モルモットは社会性が高く、複数での飼育が理想的な動物です。新しい個体の導入方法・相性チェックの方法・問題行動の見分け方から、多頭飼いのケージ選び・餌の管理まで実践的に解説します。
この記事のポイント
モルモットは社会性が高く、複数での飼育が理想的な動物です。新しい個体の導入方法・相性チェックの方法・問題行動の見分け方から、多頭飼いのケージ選び・餌の管理まで実践的に解説します。
モルモット(Cavia porcellus)は南米原産の草食小動物で、自然界では群れを作って生活します。孤独はストレスの大きな原因となり、慢性的なストレスは健康悪化・寿命短縮に直結します。
そのため多くの国(スイスでは法律でさえ)1匹単独飼育を推奨せず、2匹以上での飼育が理想とされています。ただし相性が合わない個体同士を無理に同居させると、ストレスや怪我の原因になるため、正しい導入手順が必要です。
雄同士(ボア): 縄張り意識が強いため、争いが起きやすいです。兄弟など幼少期から共に育てた場合は安定することが多いです。成体後の初対面では上下関係の確立が難しいことがあります。
雌同士(ソー): 最も安定した組み合わせです。縄張り意識が雄より弱く、初対面でも比較的スムーズに関係が築けることが多いです。
雄1匹+雌複数: 繁殖を意図しない場合、去勢手術が必要です。去勢していない雄は雌を妊娠させ続けます。
幼若個体と成体: 成体は幼若個体に対して支配的になることもありますが、問題行動に発展することは少ないです。
新しいモルモットを既存の個体と一緒にする場合、いきなり同じケージに入れないことが鉄則です。
ステップ1:別ケージで2週間隔離: 新個体の健康状態を確認し、感染症(リンジウイルス・疥癬)を既存個体に移さないためです。
ステップ2:においで慣れさせる: 隔離ケージを既存ケージの隣に置くか、双方のケージで使った床材を入れ替えて「においの交換」を行います。
ステップ3:中立ゾーンで初対面: どちらのケージでもない場所(例:お風呂場・洗面台・段ボール箱の中)で短時間の対面を行います。どちらも縄張り意識が薄れ、落ち着いた状態で接触させられます。
ステップ4:行動を観察: 互いにマウントする・臭い嗅ぎをする・歯を食いしばって「チャタリング(歯ぎしり)」するのは自然な行動です。どちらかが激しく逃げ回ったり、毛が引っ張られたり、出血するほどの争いが起きる場合は相性が悪い可能性があります。
複数飼育では十分な広さのケージが必要です。2匹飼育では最低でも幅120cm×奥行き60cmのスペースを確保します。
餌のスペース: 複数の給水器・餌箱を設置し、特定の個体が独占できないようにします。一方が食べられない状態が続くと体重減少・栄養不足が起きます。
隠れ場所: それぞれが独立して隠れられる巣箱・ハウスを複数配置します。避難場所があることで争いが減ります。
健康チェック: 複数飼いでは個体別の体重管理が重要です。週1回の体重測定で早期の健康変化を発見できます。モルモットは病気を隠す性質があるため、体重減少(2週間で100g以上)は異常のサインです。
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