サンゴ水槽のドーシング入門|添加剤の種類と使い方
サンゴ水槽で使用する添加剤の種類と役割を解説。2パート液・トレースエレメント・アミノ酸・バクテリア剤の使い方、ドーシングポンプの設定方法を紹介します。サンゴ水槽のドーシングとは?基礎知識から始めよう サンゴの骨格はカルシウムと炭酸塩を主成分とする炭酸カルシウムで構成されています。サンゴが成長するためには、これらの…

この記事のポイント
サンゴ水槽で使用する添加剤の種類と役割を解説。2パート液・トレースエレメント・アミノ酸・バクテリア剤の使い方、ドーシングポンプの設定方法を紹介します。サンゴ水槽のドーシングとは?基礎知識から始めよう サンゴの骨格はカルシウムと炭酸塩を主成分とする炭酸カルシウムで構成されています。サンゴが成長するためには、これらの…
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サンゴ水槽のドーシングとは?基礎知識から始めよう
サンゴの骨格はカルシウムと炭酸塩を主成分とする炭酸カルシウムで構成されています。サンゴが成長するためには、これらの元素を水中から継続的に取り込む必要があります。しかし飼育水槽では水換えだけでは消費量に追いつかず、濃度が徐々に低下していきます。
この不足分を補うために使われるのが「ドーシング(dosing)」と呼ばれる添加剤の定期投与です。特にSPS(小ポリプストーニーコーラル)を複数飼育する水槽では、ミドリイシに代表されるようにカルシウムやKH(炭酸塩硬度)の消費が非常に激しく、ドーシングなしでは水質を安定させることが難しくなります。LPS(大ポリプストーニーコーラル)やソフトコーラルを中心とした水槽でも、ドーシングを取り入れることでサンゴの状態を安定させ、発色や成長を促すことができます。
まずはドーシングの全体像を把握し、自分の水槽に合った方法を選びましょう。
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基本中の基本:2パート液(カルシウム&アルカリニティ)
ドーシングを始めるなら、まず「2パート液」から入るのがスタンダードです。A液(カルシウム液)とB液(アルカリニティ液)の2種類を等量ずつ添加することで、水槽内のカルシウム濃度とKH(炭酸塩硬度)を同時に維持できます。
A液(カルシウム液)
塩化カルシウムを主成分とした液体で、骨格形成に必要なカルシウムイオンを補給します。目標値は一般的に380〜450 ppmとされており、この範囲を外れるとサンゴの成長が鈍ったり、骨格が脆くなったりすることがあります。
B液(アルカリニティ液)
炭酸水素ナトリウムを主成分とし、KHを維持します。目標値は8〜10 dKHが基本です。KHは水のバッファー(緩衝)能力にも関わるため、低下すると急激なpH変動が起きやすくなります。
2パート液を使う際のルール
- A液とB液は必ず等量を添加する:どちらかが過剰になるとイオンバランスが崩れ、白い沈殿物が発生することがあります
