カマキリの種類と飼育ガイド2026年版|国産・外国産おすすめ10種の特徴比較
オオカマキリ・オーキッドマンティス・ゴーストマンティスなど国産・外国産の人気カマキリ10種の特徴と飼育難易度を比較。給餌・脱皮管理のポイントも解説します。カマキリの種類と飼育ガイド2026年版|国産・外国産おすすめ10種の特徴比較 カマキリは独特の形態と狩猟本能を持つ魅力的な昆虫です。日本在来種から熱帯産の大型種…

この記事のポイント
オオカマキリ・オーキッドマンティス・ゴーストマンティスなど国産・外国産の人気カマキリ10種の特徴と飼育難易度を比較。給餌・脱皮管理のポイントも解説します。カマキリの種類と飼育ガイド2026年版|国産・外国産おすすめ10種の特徴比較 カマキリは独特の形態と狩猟本能を持つ魅力的な昆虫です。日本在来種から熱帯産の大型種…
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カマキリの種類と飼育ガイド2026年版|国産・外国産おすすめ10種の特徴比較
カマキリは独特の形態と狩猟本能を持つ魅力的な昆虫です。日本在来種から熱帯産の大型種まで、様々な種類が愛好家に飼育されています。本記事では、2026年現在の人気種10種の特徴と飼育難易度、初心者向けのおすすめ種を解説します。
カマキリ飼育の基礎知識
カマキリの生態と特徴
カマキリ(蟷螂、学名: Mantodea目)は世界に2,400種以上が存在する捕食性昆虫です。
共通の特徴: - 前足(鎌足)による待ち伏せ型の捕食 - 雌雄で著しい性的二型(メスが大きい) - 孵化後〜成虫まで完全変態しない(不完全変態) - 肉食で生き餌を好む - 縄張り意識が強く基本的に単独飼育
飼育の基本スペック
| 項目 | 標準設定 |
|---|---|
| ケース | 成虫体長の3〜4倍以上の高さ |
| 温度 | 種によって異なる(後述) |
| 湿度 | 種によって異なる(後述) |
| 餌 | コオロギ・デュビア・ミールワーム・ショウジョウバエ |
| 給餌頻度 | 3〜5日に1回(幼虫は2〜3日に1回) |
国産カマキリ4種の特徴
1. オオカマキリ(Tenodera sinensis)
日本最大の在来種。体長は成虫で70〜100mm(メス)に達します。
特徴: - 全国的に分布(北海道を除く) - 翅が十分に発達し飛翔能力がある - 適応力が高く飼育しやすい - 卵鞘から数百頭の幼虫が孵化
飼育難易度: ★★☆(初心者向け) 推奨温度: 20〜28℃ 湿度: 40〜60%
2. チョウセンカマキリ(Tenodera angustipennis)
オオカマキリに似た形態だが、体が細身でやや小型(60〜90mm)。
特徴: - 本州・四国・九州に分布 - オオカマキリよりやや細身 - 飼育方法はオオカマキリとほぼ同様
3. ハラビロカマキリ(Hierodula patellifera)
腹部が広く、ずんぐりとした体型が特徴。60〜80mm程度。
特徴: - 樹上性が強く、木・草の上で見つかることが多い - 緑色と褐色の個体がある - 比較的大人しい性格
飼育難易度: ★★☆(初心者向け) 推奨温度: 22〜28℃
4. コカマキリ(Statilia maculata)
最小の在来カマキリ。体長35〜55mm。前翅に白い斑点がある。
特徴: - オスは長い翅を持ち飛翔でき(後翅は紫色)、メスは翅が腹端を超えるがあまり飛ばない - 石垣・落ち葉の下などの地表で生活 - 小さな生き餌に適応
飼育難易度: ★☆☆(特に簡単) 適した餌: 小型コオロギ、ショウジョウバエ
外国産人気カマキリ6種
5. オーキッドマンティス(Hymenopus coronatus)
「花に擬態するカマキリ」として最も人気の高い外国産カマキリの一つ。マレーシア・インドネシア産。
