水草の増やし方を種類別に解説。茎草の差し戻し、前景草のランナー、ロゼット型の株分け、活着水草の分割、モスの活着方法を写真付きで紹介します。
この記事のポイント
水草の増やし方を種類別に解説。茎草の差し戻し、前景草のランナー、ロゼット型の株分け、活着水草の分割、モスの活着方法を写真付きで紹介します。
# 水草の増やし方完全ガイド|株分け・差し戻し・ランナーで殖やす
水草レイアウトを充実させたいとき、「もっとこの水草を増やしたい」と思う場面は少なくありません。しかし、毎回ショップで購入していてはコストがかさむばかりです。実は水草には種類ごとに適した増殖方法があり、その特性を理解することで、手持ちの水草をどんどん増やしてレイアウトをグレードアップさせることができます。
本記事では、茎草・前景草・ロゼット型・活着水草・モスの5タイプに分けて、それぞれの増やし方を丁寧に解説します。初めて挑戦する方でも実践しやすいよう、手順や注意点を具体的にまとめました。
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対象: ロタラ、ルドウィジア、パールグラス、ハイグロフィラ、アンブリアなど
茎草は最も増やしやすいタイプの水草です。「差し戻し」と呼ばれる方法で、カットした部分を再度植えるだけで簡単に株数を増やせます。
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対象: グロッソスティグマ、ニューラージパールグラス、キューバパールグラス、ヘアーグラスなど
前景草の多くは「ランナー(匍匐茎)」と呼ばれる横に伸びる茎を出しながら自然に広がる性質を持っています。この性質をうまく活かすことが、美しい前景を作る鍵です。
前景草が横に広がらず縦に伸びてしまう場合は、光量不足が原因であることがほとんどです。前景草に適した十分な光量を確保しましょう。
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対象: エキノドルス(アマゾンソード)、クリプトコリネ、バリスネリア、サジタリアなど
ロゼット型の水草は茎ではなく根元から葉を展開するタイプで、差し戻しには向いていません。その代わり、親株の根元から「子株」を出す性質があり、これを株分けすることで増やせます。
クリプトコリネは環境の変化に敏感で、移植後に「クリプトコリネ病」と呼ばれる葉が溶ける現象が起きることがあります。これは環境に適応するための一時的な現象で、根が生きていれば自然に新葉が展開してくるため、慌てて捨てないようにしましょう。
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対象: アヌビアス・ナナ、ミクロソリウム、ブセファランドラなど
これらの水草は根を底砂に植えるのではなく、流木や石に活着させて育てる種類です。茎にあたる「ライゾーム」を切り分けることで増やせますが、成長がゆっくりなので焦りは禁物です。
ライゾームを傷つけたり短く切りすぎると枯れる原因になります。切り口が清潔になるよう、よく洗ったハサミを使いましょう。また、活着するまでは水流の強い場所を避けると安定しやすくなります。
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対象: ウィローモス、南米モス、クリスマスモス、ジャワモスなど
モス類は最も手軽に増やせる水草のひとつで、初心者にもおすすめです。細かくちぎれた破片が流木や石に活着するだけで増えていくため、手入れをしながら自然と株数が増えていきます。
トリミングで出た余りのモスは、ステンレスネットに挟んでモスウォールを作ったり、丸めてモスボールにするなど、レイアウトのアクセントとして活用できます。廃棄ゼロで再利用できる点も魅力です。
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水草を増やす最初のステップとして、品質の高い健康な株を手に入れることが非常に重要です。状態の悪い水草からスタートすると、増殖どころか枯れてしまうリスクがあります。
ブリちょくでは、水草専門のブリーダーが丁寧に管理した水草を直接購入できます。組織培養カップや、トリミングして状態の良い差し戻しカットなど、増殖のスタートに最適な形で出品されていることが多く、農薬リスクの少ない安心な株を入手しやすい環境が整っています。
水草の増やし方をマスターすれば、一度の購入からどんどん株を増やして水槽を豊かに彩ることができます。ぜひブリちょくで理想の水草を見つけて、あなたのアクアリウムライフを一歩先へ進めてみてください。