インコ・オウムがかかりやすい病気の症状・原因・対処法を解説。そのう炎・PBFD・メガバクテリア・毛引き症の予防と、日常の健康チェック方法をまとめました。
この記事のポイント
インコ・オウムがかかりやすい病気の症状・原因・対処法を解説。そのう炎・PBFD・メガバクテリア・毛引き症の予防と、日常の健康チェック方法をまとめました。
鳥は体調不良を隠す本能があるため、「おかしいな」と感じた時にはすでに症状がかなり進行しているケースが少なくありません。自然界では弱みを見せることが天敵に狙われるリスクに直結するため、飼い鳥であってもこの本能は強く残っています。愛鳥の健康を守るためには、日常の観察を通じて小さな変化に早く気づき、適切に対処することが最も重要なポイントです。本記事では、鳥がかかりやすい主な病気の症状と原因、日常の健康チェック方法、そして動物病院との上手な付き合い方まで、実践的に解説します。
そのう炎は、鳥の食道の一部が膨らんだ器官「そのう」に細菌や真菌(カンジダなど)が感染して炎症を起こす病気です。主な症状は嘔吐(首を横に振って吐く)、口臭がきつくなる、そのうの膨張・発赤、食欲低下です。不衛生な餌や水、温度変化によるストレスが原因になることが多く、すぐに獣医を受診し、そのう液の検査で原因を特定する必要があります。
サーコウイルスによる感染症で、羽毛の異常な脱落、新しい羽の変形、くちばしの変形・脆弱化、免疫力の低下が主な症状です。感染力が非常に強く、羽毛くずや糞便から容易に感染するため、複数羽飼いの場合は隔離が必須です。確実な治療法は現時点で存在しませんが、免疫力を高める支持療法で回復する個体もいます。新しい鳥をお迎えする前には必ずPBFD検査を受けさせましょう。
マクロラブダスという酵母様真菌の感染で、セキセイインコに特に多い病気です。食欲はあるのに痩せていく、未消化の餌が混じった糞(粒便)、嘔吐、膨羽が主な症状です。抗真菌薬(アムホテリシンB)での長期治療が必要で、再発しやすい厄介な病気です。ストレスの軽減と栄養管理を並行して行うことが回復への鍵になります。
自分の羽毛を抜いたりむしったりする問題行動で、胸や翼の内側が禿げて皮膚が露出します。原因はストレス(退屈・孤独・環境変化)、皮膚の乾燥やかゆみ、栄養不足、ホルモン異常など多岐にわたります。まず獣医で医学的原因を除外し、環境エンリッチメント(フォージングおもちゃなど)の充実や十分なコミュニケーション時間の確保で改善を目指します。
毎日の観察で以下のポイントをチェックする習慣をつけましょう。
以下の症状が見られた場合は、一刻も早く動物病院を受診してください。
鳥を診察できる動物病院は全国的にまだ少数です。犬猫専門の一般動物病院では、鳥の診療に対応していないことが多いため、必ず「エキゾチック動物対応」または「鳥の診察可」の動物病院を事前にリサーチしておきましょう。
お迎え後1週間以内に初回の健康診断を受けることを推奨します。その後は年1〜2回の定期検診で、糞便検査や体重チェック、そのう検査などを行ってもらうのが理想です。初診料は2,000〜3,000円、糞便検査1,000〜2,000円、血液検査3,000〜8,000円が一般的な相場です。
Q. テフロン鍋で鳥が死ぬのは本当ですか? A. 本当です。テフロン加工の調理器具を高温(260℃以上)に加熱すると有毒ガスが発生し、鳥の繊細な呼吸器に致命的なダメージを与えます。鳥を飼育する家庭ではテフロン製品の使用を避けてください。
Q. 鳥の病院代はどのくらいかかりますか? A. 一般的な通院で3,000〜10,000円程度、入院や手術が必要な場合は数万円〜10万円以上になることもあります。ペット保険の加入も検討しましょう。
ブリちょくでは、健康管理が行き届いた環境で育った鳥を、信頼できるブリーダーから直接お迎えできます。ブリーダーに親鳥の病歴や検査履歴を確認できるのは、直販ならではの大きなメリットです。