飼えるが、水量が少ないほど水質が振れやすい。ソイルと流木、モス類で生物膜が育つ面と隠れ家を作る。稚エビが吸い込まれないよう、ろ過器の吸込口はスポンジで覆う。
- 水温・水質
- Caridina 属は熱帯・亜熱帯の淡水に広く分布する一群であり、水質の急変を避けて少量ずつ換水する管理が基本となる。
- 混泳
- 温和で攻撃性はない。口に入る大きさなので、エビを食べる魚とは混泳させない。Caridina 属では近縁種間の交雑が確認されているため、色彩を保ちたい場合は同属他種と同居させない。
- 餌・給餌
- Caridina 属はろ過摂食と雑食性の腐肉食を併せ持つ。水槽では石や流木に付いた生物膜と藻類を削り取って食べるほか、エビ用の沈下性飼料を少量ずつ与える。食べ残しは取り除く。
- 繁殖・産卵
- 本種の抱卵期間や幼生の発育様式は明らかになっていない。雌は腹肢に卵を抱えて保護する点は Caridina 属に共通する。
- 健康・注意点
- 脱皮直後は体が柔らかく無防備なので、隠れ家を多く用意する。銅を含む魚病薬はエビに有害なため使わない。流通名で買うと同定が確定していない個体が含まれうる点を理解しておく。
グリーンシュリンプについて
緑色の体色で流通する小型の淡水エビ、グリーンシュリンプの特徴や性格、コケ取り能力、飼育難易度やお迎え前に知っておきたい水質管理のポイントをわかりやすく解説します。
グリーンシュリンプをお迎えする前に知っておきたい7つのこと
1水質の急変に弱い
グリーンシュリンプは水質の変化に敏感で、急激なpHや水温の変動があると調子を崩しやすい生体です。立ち上げたばかりの水槽ではなく、生物学的に安定した環境に迎えることが大切です。
2コケ取り能力に優れる
ガラス面や流木、水草の表面に付着した生物膜や藻類を日常的に削り取って食べる習性があります。水槽内の見た目を保つ「お掃除役」として活躍します。
3性格は温和で混泳向き
他の魚やエビを攻撃する性質はほとんどなく、温和な性格をしています。ただし体が小さいため、大型で肉食性の強い魚と同じ水槽に入れると捕食されるおそれがあります。
4色合いに個体差がある
名前の通り緑色の個体が主流ですが、色彩には幅があり、緑以外の色合いの個体が同じ「グリーンシュリンプ」の名前で流通することもあります。色の濃淡や模様を見比べて選ぶ楽しみもあります。
5隠れ家や水草を用意する
脱皮の際は体が柔らかく無防備になるため、物陰に隠れられるレイアウトを好みます。水草や流木、シェルターなどを配置し、落ち着ける場所を作っておきましょう。
6銅を含む薬剤に要注意
エビ類は魚用の薬剤に含まれる銅などの成分に弱く、規定量でも影響を受けることがあります。水槽に薬剤を使用する際は、エビへの影響を確認してから使うようにしましょう。
7水合わせは時間をかけて
水質や水温の急な変化に弱いため、お迎え時は点滴法などでゆっくり時間をかけて水合わせを行うことが重要です。焦らず徐々に新しい水に慣らしてあげましょう。
グリーンシュリンプのよくある質問
- Q.グリーンシュリンプは他の魚と混泳できますか?
- A.温和な性格のため、多くの小型魚とは混泳が可能です。ただし体が小さいので、大型魚や肉食性の強い魚と同じ水槽に入れると捕食されてしまうことがあるため注意しましょう。
- Q.水槽の掃除役として本当に役立ちますか?
- A.ガラス面や流木、水草に付着した生物膜や藻類を日常的に食べるため、コケ対策の一助になります。ただし全てのコケを完全に除去できるわけではなく、水槽の手入れは別途必要です。
- Q.色が緑以外の個体が届くことはありますか?
- A.あります。グリーンシュリンプは体色に個体差があり、緑以外の色合いの個体が同じ名前で流通することもあります。色味は生体ごとに異なる点をあらかじめ理解しておきましょう。
- Q.飼育難易度が中級者向けなのはなぜですか?
- A.水質やpH、水温の急な変化に敏感で、状態を崩しやすい性質があるためです。立ち上げが済み水質が安定した水槽で飼育を始めることが推奨されます。
- Q.主食以外に餌を与える必要はありますか?
- A.基本的には水槽内のコケや生物膜を食べて過ごしますが、それだけでは栄養が不足することもあります。専用のエビ用フードなどで栄養を補うと、より健康的に飼育できます。
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