サンゴの種類と選び方ガイド
ソフトコーラル・LPS・SPSの違いから、飼育難易度別のおすすめ種、購入時のチェックポイントまで。サンゴ選びに迷ったらまず読みたい総合ガイド。サンゴの3大分類を知ろう サンゴは大きく「ソフトコーラル」「LPS(大型ポリプ石サンゴ)」「SPS(小型ポリプ石サンゴ)」の3グループに分類されます。

この記事のポイント
ソフトコーラル・LPS・SPSの違いから、飼育難易度別のおすすめ種、購入時のチェックポイントまで。サンゴ選びに迷ったらまず読みたい総合ガイド。サンゴの3大分類を知ろう サンゴは大きく「ソフトコーラル」「LPS(大型ポリプ石サンゴ)」「SPS(小型ポリプ石サンゴ)」の3グループに分類されます。
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サンゴの3大分類を知ろう
サンゴは大きく「ソフトコーラル」「LPS(大型ポリプ石サンゴ)」「SPS(小型ポリプ石サンゴ)」の3グループに分類されます。それぞれ飼育難易度・必要な光量・水質への要求が大きく異なるため、まず自分の水槽環境や経験レベルと照らし合わせてグループを理解することが、失敗しないサンゴ選びの第一歩です。サンゴ飼育全般の基礎は【初心者向け】サンゴ飼育の始め方完全ガイドで解説しています。
ソフトコーラル(軟質サンゴ)
骨格を持たない柔らかいサンゴで、水流に合わせてゆらゆらと揺れる姿が水槽に動きを与えます。光量・水質への適応力が高く、3グループの中で最も飼育しやすいため、マリンアクアリウム入門に最適です。
マメスナギンチャクはカラーバリエーションが豊富で、コレクション性も高い人気種です。スターポリプは成長が早く、ライブロックを緑のじゅうたんで覆う景観が楽しめます。初心者向けのおすすめ5種は初心者におすすめのサンゴ5選もご覧ください。
LPS(大型ポリプ石サンゴ)
硬い炭酸カルシウムの骨格を持ちながら、大きく肉厚なポリプが特徴的なサンゴです。ソフトコーラルより水質の安定が必要になりますが、華やかな色彩と存在感のある形で水槽の主役になれます。適度な水流と安定した栄養塩管理ができれば、初中級者でも十分に楽しめます。
ナガレハナサンゴは長く伸びる触手が水流になびく姿が美しく、LPSの中でも特に人気があります。ただし他のサンゴに触れると毒の強い触手(スイーパー触手)を伸ばすため、配置に注意が必要です。SPSとLPSの違いをより詳しく比較したSPS vs LPS どちらから始める?特徴・難易度・費用の徹底比較もあわせてご覧ください。
SPS(小型ポリプ石サンゴ)
ミドリイシに代表される、緻密な骨格と無数の小さなポリプが特徴のサンゴです。高い光量・低い栄養塩・安定したアルカリ度とカルシウム濃度が求められ、3グループの中で最も飼育難易度が高くなります。その分、色彩の美しさと多様性は格別で、上級者が追い求めるコレクターズアイテムです。
- 代表種: ミドリイシ(アクロポラ)、コモンサンゴ、ハナヤサイサンゴ、ショウガサンゴ、ポキロポラ
- 飼育難易度: 上級者向け
- 必要な光量: 高い(高出力LEDや蛍光灯が必要)
- 価格帯: 5,000〜50,000円以上
ハイグレードのミドリイシは数万円から数十万円の値段がつくこともあります。まず安価なフラグ(断片)から始め、水槽環境との相性を確認してから母体サイズへステップアップするのが賢明です。フラグ取引の基礎はサンゴのフラグ(断片)取引の基礎知識で詳しく解説しています。
飼育レベル別おすすめステップアップルート
サンゴ飼育で挫折しないためには、自分の経験値に合ったグループから始めることが重要です。
【初心者】まずはソフトコーラルから マメスナギンチャクやスターポリプは水質変動への耐性が高く、多少のミスをカバーしてくれます。まず3〜6か月かけて水槽の安定を確認しましょう。比較的安価なので、複数種をレイアウトしながら水槽全体のバランスを学ぶのにも向いています。
