ヘルマンリクガメ・ロシアリクガメ・ヒョウモンリクガメなど人気種のリクガメの正しい食事内容と栄養管理を解説。与えてよい野菜・果物・雑草、カルシウム・ビタミンD3サプリの使い方も紹介します。
この記事のポイント
ヘルマンリクガメ・ロシアリクガメ・ヒョウモンリクガメなど人気種のリクガメの正しい食事内容と栄養管理を解説。与えてよい野菜・果物・雑草、カルシウム・ビタミンD3サプリの使い方も紹介します。
リクガメ(Tortoises)は草食性の爬虫類で、自然界ではさまざまな野草・低木の葉・花を食べています。飼育下では食事の栄養バランスが長期的な健康に直結し、特にカルシウム不足は甲羅の変形(代謝性骨疾患)を引き起こします。
飼育している種の原産地と食性を理解することが、適切な食事管理の第一歩です。本ガイドでは主要な飼育種に共通する基本的な栄養管理を解説します。
リクガメの主食は繊維質が豊富で低タンパク・低糖質の植物が適しています。
与えてよい野菜類: - チンゲン菜・小松菜(カルシウム豊富で主食に最適) - タンポポの葉(野草として最優良) - ケール(少量。ゴイトロゲン含有のため毎日は避ける) - エンダイブ・エスカロール - ハコベ・オオバコ・クローバー
避けるべき野菜: - ほうれん草(シュウ酸が多くカルシウム吸収を阻害) - アブラナ科野菜の過剰摂取(甲状腺機能に影響) - レタス(水分多く栄養価が低い) - ネギ・ニンニク(毒性)
果物は糖分が多いため補助的に少量だけ与えます。主食の10%以下が目安です。好む果物にはトマト・イチゴ・メロン・りんごなどがあります。ぶどうは糖分が非常に高いため避けた方が無難です。
砂漠・半乾燥地域原産の種(ロシアリクガメ・ヒョウモンリクガメ)は果物をほとんど必要としません。雨林系のリクガメ(アルダブラ、ヒラオリクガメなど)は果物への嗜好性が比較的高いです。
リクガメ飼育で最も見落としがちなのがカルシウムとビタミンD3の補給です。
カルシウム: 炭酸カルシウムパウダー(ナチュラルカルシウム)を食事に振りかけます。週2〜3回が目安。いか甲(天然カルシウム源)を水槽内に置いておくと自発的に齧る個体もいます。
ビタミンD3: 紫外線(UVB照明)を浴びることで体内で合成されます。適切なUVBランプ(ReptiSun 10.0またはArchemist)があればD3サプリは週1回で十分です。UVBが不足している環境ではD3サプリの添加頻度を増やします。
リクガメは食事からと水飲みから水分を摂取します。浅い水皿を常に設置しておきます。週1〜2回の温浴(ぬるま湯35℃程度、深さ甲羅の1/3)を行うと排泄が促進され水分補給になります。
砂漠系の種も温浴は有効で、特に寒い季節は温浴後に活動量が増します。
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