
出典: Wikimedia Commons
Heteroxenia fuscescens
ポリプの触手が絶えず開閉を繰り返す「拍動」で知られるウミアザミ科のソフトコーラル。紅海を含むインド洋〜西太平洋に分布し、短い幹の上に八本の羽状触手をもつポリプを房状に密生させる。
ヘテロキセニア・フスケスケンス(Heteroxenia fuscescens)は、Malacalcyonacea 目ウミアザミ科に属する八放サンゴのソフトコーラルで、紅海を含むインド洋から西太平洋の浅いサンゴ礁に分布する。短い幹の上に八本の羽状触手をもつポリプを房状に密生させ、そのポリプが絶えず開いては閉じる「拍動」を繰り返す点で知られる。この拍動の意義は長く議論されてきたが、Kremien らが2013年に PNAS で報告した研究により、ポリプ周囲の水を撹拌して酸素の滞留を解消し、褐虫藻の光合成効率を大きく高めることが示された。褐虫藻を共生させる光合成性の種で、栄養の大半を光合成でまかなう。成長が速く、条件が合えば基部から匍匐して岩肌を覆うように広がる。飼育は容易な部類だが、水質や光の急変で拍動が止まり、そのまま溶けることがある。骨格をつくらないソフトコーラルであり、CITESの掲載対象ではない。
Source: Wikipedia (CC BY-SA 4.0)
ヘテロキセニアの適温は24〜26℃です。
原産地
紅海を含むインド洋〜西太平洋の浅いサンゴ礁
適温
24〜26℃
褐虫藻の光合成産物が主体。溶存有機物やマイクロプランクトンも取り込む。
LiveAquaria はウミアザミ科について Lighting: High としている。拍動は褐虫藻の光合成効率を高める行動であるため、十分な光を確保すると活発になる。
LiveAquaria は Placement: Bottom、Waterflow: Medium としている。流れが強すぎると拍動が止まる。匍匐して広がるため、他のサンゴとは離した岩に据える。
水温24〜26℃、比重1.023〜1.025(塩分33〜35ppt)、pH 8.1〜8.4、KH 8〜12。ヨウ素・微量元素の補給が推奨される。急激な水質変化で拍動が止まる。
出典: Kremien ら (2013)「Benefit of pulsation in soft corals」PNAS 110:8978-8983 / LiveAquaria(Waving Hand, Thick Stem/ウミアザミ科の飼育値) / WoRMS(世界海洋生物種名録)
編集・データ検証: ブリちょく編集部
本ページの分類・規制・飼育データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。
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栄養の大半は褐虫藻の光合成に依存するため、直接の給餌はほとんど要らない。溶存有機物やマイクロプランクトンも取り込む。
成長が速く岩肌を覆うため、増えすぎたら早めに剥がす。拍動が止まったら光量・水流・水質の急変を疑う。骨格をつくらないためCITESの掲載対象ではない。
初心者向け。初心者向けの品種です。飼育に特別な設備や経験は必要なく、基本的な飼育環境を整えれば問題なく育てられます。
ヘテロキセニアの適正温度は24〜26℃です。急激な温度変化を避け、安定した環境を維持することが大切です。
ヘテロキセニアの食性は「褐虫藻の光合成産物が主体。溶存有機物やマイクロプランクトンも取り込む。」です。バランスの良い食事と適切な給餌頻度を心がけましょう。
ヘテロキセニアの価格は品種・サイズ・個体の質により大きく異なります。最新の相場情報はブリちょくの相場ページをご確認ください。
最終更新: 2026年9月16日