【中級者】LPSで水質管理を磨く ソフトコーラルが安定して開いている水槽なら、LPSへの挑戦が可能です。栄養塩(硝酸塩・リン酸塩)の定期測定と管理が習慣化されていることが条件です。ハナガタサンゴやオオバナサンゴは比較的丈夫なLPSで、ステップアップの入口として最適です。
【上級者】SPSで理想の水槽を目指す SPSを長期飼育するには、水質の精密なコントロールと高品質な照明が不可欠です。KH(炭酸塩硬度)・カルシウム・マグネシウムを定期的に測定・補給する体制を整えてから導入しましょう。2026年現在、国内でのSPSブリードも盛んになり、環境に馴化した個体が増えています。サンゴの増殖・株分けについてはサンゴの増殖・株分け・フラグ作成の基礎も参考にしてください。
購入前に確認したい5つのチェックポイント
健康なサンゴを選ぶためには、見た目だけでなく状態を細かく確認することが大切です。
- ポリプの開き具合 — ポリプがしっかり展開している個体を選びましょう。縮んだまま開かない個体はストレスを受けている可能性があります。
- 色の鮮やかさ — 全体的に褐色が強すぎる(褐虫藻過多)、または白っぽくなっている(白化の初期)個体は避けましょう。本来の発色が出ている個体が理想です。
- 土台・骨格の状態 — フラグや底面に藻類が繁茂していたり、骨格が崩れていたりする個体は健全ではない可能性があります。
- ブリーダーの飼育環境 — 水温・比重・光量・栄養塩レベルを事前に確認し、自分の水槽環境と近いほど移行時のストレスが少なくなります。環境差が大きいほど、導入後のトラブルリスクが上がります。
- フラグか母体か — フラグ(カット断片をプラグに固定したもの)は価格が低く始めやすい反面、成長に時間がかかります。母体サイズは即戦力ですが価格は高め。目的と予算で選びましょう。
サンゴ飼育の基本環境を整えよう
どのグループのサンゴを飼育するにせよ、以下の基本環境は共通して重要です。
- 比重: 1.023〜1.025(海水魚よりやや高め)
- 水温: 24〜26℃(急激な変動を避ける)
- pH: 8.1〜8.3
- 硝酸塩: できるだけ低く(SPSは10ppm以下が望ましい)
- プロテインスキマー: 有機物を除去するために必須アイテム
- 照明: サンゴの種類に合わせたスペクトルと光量のLEDを選ぶ
特に初心者が見落としがちなのが「水合わせ」です。購入したサンゴをすぐ水槽に入れず、点滴法などでゆっくり水質を合わせてから導入することで、環境変化によるダメージを最小限に抑えられます。夏・冬の温度管理についてはサンゴ水槽の夏越し・温度管理対策およびサンゴ水槽の冬越し・保温管理対策も参考にしてください。
ブリちょくの安心・安全な仕組み
サンゴを購入する際に最も重要なのは、「売り手が実際にどんな環境で飼育しているか」を知ることです。ショップでは聞きにくいことも、ブリーダー直販なら直接確認できます。
ブリちょくでは、サンゴブリーダーに対して飼育水質・照明環境・給餌方法・発送方法など、気になることを購入前にメッセージで質問できます。ブリーダー自身が愛情をもって育てた個体の状態や、自分の水槽環境との相性を納得したうえで購入を決められるのが、ブリーダー直販の最大のメリットです。
また、希少なカラーのミドリイシや国内ブリードのソフトコーラルなど、一般のショップでは入手しにくい個体に出会えるのもブリちょくの魅力のひとつ。初めてのサンゴ購入から上級者のコレクション探しまで、幅広いニーズに応える出品が揃っています。月々のランニングコストはサンゴの飼育費用はいくら?月々のランニングコストを解説でご確認ください。健康な個体を安心して迎えるために、ぜひブリちょくを活用してみてください。







