サンゴがかかりやすい病気と白化の原因・予防法
サンゴの白化・RTN・ブラウンジェリーなど、よくある病気とトラブルの症状・原因・対処法を解説。水質管理と早期発見で大切なサンゴを守りましょう。サンゴは海水水槽の中でもとりわけ繊細な生き物であり、水温・水質・光量のわずかな変化にも敏感に反応します。美しいポリプを長く維持するためには、病気やトラブルの「初期サイン」を…

この記事のポイント
サンゴの白化・RTN・ブラウンジェリーなど、よくある病気とトラブルの症状・原因・対処法を解説。水質管理と早期発見で大切なサンゴを守りましょう。サンゴは海水水槽の中でもとりわけ繊細な生き物であり、水温・水質・光量のわずかな変化にも敏感に反応します。美しいポリプを長く維持するためには、病気やトラブルの「初期サイン」を…
サンゴは海水水槽の中でもとりわけ繊細な生き物であり、水温・水質・光量のわずかな変化にも敏感に反応します。美しいポリプを長く維持するためには、病気やトラブルの「初期サイン」を見逃さない観察眼と、日頃からの予防管理が欠かせません。本記事では、サンゴに多い代表的な疾患とその原因・対処法、そして健康な個体を迎えるためのポイントを詳しく解説します。
サンゴが病気になる主な原因
サンゴのトラブルは、大きく「環境的ストレス」と「病原生物による感染」の2種類に分けられます。
環境的ストレスの代表は水温・水質の急変です。サンゴは体内に褐虫藻(ズーキサンテラ)という共生藻を宿し、光合成によってエネルギーを得ています。水温が28℃を超えたり、アルカリ度(ALK)・カルシウム(Ca)・マグネシウム(Mg)といった三大パラメーターが大きく乱れると、褐虫藻がサンゴから離脱してしまいます。これが白化の直接的なメカニズムです。
一方、病原生物による感染では、細菌・寄生虫・プロトズアンなどが関与します。新しく購入した生体やライブロックを検疫なしに主水槽へ導入すると、見えない病原体を持ち込むリスクが高まります。健康そうに見えても、環境の変化でストレスがかかった際に症状が一気に表面化するケースも少なくありません。
代表的な病気・トラブルと対処法
白化(ブリーチング)
白化はサンゴ飼育でもっともよく見られるトラブルです。体色が抜けてベージュや白になり、骨格が透けて見えるようになります。軽度であれば水温を25〜26℃に戻し、換水頻度を上げることで褐虫藻が自然回復することもあります。ただし白化状態が2週間以上続くと体力が極端に低下し、最終的には死に至ることも多いため、早期対処が肝心です。
- 主な原因: 水温上昇(28℃超)、強すぎる光、pH・ALKの急変
- 対処法: 水温の安定(25〜26℃)、換水量を通常の1.5〜2倍に増量、照明時間の見直し