
出典: Wikimedia Commons
Odontolabis cuvera
ツヤクワガタ属の基準種で、黒い体の上翅外縁に幅広い橙色の縁取りが入る。オスの大顎は大きさの異なる三型に分かれ、クワガタムシ科で三型が記載された数少ない種の一つである。大陸部に広く分布する。
クベラツヤクワガタ(Odontolabis cuvera)はツヤクワガタ属の基準種で、ブータン、中国、インド、ラオス、ミャンマー、ネパール、タイ、ベトナムに分布する。地色は黒く、上翅の外縁に幅広い橙色の縁取りが入るのが特徴で、メスも同じ体色だが長い大顎をもたない。種小名はヒマラヤに住むとされる富の神クベーラに由来する。オスの大顎には大きさの異なる三つの型があり、これは条件に応じた繁殖戦略と考えられている。クワガタムシ科でこの三型が記載された種は2017年時点で本種とコクワガタの2種だけである。メスは腐葉土の堆積した床材や朽木に産卵し、幼虫は自ら掘った坑道系にとどまって数年かけて腐朽材を食べて育つ。属としては東南アジア島嶼部を中心に分布するが、本種は大陸部に広がる種である。
Source: Wikipedia (CC BY-SA 4.0)
クベラツヤクワガタの成体サイズはオス43〜90mm、メス41〜51mm(飼育レコードは原名亜種77.6mm、亜種 sinensis 87.4mm)です。
体長は大顎を含めてオスが43mmから90mm、メスが41mmから51mmである。亜種 sinensis では上翅がほぼ完全に黒くなり、橙色の縁取りはごく狭く、体長は80mm程度に達する。
原産地
ブータン、中国、インド、ラオス、ミャンマー、ネパール、タイ、ベトナム
寿命
成虫は数か月程度
サイズ
オス43〜90mm、メス41〜51mm(飼育レコードは原名亜種77.6mm、亜種 sinensis 87.4mm)
適温
20〜28℃
湿度
60〜80%
成虫は広葉樹の発酵した樹液と昆虫ゼリー、幼虫は半土化した腐植質
飼育レコード(♂)
77.6 mm
野外レコード(♂)
80 mm
記録出典: BE-KUWA 2025年度版 外国産クワガタムシの飼育レコード個体(クヴェラ 原名亜種 飼育77.6mm 井上健次 2024年登録、野外80.0mm、予想体長84mm。亜種 alticola 飼育83.5mm 2025年、亜種 sinensis 飼育87.4mm 2017年)
代表的な産地(ロカリティ)
産地別亜種
累代コードの見方
編集・データ検証: ブリちょく編集部
本ページの分類・規制・飼育データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。
学名(受理名): Odontolabis cuvera Hope, 1842
別名(シノニム): Odontolabis cuvera cuvera, Odontolabis cuvera fallaciosa, Odontolabis cuvera sinensis
典拠データベース: GBIF
学名・命名者・シノニムは世界の分類学権威データベースに準拠。
植物防疫法: コガネムシ上科(カブトムシ・クワガタムシ・ハナムグリ等)の生きた個体を輸入する際は、外来生物法に基づき輸出国政府機関等が発行する種類名証明書の添付が必要(輸入港は成田・中部・関西・福岡・鹿児島の各空港に限定)。本種自体は特定外来生物ではなく、証明書の添付により輸入可能。
出典: 環境省 外来生物法「コガネムシ上科に含まれる生きた昆虫を輸入される方へ」 / CITES 附属書(checklist.cites.org)
規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。
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本種について公表された飼育温度・湿度の数値が確認できないため、具体的な数値は示さない。ツヤクワガタ属は成虫も幼虫も耐寒能力が低く、日本本土以北の冬季の気温では生存できないとされる。マットは手で握って固まる程度の水分を保つ。
メスは腐葉土の堆積した床材や朽木に産卵する。幼虫は自ら掘った坑道系にとどまり、数年かけて腐朽材を食べて育つ。属としては幼虫の餌に使い古したマットへ菌糸カスを混ぜたものや、窒素分の豊富なカブトマットが用いられる。飼育レコードは原名亜種で77.6mm、亜種 sinensis で87.4mmである。
ツヤクワガタ属のオスは気性が荒く闘争心が強い種が多く、気の合わないメスを殺してしまうこともある。多頭飼育は厳禁で、単独飼育が基本になる。幼虫も腐植質の中に作った坑道空間を縄張りとして侵入者を攻撃するため、個別に管理する。
属としては孵化から蛹化までに1年から2年かかり、成虫の寿命は数か月程度である。活動開始後1か月半ほど過ぎた個体は、以降、付節や触角の壊死欠落が急速に進行するとされる。
亜種が8つ記載されており、流通名「ファリアシオサ」にあたるのは中国・ラオス・タイ・ベトナム産の亜種 fallaciosa である。産地の異なる亜種を交ぜないこと。コガネムシ上科の生きた昆虫の輸入には種類名証明書が要る。
中級者向け。中級者向けの品種です。ある程度の飼育経験と環境管理の知識が求められます。温度や湿度の管理に注意が必要です。
クベラツヤクワガタの成体サイズはオス43〜90mm、メス41〜51mm(飼育レコードは原名亜種77.6mm、亜種 sinensis 87.4mm)です。飼育環境や個体差により多少前後します。
クベラツヤクワガタの食性は「成虫は広葉樹の発酵した樹液と昆虫ゼリー、幼虫は半土化した腐植質」です。バランスの良い食事と適切な給餌頻度を心がけましょう。
クベラツヤクワガタの価格は血統・サイズ・累代や雌雄により大きく異なります。最新の相場情報はブリちょくの相場ページをご確認ください。
最終更新: 2026年9月16日