淡水エビの餌と給餌ガイド|種類別おすすめ餌・給餌頻度・発色を良くするコツ
淡水エビに与える餌の種類(シュリンプフード・野菜・ほうれん草・昆布)と給餌頻度、食べ残し管理を解説。ビーシュリンプ・チェリーシュリンプの発色を良くするための餌選びと環境管理のポイントもまとめています。

この記事のポイント
淡水エビに与える餌の種類(シュリンプフード・野菜・ほうれん草・昆布)と給餌頻度、食べ残し管理を解説。ビーシュリンプ・チェリーシュリンプの発色を良くするための餌選びと環境管理のポイントもまとめています。
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淡水エビは水槽内の微生物やコケを食べて生きるため、餌を与えなくても管理できると思われがちです。しかし、適切な餌を与えることで発色が良くなり、繁殖率も上がります。一方、餌の与えすぎは水質悪化の原因になるため、適切な給餌管理が重要です。本記事では、淡水エビに適した餌の種類・給餌方法・発色改善のポイントを解説します。
淡水エビの食性と自然食
淡水エビは雑食性で、自然界では以下のものを食べています。
- 水中の有機物(デトリタス)
- バクテリアバイオフィルム(石・流木・底床の表面)
- 枯れた水草・落ち葉
- 微小な藻類・珪藻
- 微生物(原生動物・線虫など)
水槽内でもこれらの自然食は常に摂取しています。特に立ち上げ後しばらく経った熟成した水槽では、底床やろ材に豊富なバイオフィルムが形成され、エビが常に何かをついばんでいる姿が見られます。
市販のシュリンプフード
市販のエビ専用フードは、エビが好む成分と必要なミネラルが配合されています。
顆粒・粉末タイプ 少量ずつ撒けるため、少数のエビにも向いています。ただし細かい粒子は水が濁りやすいため、与えすぎに注意が必要です。
ペレット・タブレットタイプ 底に沈んで食べやすく、複数のエビが集まって食べる様子を観察できます。食べ残しが出たら30分以内に取り除きましょう。
市販フードの選び方
- ビーシュリンプ系:エビ用として売られている専用フードのうち、ミネラルや植物質などを配合した栄養バランスの良いもの
- チェリーシュリンプ系:ミジンコ系フード、ほうれん草系フードなど、一般的なエビ用フードでも十分
商品名で選ぶより、パッケージの原材料と与え方の説明を読み、食べ残しが出ない量に調整しやすいものを選びましょう。
天然素材の餌:野菜・落ち葉・昆布
市販フードに加えて、天然素材の餌はエビの発色改善や水質安定に役立ちます。
ほうれん草・小松菜(ブランチ処理済み) 農薬を落とすため60〜80℃のお湯でさっと茹でてから与えます。ビタミンが豊富でエビが好んで食べます。与えすぎると水質が悪化するため、食べ残しは必ず取り除きます。
昆布(ヨウ素・ミネラル補給) 切り出した昆布を水に数分浸けてから入れます。ミネラル補給になり、エビが積極的につつく姿が見られます。水が濁りやすいため少量から試しましょう。
マジックリーフ・アーモンドリーフ(落ち葉) 腐植酸・タンニンを含み、弱酸性環境の維持や殺菌効果が期待できます。エビの発色改善にも効果があるといわれています。水が黄色くなりますが問題ありません。
ズッキーニ・きゅうり 薄くスライスして水槽に入れると、多くのエビが集まって食べます。食べ残しは6〜8時間以内に取り除くこと。
給餌頻度と量の目安
エビへの給餌は「少なめ・少ない頻度」が基本です。
- 頻度: 2〜3日に1回(水槽内にコケや微生物が豊富な場合は週1回でも可)
- 量: エビ10匹に対してペレット1〜2粒が目安。30分たっても残っていたら与えすぎのサインなので取り除く
餌を与えすぎると水質悪化(アンモニア上昇・コケ増加)の原因になります。エビが活発に泳ぎ回り常に何かをついばんでいる状態であれば、餌は最低限で問題ありません。
発色を良くするためのポイント
チェリーシュリンプやビーシュリンプの発色を高めるためには、餌だけでなく環境も重要です。
- 暗めの底床を使用する: エビは周りの明るさに合わせて体色の濃さが変わるといわれ、明るい底床より黒系のソイルや砂利のほうが赤・青・白の色が際立ちやすい
- マジックリーフ・ブラックウォーターの活用: タンニンが発色を助ける効果があるとされる
- 低水温を維持する(22〜24℃): 高水温は代謝を上げて体色を薄くする傾向がある
- 栄養バランスの良い餌を与える: アスタキサンチンを含む餌は赤系の発色に良いとされる
- 過密飼育を避ける: ストレスがかかると発色が薄くなる
餌の与え方:水質への影響を最小限にするコツ
餌を与えるときは水流が弱い場所(スポンジフィルターの陰や流木の裏など)に落とすと、エビが集まりやすく食べ残しも確認しやすくなります。餌を入れた後は15〜30分後に残っていないか確認し、残っていれば取り除く習慣をつけることが水質維持の基本です。
まとめ
淡水エビの餌管理で大切なのは「適量を適切なタイミングで与え、食べ残しを放置しない」ことです。自然食(バイオフィルム・コケ)が豊富な熟成水槽では補助的な給餌で十分ですが、新しい水槽では積極的に栄養を補う必要があります。発色を高める工夫と合わせて、エビが生き生きと活動する水槽を目指しましょう。
ブリちょくではビーシュリンプ・チェリーシュリンプをブリーダーから直接お迎えいただけます。ぜひ水槽環境を整えてから挑戦してみてください。

