日本産クワガタムシの見分け方|主要10種の特徴と識別ポイント
日本産クワガタムシの見分け方を主要10種で解説します。オオクワガタは大あごの内歯1本、ヒラタクワガタは内歯が複数で体が扁平、ミヤマクワガタは頭部の耳状突起が決め手です。アカアシクワガタは脚の赤さで区別します。

この記事のポイント
日本産クワガタムシの見分け方を主要10種で解説します。オオクワガタは大あごの内歯1本、ヒラタクワガタは内歯が複数で体が扁平、ミヤマクワガタは頭部の耳状突起が決め手です。アカアシクワガタは脚の赤さで区別します。
関連品種
日本には約40種のクワガタムシが生息しており、その中でも飼育や採集の対象として人気の高い種が10種ほどあります。採集した個体や購入を検討している個体の種類を正確に識別することは、適切な飼育方法を選ぶためにも重要です。本記事では、日本産クワガタムシの主要10種について、外見的な識別ポイントを詳しく解説します。
オオクワガタとヒラタクワガタの見分け方
オオクワガタは日本のクワガタの中で最も人気が高い種です。体長はオスで30~75ミリ程度で、大あごは太く内側に1本の大きな内歯(ないし)があるのが特徴です。体色は黒く光沢があり、前胸背板(頭と胴の間の板状の部分)にはっきりとした点刻(細かい凹み)があります。飼育下では80ミリを超える大型個体も作出されており、血統管理された累代個体は高値で取引されることもあります。
ヒラタクワガタはオオクワガタと混同されやすい種ですが、いくつかの明確な違いがあります。ヒラタクワガタの大あごはオオクワガタに比べて細めで、内歯が複数(小さな鋸歯状)あるのが特徴です。体型はその名の通り扁平(ひらべったい)で、横から見るとオオクワガタより薄い体形をしています。また、前胸背板はオオクワガタよりも滑らかで、点刻が少ないです。本土に生息する個体群は本土ヒラタクワガタと呼ばれ、南西諸島産の個体群とは体型や大あごの湾曲に地域差が見られます。
体の厚みを横から比べるのが最も確実な識別方法です。オオクワガタはずんぐりと厚みがあり、ヒラタクワガタは明らかに平たい体をしています。生息環境もやや異なり、オオクワガタは平地~低山帯のクヌギやコナラの洞(うろ)に棲み、ヒラタクワガタはより温暖な地域を好みます。
コクワガタ・スジクワガタ・ネブトクワガタ
コクワガタは日本で最も普通に見られるクワガタで、体長は17~50ミリ程度です。大あごは比較的細く直線的で、中央付近に小さな内歯が1本あります。体色は赤褐色から黒褐色まで変異があり、前胸背板は滑らかです。都市部の公園でも見つかることがあり、初心者が最初に出会うクワガタとして馴染み深い種です。







