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天河(てんが)は、背ビレを持たない「マルコ」の体型に、輝く青いラメと体を包むような体外光をまとった改良メダカです。2013年に中里良則氏が流星と青ラメ幹之(星河)を交配して作出し、天の川を意味する古語にちなんで名付けられました。背ビレがない分、体側のラメと光の輪郭がすっきりと際立ち、上から見ても横から見ても表情豊かな姿を楽しめます。飼育には基礎知識が必要な中級者向けの品種ですが、その分だけ育てる過程にも愛着が湧きやすく、成長とともに色合いや輝きが変化していく様子を観察する楽しみがあります。標準体長で最大約4cmほどに成長し、水槽でも屋外のビオトープでも存在感のある一匹です。
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天河の基本データ
- 飼育難易度
- 中級者向け
- 寿命
- 2〜3年
- サイズ
- 最大約4cm(標準体長)
- 適正温度
- 18〜28℃
- 食事
- 人工飼料、グリーンウォーター
- 光量・照明
- 背ビレが無く光が途切れないため、上から見たときに一筋の光として観賞できる。黒い容器での上見飼育が向く。屋外では夏場の水温上昇に注意する。
- 給餌・栄養
- 市販の人工飼料を基本とし、数分で食べ切る量を与える。食べ残しは腐敗して水質悪化につながるため量を調整する。稚魚の育成には植物プランクトンが発生したグリーンウォーターが適する。
- 水温・水質
- 飼育水は弱酸性から弱アルカリ性の範囲が理想とされ、飼育を続けるにつれて酸性に傾く。水換えは週に1回程度が目安で、水温やpHが急に変わると体調を崩すため、導入時は容器ごと浮かべる水合わせを行う。FishBase はニホンメダカの生息水質を pH 7.0〜8.0、硬度 9〜19 dH と記録している。
- 混泳・相性
- 温和で群れで泳ぐ魚であり、同じ品種でまとめて飼育するのが基本。水量1リットルにつき1匹が過密を避ける目安で、過密飼育は成長不良や繁殖率の低下、酸欠や水質悪化を招く。
- 繁殖
- 屋外では水温18℃以上、日照12〜13時間以上の条件がそろう4月頃から10月頃までが産卵期となる。室内で通年繁殖させる場合は水温25〜28℃、照明13時間以上が目安。卵は積算温度250℃日で孵化し、水温25℃なら約10日かかる。
- 健康・注意点
- マルコは背ビレが無い形質で、近年は固定率も高くなっている。ラメは透明鱗性には発現しない。屋外飼育では冬季に水温が下がると活動が鈍り、水底で越冬する。春に日中の水温が10℃を超えると活動を再開する。体調を崩した個体には0.3〜0.5%の塩水浴が用いられ、その際の水温は28℃程度までとする。
天河について
天河は、背ビレのないマルコ体型に青いラメと体外光をまとう改良メダカ。2013年作出、天の川にちなむ名を持つ中級者向け品種で、成体は標準体長で最大約4cmに成長します。
天河をお迎えする前に知っておきたい7つのこと
1マルコ体型と背ビレ欠失
背ビレを持たないマルコ体型が天河の大きな特徴です。体型的な特徴であり他の機能に影響するものではありませんが、繁殖時はマルコ同士やマルコ形質を持つ相手と組み合わせると、体型の傾向を安定させやすくなります。
2青ラメと体外光の魅力
体側に散らばる青いラメと、体を包み込むように広がる体外光が天河の見どころです。光の入り方や色の濃淡には個体差があるため、お迎え前に実際の写真や動画で色味を確認しておくと安心です。
3中級者向けの飼育難易度
天河は中級者向けとされる品種で、水質・水温管理やラメ・体外光を美しく保つための基礎知識があるとより安心して飼育できます。メダカ飼育の経験がまだ浅い場合は、丈夫な品種で基本を覚えてから挑戦するのも一つの方法です。
4水質管理の基本
急激な水質や水温の変化に弱いため、水換えは少量ずつこまめに行い、新しい水は温度を合わせてから足すことが基本です。フィルターや底床の状態も定期的に確認し、汚れをためすぎないようにしましょう。
5日照とラメの発色
体外光やラメの発色は日照条件によって変化しやすいと言われています。屋外飼育や十分な光量を確保できる環境では、色や輝きの乗り方をより楽しみやすくなります。
6混泳相手の選び方
マルコ体型は背ビレがない分泳ぎ方が独特で、動きの速い品種や気の荒い魚と一緒にすると隠れがちになることがあります。体格が近くおとなしいメダカと組み合わせると、天河本来の泳ぎや姿を観察しやすくなります。
7お迎え前の準備
迎え入れる前に水槽やビオトープの水を数日かけて立ち上げ、水質を安定させておくことが大切です。到着後は水合わせをゆっくり行い、環境の変化によるストレスを抑えるようにしましょう。
天河のよくある質問
- Q.天河は初心者でも飼育できますか?
- A.天河は中級者向けとされる品種です。メダカ飼育の基本を身につけてから挑戦すると、ラメや体外光の美しさを保ちやすくなります。
- Q.天河の背ビレがないのは病気ですか?
- A.背ビレがないのは病気ではなく、マルコと呼ばれる体型の特徴です。天河はこのマルコの形質を持つ品種として作出されています。
- Q.天河はどのくらいの大きさになりますか?
- A.標準体長で最大約4cmほどに成長します。個体によって成長のスピードや最終的な大きさには差があります。
- Q.天河の飼育で特に気をつけることは?
- A.急激な水質・水温変化を避け、こまめな水換えを心がけることが大切です。ラメや体外光を美しく保つには、日照条件にも配慮するとよいでしょう。
- Q.天河はCITESの対象になりますか?
- A.天河はCITESの対象外です。
天河飼育に役立つ便利ツール
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