
出典: Wikimedia Commons
Amaurodes passerinii
クリーム色の前胸背板に太い黒条が走り、黒い上翅に赤褐色の丸い斑点が散るアフリカ産のハナムグリ。幼虫の共食い性が非常に強く、孵化したらすぐに1頭ずつ分けて管理する必要がある。
パッセリニハナムグリ(Amaurodes passerinii)は東アフリカを中心に分布するハナムグリで、Ben's Beetle Breeding Pages はタンザニア産として扱っている。GBIF に登録された Amaurodes 属の標本記録は南アフリカ96件・マラウイ40件・タンザニア28件が中心で、東アフリカから南部アフリカにかけて分布する。同ページによれば累代は比較的容易で、メスは通常の床材に産卵し、やや乾いた落葉層で良い結果が得られる。ただし幼虫の共食い性が非常に強く、孵化したらすぐに分ける必要がある。通常の床材だけで育てると小型の成虫になり、大型個体を得るにはタンパク質の添加が要る。かつてはキャットフードが使われたが、近年は蚕の粉末やカゼインで良好な結果が出ている。大英自然史博物館がタンザニア・ングル山地産として公開する標本写真では、クリーム色の前胸背板に太い黒条が入り、黒い上翅に赤褐色の丸い斑点が並ぶ。亜種 linnei と nigricans が知られる。
Source: beetlebreeding.ch
パッセリニハナムグリの寿命は成虫3〜6ヶ月です。
原産地
東アフリカ〜南部アフリカ(タンザニア・マラウイ・ジンバブエ・ザンビア・モザンビーク・南アフリカ)
寿命
成虫3〜6ヶ月
適温
20〜28℃
湿度
60〜80%
成虫は果実と昆虫ゼリー、幼虫は落葉主体の床材とタンパク質添加
産卵床はやや乾かし気味の落葉層で良い結果が得られるとされ、過湿を避けるのが要点になる。
出典: Ben's Beetle Breeding Pages「Amaurodes passerini linnei」(タンザニア産・累代は比較的容易・やや乾いた落葉層・幼虫は強い共食い性・タンパク質添加で大型化) / Ben's Beetle Breeding Pages「Amaurodes passerini nigricans」(1990年代末に欧州の飼育系統が絶えたとみられる亜種) / Catalogue of Life「Amaurodes (Amaurodes) passerinii (Westwood, 1843)」(有効名と記載者・年) / GBIF 標本記録(Amaurodes 属、国別件数) / Wikimedia Commons「Amaurodes passerinii Westwood, 1844」(大英自然史博物館の標本写真。タンザニア・ングル山地産、前胸背板と上翅の色彩)
編集・データ検証: ブリちょく編集部
本ページの分類・規制・飼育データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。
参考にした一次情報
学名(受理名): Amaurodes passerinii (Westwood, 1843)
別名(シノニム): Ceratorhina (Amaurodes) passerinii Westwood, 1843
学名・命名者・シノニムは世界の分類学権威データベースに準拠。
植物防疫法: コガネムシ上科(カブトムシ・クワガタムシ・ハナムグリ等)の生きた個体を輸入する際は、外来生物法に基づき輸出国政府機関等が発行する種類名証明書の添付が必要(輸入港は成田・中部・関西・福岡・鹿児島の各空港に限定)。本種自体は特定外来生物ではなく、証明書の添付により輸入可能。
出典: 環境省 外来生物法「コガネムシ上科に含まれる生きた昆虫を輸入される方へ」 / CITES 附属書(checklist.cites.org)
規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。
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メスは通常のハナムグリ用床材に産卵する。幼虫は共食い性が非常に強いため、孵化したらすぐに1頭ずつ分ける。通常の床材だけでは小型の成虫にしかならず、大型個体を狙うには蚕の粉末やカゼインなどのタンパク質を加える。共食いしない他種の幼虫を餌として入れる方法は、ダニやカビのリスクが低いとされる。
幼虫は必ず単独飼育とする。成虫もオス同士が争うため、ペアリング以外では分けて管理する。
亜種 nigricans は1990年代末に欧州の飼育系統が途絶えたとみられており、系統の維持は容易ではない。
幼虫に与えるタンパク質はカビとダニを招きやすいので、食べ残しを容器内に残さない。輸入時はコガネムシ上科の生きた昆虫として種類名証明書の添付が必要になる。亜種が複数あるため、産地の異なる個体を掛け合わせない。
中級者向け。中級者向けの品種です。ある程度の飼育経験と環境管理の知識が求められます。温度や湿度の管理に注意が必要です。
パッセリニハナムグリの平均寿命は成虫3〜6ヶ月です。適切な飼育環境と栄養管理により、長く健康に育てることができます。
パッセリニハナムグリの食性は「成虫は果実と昆虫ゼリー、幼虫は落葉主体の床材とタンパク質添加」です。バランスの良い食事と適切な給餌頻度を心がけましょう。
パッセリニハナムグリの価格は血統・サイズ・累代や雌雄により大きく異なります。最新の相場情報はブリちょくの相場ページをご確認ください。
最終更新: 2026年9月17日