海水水槽のカーボンドージング完全ガイド|炭素源添加でNO3・PO4を管理する実践方法
海水水槽の硝酸塩(NO3)とリン酸塩(PO4)を生物的に除去するカーボンドージングの仕組みと実践方法を解説。酢酸・ウォッカ・市販炭素源の比較、添加量の計算、バクテリア床の育て方まで詳しく説明します。海水水槽を長期運用していると避けられないのが、硝酸塩(NO3)とリン酸塩(PO4)の蓄積です。

この記事のポイント
海水水槽の硝酸塩(NO3)とリン酸塩(PO4)を生物的に除去するカーボンドージングの仕組みと実践方法を解説。酢酸・ウォッカ・市販炭素源の比較、添加量の計算、バクテリア床の育て方まで詳しく説明します。海水水槽を長期運用していると避けられないのが、硝酸塩(NO3)とリン酸塩(PO4)の蓄積です。
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海水水槽を長期運用していると避けられないのが、硝酸塩(NO3)とリン酸塩(PO4)の蓄積です。これらは生体の代謝と餌の分解から継続的に生成され、換水だけでは完全にコントロールしにくい場合があります。特にSPSサンゴを扱うリーフタンクでは、NO3を5ppm以下、PO4を0.03〜0.05ppm以下に維持することが求められますが、魚を複数匹飼育しながらこの水準を守るのは容易ではありません。カーボンドージングはこの問題に対する生物的解決策の一つです。
カーボンドージングの仕組み
カーボンドージング(炭素源添加)とは、水中の従属栄養細菌(ヘテロトロフィックバクテリア)に炭素源(有機物)を与え、細菌の増殖を促すことでNO3とPO4を菌体内に取り込ませる手法です。