レオパードゲッコーの繁殖に挑戦したい方向けの完全ガイド。クーリングによる繁殖準備、オスメスの見分け方、交尾の確認、産卵ボックスの設置、卵の孵化管理、ハッチリングの育て方を解説します。
この記事のポイント
レオパードゲッコーの繁殖に挑戦したい方向けの完全ガイド。クーリングによる繁殖準備、オスメスの見分け方、交尾の確認、産卵ボックスの設置、卵の孵化管理、ハッチリングの育て方を解説します。
レオパードゲッコー(ヒョウモントカゲモドキ)は爬虫類の中でも繁殖難易度が比較的低く、飼育環境が整っていれば室内での繁殖が可能です。繁殖前に以下を確認しておきましょう。
野生のレオパは冬に気温が下がると代謝が落ち、春の暖かさとともに繁殖行動に入ります。飼育下でもこの「クーリング(Cooling)」を模倣することで繁殖を誘発できます。
クーリング手順: 1. 11〜1月の2〜3ヶ月間、温度をコールドスポット18〜20℃・ホットスポット25℃程度に下げる 2. 給餌量を半減〜中止にする(消化器官を休ませる) 3. 水分補給は継続 4. 2〜3月に通常温度(25〜30℃)に戻し給餌を再開
クーリング中は健康状態を毎週確認します。体重が15%以上減少した場合は中止して通常管理に戻します。
クーリング後に通常温度に戻してから2〜3週間後、オスをメスのケージに入れます(逆はNG:テリトリー問題)。
オスが尾を細かく振る(バイブレーション)行動をしたら求愛のサインです。メスが受け入れる場合、オスが首元を軽く噛んで固定しながら交尾します。交尾は5〜20分程度かかります。複数回交尾させると受精率が向上します。
交尾後3〜4週間でメスはお腹の中に卵(1〜2個)が透けて見えるようになります。このタイミングで産卵ボックスを設置します。産卵ボックスはタッパーに湿らせたバーミキュライトやスフォグナムモスを入れたものを使用します。
産卵後、卵を素早く回収し孵化器に移します。卵は産卵時の向きを変えてはいけません(マーカーで上部に印をつけると安全)。
孵化温度によって性別が決定するTSD(Temperature-dependent sex determination)があります。 - 26〜27℃:約75日・メスが多い - 29〜30℃:約60日・オスが多い - 31〜32℃:約50日・メスが多い(高温レス)
孵化器の湿度は80〜90%に維持します。孵化直前(予定日の1〜2日前)に卵の表面に小さなシワが出始めます。
孵化後24〜48時間はヨークサックが吸収されるまでそっとしておきます。初給餌は孵化後7〜10日に最初の脱皮が完了してから。Sサイズコオロギやイエコオロギから始めます。
ハッチリングはストレスに弱いため、最初の2週間は必要以上にハンドリングしないようにします。