
古代魚の王様。金色や赤色の大型美魚で観賞価値が極めて高い。水面近くを悠然と泳ぐ姿は圧巻。寿命は20〜30年。成体サイズは60〜90cm。昆虫、甲殻類、小魚、配合飼料。
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属性
アロワナは約2億年前から姿をほとんど変えていない「生きた化石」とも呼ばれる古代魚で、アジア・南米・オーストラリアなど複数の地域に分布しています。なかでも東南アジア原産のアジアアロワナ(スクレロパゲス・フォルモサス)は金龍・紅龍・青龍など多彩な色彩バリエーションを持ち、古来より縁起の良い魚として珍重されてきました。体表を覆う大きくて光沢のある鱗は鎧のような存在感を放ち、水面付近をゆったりと泳ぐ姿は他の魚にはない圧倒的な迫力と美しさを備えています。性格は個体差があるものの概ね縄張り意識が強く、飼育者にはよく慣れる傾向があります。寿命の長さと唯一無二の存在感から、水槽という限られた空間でその雄姿を長年にわたって楽しめることが、熱心なアクアリストをとりこにする最大の魅力といえるでしょう。
1巨大な水槽が必要
成体は60〜90cmに達するため、最低でも幅180cm以上の大型水槽が必要です。幼魚のうちから将来のサイズを見越して水槽を用意しておくことをおすすめします。水槽の重量も200kg以上になるため、床の耐荷重も事前に確認が必要です。
2跳躍事故に注意
アロワナは跳躍力が非常に強く、水槽から飛び出して命を落とすケースが多く報告されています。必ずぴったりと合う蓋(ふた)を用意し、隙間がないよう固定してください。給餌や水換えの際も開放したままにしないよう注意が必要です。
3単独飼育が基本
アロワナは縄張り意識が強く、同種や他の魚を攻撃することがあるため、基本的には単独飼育が推奨されます。混泳させる場合は、アロワナより体格の大きい魚や素早い魚を選び、十分なスペースを確保する必要があります。相性には個体差があるため、慎重に様子を見ながら試みてください。
4水質管理が重要
アロワナは弱酸性〜中性(pH 6.5〜7.5)の軟水を好みます。大型魚のため排泄物も多く、強力なフィルターと定期的な水換えが欠かせません。水質の急変はストレスや病気の原因になるため、換水時は温度・水質を合わせてから行ってください。
5飼育・規制を確認する
アジアアロワナ(シルバーアロワナとは別種)はワシントン条約(CITES)の規制対象であり、適正な証明書なしに売買・輸入することは違法です。購入前に品種と流通経路を必ず確認し、正規のルートで入手してください。規制内容は変わることがあるため、最新情報を確認する習慣をつけてください。
6餌は多様に与える
アロワナは肉食性で、昆虫・甲殻類・小魚・ミミズなどの生き餌を好みます。生き餌だけでは栄養バランスが偏る場合があるため、人工飼料への慣らしも徐々に行うことをおすすめします。1日1〜2回、食べ残しが出ない量を目安に与え、水質悪化を防いでください。
7費用は長期で計算する
アロワナは個体の購入費用だけでなく、大型水槽・強力フィルター・ヒーターなどの設備費用が高額になる傾向があります。また寿命が20〜30年と長いため、電気代・餌代・消耗品代といったランニングコストも長期間にわたって発生します。飼い始める前に総合的なコストを試算しておくことが大切です。
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