フンコロガシ・コプリス属の飼育と繁殖ガイド|糞虫の不思議な生態を楽しむ
フンコロガシ・コプリス属などの糞虫(スカラベ)の飼育・繁殖方法を解説。糞球の作り方・親虫の育て方・幼虫管理まで、独特な生態を持つ糞虫の飼育を分かりやすく紹介します。フンコロガシ・糞虫(スカラベ)とはどんな昆虫か フンコロガシをはじめとする糞虫(ふんちゅう)は、甲虫目コガネムシ科スカラベ亜科(Scarabaeina…

この記事のポイント
フンコロガシ・コプリス属などの糞虫(スカラベ)の飼育・繁殖方法を解説。糞球の作り方・親虫の育て方・幼虫管理まで、独特な生態を持つ糞虫の飼育を分かりやすく紹介します。フンコロガシ・糞虫(スカラベ)とはどんな昆虫か フンコロガシをはじめとする糞虫(ふんちゅう)は、甲虫目コガネムシ科スカラベ亜科(Scarabaeina…
関連品種
フンコロガシ・糞虫(スカラベ)とはどんな昆虫か
フンコロガシをはじめとする糞虫(ふんちゅう)は、甲虫目コガネムシ科スカラベ亜科(Scarabaeinae)に属する昆虫の総称です。古代エジプトではスカラベ(甲虫)として神聖視されていたことで有名です。
糞虫は哺乳類・鳥類・爬虫類などの糞を食料・産卵床として利用する独特の生態を持ちます。糞を球状に丸めて転がすフンコロガシ(Scarabaeus sacer等)の行動はとくに有名ですが、日本に生息するコプリス属(Copris)も糞の中に幼虫の部屋(糞球)を作る「球虫」の仲間です。
飼育対象として流通しているのは主に日本産のコプリス・コルヌトゥス(コブナシコプリス)やアジア産のコプリス・オリエンタリスなどです。独特な親虫の子育て行動(育虫行動)が観察でき、昆虫の不思議な生態を体験できる魅力的な種類です。
必要な飼育設備
飼育ケース
コプリス属は地中に坑道を掘って生活するため、深さのある飼育ケースが必要です。
- サイズ: 幅30cm × 奥行20cm × 高さ30cm 以上
- 素材: プラスチック製の爬虫類用ケース・昆虫用深型コンテナ
- 蓋: 通気性のある網蓋(逃げ出し防止)
底床(産卵・幼虫育成用)
コプリス属の幼虫は糞の中で育つため、底床に新鮮な糞を含む土を使います。
理想的な底床の作り方: 1. 腐葉土(または発酵マット)と草食動物(ウシ・ウマ・ヤギ)の乾燥糞を4:1の割合で混合 2. 霧吹きで適度に湿らせる(握ると固まる程度) 3. 深さ15〜20cm以上充填
代用できるもの: 市販の「カブトムシ用発酵マット」に、ペットショップで入手できる草食動物用の乾燥糞(ウサギ・チンチラの糞が入手しやすい)を混合すると代用できます。
