
出典: Wikimedia Commons
Dicronocephalus wallichi
オスの頭部から鹿の角のような二又の突起が伸びる東南アジア〜東アジアのハナムグリ。前脚が長く、台湾産の亜種ボウゴイニが流通する。産卵には生葉、蛹化には粘土が要る。
ウォリッチツノハナムグリ(Dicronocephalus wallichii)は1831年に Hope が記載したツノハナムグリ属の種で、中国・ベトナム・タイに分布し、亜種 bourgoini は台湾固有とされる。GBIF の標本記録もベトナム94件・台湾68件・中国59件・タイ48件と一致する。属の特徴として体はゴライアス属のような大型ではなく20〜32mm程度、前脚がとりわけ長い。オスは頭部に鹿の角を思わせる二又の突起をもつが、メスにはない。Ben's Beetle Breeding Pages の台湾産亜種の累代報告によると、メスは通常のマットには産卵せず、リンゴやスモモの生葉を地表から引き込んで折り畳み、その包みの中に1個ずつ産卵する。蛹化にはマット層の下に粘土層が必要で、これを欠くと羽化に失敗しやすい。
Source: Wikipedia (CC BY-SA 4.0)
ウォリッチツノハナムグリの寿命は成虫3〜6ヶ月です。
ウォリッチツノハナムグリの成体サイズは20〜32mm(ツノハナムグリ属の範囲)です。
原産地
東アジア〜東南アジア(ベトナム・台湾・中国・タイ・インド北部・ブータン・ミャンマー)
寿命
成虫3〜6ヶ月
サイズ
20〜32mm(ツノハナムグリ属の範囲)
適温
20〜28℃
湿度
60〜80%
成虫は昆虫ゼリーと果実、幼虫は落葉と腐植を混ぜたマット
編集・データ検証: ブリちょく編集部
本ページの分類・規制・飼育データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。
参考にした一次情報
学名(受理名): Dicronocephalus wallichi Hope, 1831
別名(シノニム): Dicronocephalus wallichi Hope, 1831, Dicronocephalus wallichii
典拠データベース: GBIF
学名・命名者・シノニムは世界の分類学権威データベースに準拠。
植物防疫法: コガネムシ上科(カブトムシ・クワガタムシ・ハナムグリ等)の生きた個体を輸入する際は、外来生物法に基づき輸出国政府機関等が発行する種類名証明書の添付が必要(輸入港は成田・中部・関西・福岡・鹿児島の各空港に限定)。本種自体は特定外来生物ではなく、証明書の添付により輸入可能。
出典: 環境省 外来生物法「コガネムシ上科に含まれる生きた昆虫を輸入される方へ」 / CITES 附属書(checklist.cites.org)
規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。
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蛹化期は温度を上げすぎない。加温しすぎて1月に羽化してしまった累代例があり、多世代の累代には温度管理と休眠期間の設定が関わるとみられる。粘土層は「やや湿る」程度にとどめ、湿らせすぎない。
通常のマットには産卵しない。リンゴやスモモなどの生葉を表面に置くと、メスがそれを折り畳んで潜らせ、包みの中に1個ずつ産卵する。孵化までは2〜4週間。蛹化にはマット層の下に粘土層を敷く必要があり、幼虫は蛹化時に互いの繭を壊すことがあるため個別に分ける。
成虫はオス同士が角状の突起で争うため、ペアリング以外では分けて管理する。幼虫も蛹化期には個別に管理する。
2齢後期で入手した幼虫が2か月ほどで蛹化した例が報告されている。
流通するのは主に台湾産の亜種 bourgoini で、原名亜種の累代報告はほとんどない。輸入時はコガネムシ上科の生きた昆虫として種類名証明書の添付が必要。産卵用の生葉は農薬の付着していないものを用いる。
中級者向け。中級者向けの品種です。ある程度の飼育経験と環境管理の知識が求められます。温度や湿度の管理に注意が必要です。
ウォリッチツノハナムグリの平均寿命は成虫3〜6ヶ月です。適切な飼育環境と栄養管理により、長く健康に育てることができます。
ウォリッチツノハナムグリの成体サイズは20〜32mm(ツノハナムグリ属の範囲)です。飼育環境や個体差により多少前後します。
ウォリッチツノハナムグリの食性は「成虫は昆虫ゼリーと果実、幼虫は落葉と腐植を混ぜたマット」です。バランスの良い食事と適切な給餌頻度を心がけましょう。
ウォリッチツノハナムグリの価格は血統・サイズ・累代や雌雄により大きく異なります。最新の相場情報はブリちょくの相場ページをご確認ください。
最終更新: 2026年9月17日