サンゴの害虫図鑑|ヒラムシ・ウミウシ・レッドバグの見分けと駆除
サンゴに寄生する害虫の種類・見分け方・駆除方法を解説。AEFW、ゾアンシドスパイダー、モンチポラヌディブランチ、レッドバグなどの特徴と対策をまとめました。サンゴの害虫図鑑|ヒラムシ・ウミウシ・レッドバグの見分けと駆除 サンゴ飼育において、害虫被害は初心者・上級者を問わず避けられないリスクのひとつです。害虫の多くは…

この記事のポイント
サンゴに寄生する害虫の種類・見分け方・駆除方法を解説。AEFW、ゾアンシドスパイダー、モンチポラヌディブランチ、レッドバグなどの特徴と対策をまとめました。サンゴの害虫図鑑|ヒラムシ・ウミウシ・レッドバグの見分けと駆除 サンゴ飼育において、害虫被害は初心者・上級者を問わず避けられないリスクのひとつです。害虫の多くは…
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サンゴの害虫図鑑|ヒラムシ・ウミウシ・レッドバグの見分けと駆除
サンゴ飼育において、害虫被害は初心者・上級者を問わず避けられないリスクのひとつです。害虫の多くは体長数ミリ以下と非常に小さく、導入時に気づかないまま水槽内に持ち込んでしまうケースがほとんどです。発見が遅れると爆発的に増殖し、数週間で大切なサンゴが壊滅することもあります。害虫による食害は、サンゴの病気と対処法で扱うRTN・STNなどの病気とは原因が異なるため、まずは正しく見分けることが対処の第一歩になります。
本記事では、サンゴ水槽で特に被害報告の多い4種類の害虫について、見分け方・駆除方法・予防策を詳しく解説します。どの害虫も「早期発見・早期対処」が被害を最小限に抑えるカギとなります。
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AEFW(Acropora Eating Flatworm)|ミドリイシを狙うヒラムシ
特徴と見分け方
AEFWはミドリイシに寄生するヒラムシの一種で、サンゴ害虫の中でも最も警戒が必要な存在のひとつです。体長は3〜6mm程度ですが、宿主であるミドリイシの色に合わせて体色を変えるため、ひと目では見分けがつきません。茶褐色や黄緑色の個体が多く、サンゴ表面に張り付いていても「ゴミかな?」と見過ごしてしまいがちです。
被害のサインとして最もわかりやすいのが、サンゴ表面に現れる白い斑点状の食痕です。AEFWはサンゴの組織を直接食害するため、食べ跡が白くなり、進行すると組織壊死(RTN・STNに似た症状)が広がります。また、ミドリイシをシェイキングテスト(水中で強く振る)すると、個体が水中に浮き上がってくることがあります。
駆除方法
最も効果的な駆除方法は「Bayer Dip」を使ったディッピング(薬浴)です。希釈したBayer Dipにサンゴを10〜15分間浸けると、成虫を殺傷できます。ただし、卵はディップ剤で除去できないため、1週間おきに3〜4回繰り返すことが不可欠です。卵の孵化サイクルを考慮した継続処置が根絶への近道です。
生物的防除としては、ベラ類(特にコガネキュウセン)がAEFWを捕食することが知られています。ただし水槽サイズやほかの生体との相性を考慮したうえで導入してください。



