猫の泌尿器疾患(FLUTD)予防ガイド|結石・膀胱炎を防ぐ食事と生活管理
猫の泌尿器疾患(FLUTD・尿路結石・特発性膀胱炎)の原因と症状、予防に効果的な食事(ウェットフード・水分摂取)と生活環境の改善方法を解説します。猫の泌尿器疾患(FLUTD)とは FLUTD(Feline Lower Urinary Tract Disease) は、猫の下部泌尿器——膀胱と尿道——に生じる疾患の…

この記事のポイント
猫の泌尿器疾患(FLUTD・尿路結石・特発性膀胱炎)の原因と症状、予防に効果的な食事(ウェットフード・水分摂取)と生活環境の改善方法を解説します。猫の泌尿器疾患(FLUTD)とは FLUTD(Feline Lower Urinary Tract Disease) は、猫の下部泌尿器——膀胱と尿道——に生じる疾患の…
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猫の泌尿器疾患(FLUTD)とは
FLUTD(Feline Lower Urinary Tract Disease)は、猫の下部泌尿器——膀胱と尿道——に生じる疾患の総称です。統計上、猫全体の約1〜3%が生涯に一度は罹患するとされており、特に室内飼育のオス猫でリスクが高くなります。
FLUTDに含まれる主な疾患は以下のとおりです。
- 特発性膀胱炎(FIC):明確な原因が特定できない膀胱炎。FLUTDの約60〜70%を占め、ストレスとの関連が強い
- 尿路結石(ストルバイト・シュウ酸カルシウム):尿中のミネラルが析出・結晶化して結石を形成する
- 尿道プラグ:ミネラルや細胞片が固まってプラグ状になり尿道を塞ぐ
- 尿道閉塞:尿道が完全に詰まる緊急事態。オス猫は尿道が細く曲がりくねっているため特に起こりやすい
尿道閉塞が24〜48時間放置されると、尿毒症や心停止に至る可能性があります。FLUTDは「様子を見ていい疾患」ではなく、早期発見・早期受診が命を左右することを最初に押さえておきましょう。
見逃してはいけない症状サイン
日頃からトイレの観察を習慣化することが、早期発見の最大の鍵です。以下のサインを把握しておきましょう。
軽度〜中等度のサイン - トイレに何度も行くが、少量しか出ない(あるいは全く出ない) - 排尿時に鳴く、うなる、踏ん張る様子がある - トイレ以外の場所(バスマットや布団の上など)で排尿する - 尿がピンク〜赤色を帯びている(血尿) - 陰部を過剰に舐める
緊急のサイン(すぐに動物病院へ) - 数時間トイレに行っているのに尿が一滴も出ない - 嘔吐・ぐったりしている - お腹を触ると極端に嫌がる・膀胱が張っている感触
特に尿が全く出ない状態は24時間以内に命取りになりえます。「夜中だから朝まで待とう」は危険な判断です。夜間救急に連れて行く必要があります。



