爬虫類を初めて飼う人が陥りやすい失敗を7つ紹介。温度管理ミス・UVB不足・餌の与えすぎ・脱皮不全の放置など、よくある失敗とその対策を解説します。
この記事のポイント
爬虫類を初めて飼う人が陥りやすい失敗を7つ紹介。温度管理ミス・UVB不足・餌の与えすぎ・脱皮不全の放置など、よくある失敗とその対策を解説します。
爬虫類はその独特の魅力から年々飼育人口が増えていますが、犬や猫とは管理方法が大きく異なるため、初めて飼う方が失敗しやすいポイントがいくつかあります。この記事では、よくある失敗7選とその対策を詳しく解説します。
爬虫類は変温動物であり、体温を自分で調節できません。温度が低すぎると消化不良・免疫低下・拒食が起こり、高すぎると熱中症で死に至ることもあります。
よくあるパターン - サーモスタットを使わずにヒーターを直結する - ケージの温度を一か所だけ計測し、全体温度の偏りを把握していない - 夏場のエアコン管理を忘れ、ケージが過熱する
対策 - サーモスタットを必ず使用し、上限温度を設定する - デジタル温度計をホットスポット・クールスポットの両方に設置する - 夏場はエアコンをフル活用し、30℃を超えないよう注意する
フトアゴヒゲトカゲやカメレオンなど昼行性の爬虫類にとって、UVBは必須栄養素(ビタミンD3)の合成に不可欠です。UVBが不足するとMBD(代謝性骨疾患)を発症し、骨が変形したり歩行が困難になることがあります。
よくあるパターン - 「なくても大丈夫だろう」と省略する - UVBランプをガラス越しに設置する(UVBはガラスを透過しない) - ランプの交換時期を過ぎても使い続ける(見た目は点いていてもUVBは出ていない)
対策 - 昼行性の種類にはUVBランプを必ず設置する(直接照射できる位置に) - ランプは6〜12ヶ月で交換を目安にする - カルシウムサプリ+UVBで二重対策をとる
爬虫類は犬猫ほど食欲旺盛ではありません。特にアダルト個体に毎日給餌すると肥満になりやすく、内臓疾患の原因になります。逆に幼体に給餌量が不足すると成長不良を引き起こします。
よくあるパターン - 食べ残しを気にして毎日大量に与え続ける - 幼体に成体用サイズの餌を与えてしまう - カルシウム・ビタミンサプリを与えていない
対策 - 年齢・種類ごとの給餌頻度ガイドラインに従う - 餌は「頭部の幅を超えないサイズ」を目安にする - 毎回カルシウムパウダーをダスティングする
脱皮は爬虫類にとって定期的なライフイベントですが、湿度不足などで「脱皮不全(皮が残る)」が起きることがあります。これを放置すると、残った皮が血行を阻害し壊死につながることがあります。
よくあるパターン - 脱皮前後のチェックをしない - 指先や目の周りの残皮に気づかない - 「そのうち取れるだろう」と様子を見すぎる
対策 - 脱皮後は全身の皮が一枚で抜けているか確認する - ウェットシェルターを設置して湿度を保つ - 残皮があればぬるま湯で15〜30分浸けた後、柔らかいタオルで優しく除去する
「今は小さいから小さいケージで十分」と考えがちですが、成長が早い種類では数ヶ月で窮屈になります。狭いケージはストレスの原因となり、免疫低下や攻撃性の増加を引き起こします。
よくあるパターン - ベビー用ケージを買ったまま成体まで使い続ける - 「生体の大きさの3倍が目安」という基準を知らない
対策 - 購入前に成体サイズのケージを用意するか、成長を見越して大きめを選ぶ - 種類ごとに必要なケージサイズを事前に調べる
新しい環境に来た爬虫類は強いストレスを感じています。この時期に無理にハンドリングすると、拒食・免疫低下・ストレス死につながることがあります。
よくあるパターン - 「早く触れ合いたい」と購入当日からハンドリング - 食欲不振になっているのに毎日無理に触る
対策 - 購入後最低1〜2週間は触らず、環境に慣れさせる - 安定して食事をするようになってから、少しずつハンドリングを始める
爬虫類を診察できる動物病院は限られており、急に体調を崩した時に「近くに診られる病院がない」という事態に陥ることがあります。
よくあるパターン - 「滅多に病気にならないから大丈夫」と思い込む - 体調不良が明らかになってから慌てて病院を探す
対策 - 購入前に「エキゾチックアニマル対応」の動物病院を調べておく - 年1回程度の定期健診で早期発見を心がける
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これらの失敗は、事前に知識を得ておくことで多くを防ぐことができます。ブリちょくでは、爬虫類専門ブリーダーから購入する際に飼育方法の相談もできますので、ぜひ活用してください。