クワガタ・カブトムシなど昆虫の飼育・購入で使われる専門用語をわかりやすく解説します
オオヒラタケやカワラタケなどのキノコ菌糸を培地に繁殖させたもの。クワガタの幼虫飼育に使用され、マット飼育より大型個体が育ちやすい。温度管理が重要で、20〜25℃が適温。
広葉樹のおが粉を発酵させた昆虫飼育用の床材。カブトムシの幼虫飼育やクワガタの産卵セットに使用する。一次発酵・二次発酵・完熟など発酵度合いによって用途が異なる。
メスのクワガタが産卵するために使用する朽ち木。コナラやクヌギの材が一般的。水に半日ほど浸けて加水してからマットに埋め込んで使う。材の硬さは種類によって好みが分かれる。
産卵木やマットから幼虫や卵を取り出す作業。産卵セットを組んでから1〜2ヶ月後に行う。材を丁寧に崩して幼虫を傷つけないように注意し、個別の容器に移す。
幼虫が蛹になる前に自分で作る部屋のこと。マットや菌糸を固めて楕円形の空間を作る。蛹室を壊してしまった場合は人工蛹室で代用する。蛹室作成後は容器を動かさないことが重要。
幼虫が蛹になる直前の状態。体がシワシワになり、動かなくなる。前蛹期間は種類によって異なるが、1〜2週間程度。この時期に振動や衝撃を与えると羽化不全の原因になる。
蛹から成虫になる際に翅や体の一部が正常に展開・硬化しない状態。蛹室の崩壊、温度変化、振動、湿度不足などが原因。軽度なら生存可能だが、重度の場合は寿命が短くなることがある。
世代を重ねて繁殖を続けること。F1(第1世代)、F2(第2世代)と表記する。累代が進むと近親交配による弱体化(インブリード)のリスクがあるため、定期的に別血統を導入する。
Wild(野生)の略で、野外で採集された個体のこと。天然個体とも呼ばれる。産地や採集データが付属する場合が多く、ブリーダーが新しい血統を導入する際に重要視される。
Wild F1の略で、WD(野外採集個体)から生まれた第1世代の子のこと。野生個体の遺伝子を直接受け継いでおり、血統的な価値が高いとされる。
Captive Bred F1の略で、飼育下で繁殖された個体の第1世代。CB(飼育下繁殖)と区別して世代管理を行う。累代表記は産地管理とともにブリーダー間の重要な情報。
人の管理下で繁殖された個体。WD(野外採集個体)に対する用語。環境に慣れており扱いやすいが、累代が進みすぎると小型化や奇形のリスクが高まることがある。
昆虫用のゼリー状の餌。樹液に代わる主食として成虫に与える。高タンパクゼリーは産卵前のメスや大型オスのスタミナ補給に効果的。16gカップが一般的なサイズ。
飼育環境の温度を適切に保つこと。多くの国産クワガタは20〜25℃が適温。外国産の高地種はさらに低温を好む。ワインセラーやエアコンで管理するブリーダーが多い。
気温が下がる冬季に活動を停止して休眠状態になること。国産のオオクワガタやコクワガタは冬眠する。マットを厚めに敷き、10℃前後の場所で管理する。春に気温が上がると活動を再開。
羽化後しばらく餌を食べずにじっとしている期間。成熟前の成虫に見られ、種類によって数週間〜数ヶ月続く。この期間に無理に活動させると寿命が短くなることがある。
卵から孵化して成虫になるまでの成長段階。1齢(初齢)・2齢・3齢(終齢)と脱皮を重ねて大きくなる。カブトムシの幼虫期間は約10ヶ月、オオクワガタは1〜2年。
蛹から羽化して完全に成長した個体。体が硬化して活動を始めた状態を「後食開始」と呼ぶ。クワガタの成虫寿命は種類によって数ヶ月〜数年と大きく異なる。
オスとメスを交尾させて次世代を得ること。成熟した個体同士を同居させるか、ハンドペアリングで交尾を確認する。交尾後にメスを産卵セットに投入して産卵させる。
オスとメスの交尾を飼育者が手助けする方法。メスの上にオスを乗せて交尾を誘導する。同居ペアリングに比べてメスへの攻撃リスクが低く、交尾の確認が確実にできるメリットがある。