特徴: - 白・ピンクの体色で花弁のような外見 - 体長: メス60〜80mm、オス25〜35mm - 木の花に擬態して昆虫を捕らえる
飼育難易度: ★★★(中〜上級) 推奨温度: 26〜30℃ 湿度: 60〜80%(高湿度が必要) 注意点: 低温・乾燥に弱い。幼虫期の死亡率が高い
6. デビルスフラワーマンティス(Idolomantis diabolica)
カマキリ界最大級(メス130mm以上)で「カマキリの王」と称される。エチオピア・ケニア産。
特徴: - 非常に大型で迫力がある - 幼虫の飼育難易度が高く、マニア向け - 成虫の寿命が短め(4〜6ヶ月)
飼育難易度: ★★★★★(上級者向け) 推奨温度: 28〜35℃(高温が必要) 湿度: 40〜60%(やや乾燥気味)
7. ゴーストマンティス(Phyllocrania paradoxa)
葉に擬態した枯れ葉のような外見。アフリカ・マダガスカル産。
特徴: - 枯れ葉に完璧に擬態した体型・色彩 - 体長40〜60mm程度 - 比較的温和で飼いやすい
飼育難易度: ★★☆(初中級) 推奨温度: 22〜28℃ 湿度: 40〜60% 注意点: 比較的耐乾燥性がある。幼虫期は他種より育てやすい
8. クリームカラードブラインドスポットマンティス(Ceratomantis saussurii)
小型で白い体色が美しい人気種。タイ・マレーシア産。
特徴: - 体長40〜60mm程度 - クリーム色〜白色の美しい体色 - 比較的温和で扱いやすい
飼育難易度: ★★☆(初中級) 推奨温度: 25〜30℃ 湿度: 60〜75%
9. バイオレットウィングドマンティス(Theopropus elegans)
緑と白の美しい外見を持つ東南アジア原産種。
特徴: - メス60〜70mm、オス50〜60mm - 緑・白の対比が美しい外見 - 中程度の飼育難易度
飼育難易度: ★★★(中級) 推奨温度: 25〜30℃ 湿度: 60〜80%
10. コトクルマンティス(Otomantis scutigera)
南アフリカ産の比較的飼育しやすい小型種。
特徴: - 体長50〜70mm - ストレスを受けると威嚇ポーズ(鮮やかな翅を広げる) - 飼育難易度が比較的低い
飼育難易度: ★★☆(初中級) 推奨温度: 22〜28℃ 湿度: 40〜60%
飼育の共通ポイント
餌の種類と管理
カマキリの餌は生き餌が基本です。
幼虫ステージ別の餌: | 幼虫ステージ | 適した餌 | |------------|---------| | 1〜2令 | ショウジョウバエ(フルーツフライ)、極小コオロギ | | 3〜4令 | 小型コオロギ、小型デュビア | | 5〜6令以降 | 中〜大型コオロギ、デュビア | | 成虫 | 大型コオロギ、デュビア、ミールワーム、時折フタホシコオロギ |
給餌の注意点: - 餌は体長の1/2〜1/3程度のサイズ(大きすぎると逆に危険) - 脱皮前後は絶食(脱皮中のカマキリに餌昆虫が攻撃する危険) - 脱皮後48時間は餌を与えない
ケースと環境
ケースの選択: - 通気性の良いメッシュケース、または一部メッシュの爬虫類ケース - 天面からぶら下がるスペースが必要(脱皮のため) - 水滴での補水のため適度な霧吹きが必要(直接かけすぎに注意)
霧吹きの方法: - ケース内壁に軽く霧吹き(水滴から飲む) - 過湿は体に悪影響なので1日1回程度が目安 - 種によって湿度要求が異なるため要確認
まとめ
カマキリは種によって飼育難易度・必要な温湿度・サイズが大きく異なります。初心者はオオカマキリ・コカマキリなどの国産種からスタートし、慣れてきたらゴーストマンティスやオーキッドマンティスなどの外国産に挑戦するのがおすすめです。
