メインコンテンツへスキップグリーンネオンテトラの飼育ガイド|ネオンテトラとの違い・水質・群泳の美しさ | ブリちょく熱帯魚| ✍️ ブリちょく編集部
グリーンネオンテトラの飼育ガイド|ネオンテトラとの違い・水質・群泳の美しさ
ネオンテトラより小さく美しいグリーンネオンテトラ(Paracheirodon simulans)の飼育方法を詳しく解説。ネオンテトラ・カーディナルテトラとの違い・最適な弱酸性軟水の作り方・群泳をより美しく見せる水槽レイアウト・繁殖の基本まで、グリーンネオンテトラを楽しむための完全ガイドです。
この記事のポイント
ネオンテトラより小さく美しいグリーンネオンテトラ(Paracheirodon simulans)の飼育方法を詳しく解説。ネオンテトラ・カーディナルテトラとの違い・最適な弱酸性軟水の作り方・群泳をより美しく見せる水槽レイアウト・繁殖の基本まで、グリーンネオンテトラを楽しむための完全ガイドです。
グリーンネオンテトラとはどんな魚か
グリーンネオンテトラ(Paracheirodon simulans)は、ネオンテトラ・カーディナルテトラと同じ属(パラキロドン属)に属するカラシン科の小型熱帯魚です。南米ベネズエラのオリノコ川流域の黒水域(ブラックウォーター)に生息します。
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ブリちょく編集部
生体の飼育情報を専門に扱うブリちょく編集部。獣医療・繁殖の各分野を取材し、初心者にも分かりやすい記事をお届けします。
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体長は2〜3cmと3種の中で最も小さく、体側に走る輝くブルーのラインが頭から尾まで続いているのが特徴です。ネオンテトラの赤いラインと異なり、グリーンネオンは赤が体の後半部に少量あるだけで、全体的に青緑に輝く姿が名前の由来になっています。
| 特徴 | グリーンネオン | ネオンテトラ | カーディナルテトラ |
|---|
| 学名 | Paracheirodon simulans | Paracheirodon innesi | Paracheirodon axelrodi |
| 体長 | 2〜3cm | 3〜4cm | 4〜5cm |
| 青ライン | 頭〜尾まで全長 | 中央〜尾 | 頭〜尾まで全長 |
| 赤ライン | 腹後部のみ少量 | 腹後部〜尾 | 腹全体(広い) |
| 最適pH | 4.5〜6.5 | 6.0〜7.0 | 5.0〜6.5 |
| 飼育難易度 | やや難しい | 初心者向け | やや難しい |
飼育に適した水質:弱酸性軟水が重要
| パラメータ | 最適範囲 | 許容範囲 |
|---|
| pH | 4.5〜6.5 | 6.0〜7.0 |
| 総硬度 (GH) | 1〜5 dGH | 8 dGH以下 |
| 炭酸硬度 (KH) | 1〜3 dKH | 5 dKH以下 |
| 水温 | 24〜28℃ | 22〜30℃ |
| アンモニア | 0 ppm | - |
| 亜硝酸 | 0 ppm | - |
弱酸性軟水を作る方法
ADA アマゾニアや多くのコケ系ソイルは自然にpHを弱酸性に調整します。飼育立ち上げ当初からソイルを使用するのが最も簡単な軟水化方法です。
流木から溶け出すタンニン・フミン酸が水を酸性化します。大型の流木を複数入れたブラックウォーター水槽では自然にpH 5〜6に下がります。ピートモスをフィルターバッグに入れてろ過に通す方法も有効です。
TDS(総溶解固形物)が高い地域の水道水では、RO水に少量の再鉱化水を混ぜてGH 2〜3程度に調整する方法が最も確実です。
グリーンネオンテトラは急激なpH変化に弱いです。水換えの際は換水前後のpH差が0.5以内になるよう、新水を水合わせしてから投入することを推奨します。
水槽設定とレイアウト
10〜30匹群泳させる場合、45〜60cm水槽が最適です。グリーンネオンは体が小さいため20匹でも60cm水槽でゆったり泳ぎます。
- 暗めの底砂(黒系ソイル・アマゾニア等)を使用すると体色が映える
- 背景は暗色(黒・ダークグレー)が白より群泳を際立たせる
- 流木は1〜2本大きなものを置きブラックウォーター感を演出
- 水草はモスをまとわせた流木・ブセファランドラ等の陰性植物
- 光量は中程度(過強光では藻類が増え水草水槽維持が大変になる)
白LEDより青み寄りの色温度(6500K〜10000K)の照明はグリーンネオンのブルーラインをより輝かせます。点滅を用いた「スターフィールド効果」演出も人気です。
混泳相性
給餌
- 小型熱帯魚用フレークフード(細かく砕いて使用)
- マイクロペレット(0.2〜0.5mm径)
- 冷凍ブラインシュリンプ(孵化後ナプリウス)
- 冷凍ミジンコ(解凍して使用)
1日2回、2〜3分で食べきる量を目安に給餌します。食べ残しは水質悪化の原因になるため、残った餌はサイフォンで除去します。
繁殖
- 専用の繁殖水槽(10〜20L)を準備
- pH 4.5〜5.5の極軟水・低TDS(100以下)を用意
- 照明を暗め(遮光気味)にする
- モスや細かい水草を産卵床として設置
- 成熟したペアを移動(腹部が膨らんだメスとやや細いオス)
産卵は夜明け前後に行われ、孵化した稚魚はインフゾリア・極小フード(ミクロウォーム・ゾウリムシ)で育てます。稚魚の生存率は水質の安定度に大きく左右されます。
よくある飼育トラブル
最も多い原因は水質(pH・硬度)の不適合です。pHを測定し、6.5を超えているならソイル・流木・ピートモスで酸性化します。また光不足や水温の低さも体色に影響します。
ショップの水と自宅水のpH差によるpHショックが最も多い原因です。購入後は必ず1時間以上かけた点滴法の水合わせを行い、pH差0.5以内を目標にします。
水温が下がったり、pHが大きく動いたタイミングで発症しやすいです。水温を28〜29℃に上げ、薬浴する際はグリーンネオンの薬品感受性(高め)に注意して半量から使用します。
まとめ