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燕は、リアルロングフィンとスワローという2つの特徴的な形質を併せ持つ、ブラック体色のヒカリ体型メダカです。ヒレが優雅に伸びる姿が最大の魅力で、泳ぐたびにベールのようなヒレがゆったりとなびきます。2023年に箱崎嵩氏が作出し、日本メダカ協会の認定新品種第三十八号として登録された比較的新しい品種です。体色や体型の特性上、飼育にはある程度の経験が求められる上級者向けの品種とされています。成体でも最大約4cmとコンパクトで、じっくり泳ぐ姿を眺めて楽しむのに向いています。希少性の高い形質を持つため、繁殖や累代飼育に挑戦したいメダカ愛好家からも注目されている品種です。
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燕の基本データ
- 飼育難易度
- 上級者向け
- 寿命
- 2〜3年
- サイズ
- 最大約4cm(標準体長)
- 適正温度
- 18〜28℃
- 食事
- 人工飼料、グリーンウォーター
- 光量・照明
- 伸長したヒレの形は横見でよく分かり、背地反応しない黒い体色は白い容器で際立つ。改良メダカWEB図鑑は屋外飼育を勧めており、夏場は直射日光で水温が上がりすぎるため、よしずで半分影を作るなどの対策を挙げている。
- 給餌・栄養
- 市販の人工飼料を基本とし、数分で食べ切る量を与える。食べ残しは腐敗して水質悪化につながるため量を調整する。稚魚の育成には植物プランクトンが発生したグリーンウォーターが適する。
- 水温・水質
- 飼育水は弱酸性から弱アルカリ性の範囲が理想とされ、飼育を続けるにつれて酸性に傾く。水換えは週に1回程度が目安で、水温やpHが急に変わると体調を崩すため、導入時は容器ごと浮かべる水合わせを行う。FishBase はニホンメダカの生息水質を pH 7.0〜8.0、硬度 9〜19 dH と記録している。
- 混泳・相性
- 伸長したヒレは障害物や過密環境で傷みやすいため、容器内はすっきりさせて余裕のある匹数で飼育する。温和で群れで泳ぐ魚であり、同じ品種でまとめて飼育するのが基本。水量1リットルにつき1匹が過密を避ける目安で、過密飼育は成長不良や繁殖率の低下、酸欠や水質悪化を招く。
- 繁殖
- 作出時の記録では、スワローの固定率は累代により90%程度、リアルロングフィンとスワローの両発現は50〜60%程度とされている。屋外では水温18℃以上、日照12〜13時間以上の条件がそろう4月頃から10月頃までが産卵期となる。室内で通年繁殖させる場合は水温25〜28℃、照明13時間以上が目安。卵は積算温度250℃日で孵化し、水温25℃なら約10日かかる。
- 健康・注意点
- 伸長したヒレは障害物や過密環境で傷みやすいため、容器内はすっきりさせて余裕のある匹数で飼育する。リアルロングフィンとスワローの両方が発現する個体の割合は50〜60%程度とされ、選別には数が必要になる。
燕について
燕は、リアルロングフィンとスワローが融合したブラック体色のヒカリ体型メダカ。2023年作出・認定新品種第三十八号の希少品種で、優雅なヒレが特徴。
燕をお迎えする前に知っておきたい7つのこと
1上級者向けの品種特性
燕は複数の希少形質を併せ持つため、上級者向けとされる品種です。体色や体型の管理には基本的なメダカ飼育の知識と経験があることが望ましいでしょう。初めてメダカを飼う方は、まず基本種で飼育に慣れてから迎えることをおすすめします。
2ヒレの美しさが最大の魅力
リアルロングフィンとスワローが組み合わさることで、優雅に伸びるヒレが生まれます。泳ぐたびにヒレがなびく姿は観賞価値が高く、上から眺める上見・横から眺める横見のどちらでも楽しめます。
3体色は背地反応なし
燕は背地反応がなく、水槽の底砂の色に関わらず体色が一定に保たれます。ブラック体色の濃さを安定して楽しめる一方、環境による色の変化を期待する飼育法には向きません。
4ヒレへの配慮ある水槽設計
ロングフィンとスワローの長く伸びたヒレは、鋭利な装飾物や粗い底砂で傷つきやすい傾向があります。角の丸いレイアウト用品を選び、他のメダカとの過密飼育を避けるとヒレへの負担を減らせます。
5最大4cmのコンパクトな体長
成体でも最大約4cm(標準体長)とコンパクトで、小型の水槽やビオトープでも飼育しやすいサイズです。ヒレの分だけ全長は長く見えますが、体そのものは他のメダカ品種と同程度です。
6累代・繁殖への挑戦しがい
希少な形質の組み合わせを持つため、累代飼育では形質の維持に注意が必要です。繁殖に挑戦する際は、遺伝的な形質の出方を観察しながら選別を重ねる楽しみがあります。
7お迎え前の環境準備
お迎え前に水槽の水質を安定させ、水合わせをゆっくり行うことが大切です。ヒレの長い品種は水流の強い環境を苦手とする傾向があるため、穏やかな水流を心がけると落ち着いて過ごせます。
燕のよくある質問
- Q.燕は初心者でも飼育できますか?
- A.燕は上級者向けとされる品種です。複数の希少形質を持つため、基本的なメダカ飼育の経験を積んでから迎えることをおすすめします。
- Q.燕はCITESの対象になりますか?
- A.燕はCITESの対象外です。
- Q.燕はどのくらいの大きさになりますか?
- A.成体でも最大約4cm(標準体長)とコンパクトなサイズです。ヒレが長い分、見た目の全長はやや長く感じられます。
- Q.燕のヒレはどんな特徴がありますか?
- A.リアルロングフィンとスワローの2つの形質が組み合わさり、優雅に伸びるヒレを持ちます。泳ぐ姿の観賞価値が高い一方、傷つきやすいため水槽内の装飾物には配慮が必要です。
- Q.燕の体色は水槽の環境で変わりますか?
- A.燕は背地反応がないため、底砂の色などの環境によって体色が変わることはありません。ブラック体色を安定して楽しめます。
燕飼育に役立つ便利ツール
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