猫の慢性腎臓病(CKD)管理ガイド|食事療法・水分補給・定期検査
猫に非常に多い慢性腎臓病(CKD)のステージ分類、症状の見分け方、食事療法(腎臓用フード)、水分摂取の工夫、輸液療法、定期血液検査の活用方法を詳しく解説。猫の慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease: CKD)は、年齢を重ねた猫が最もかかりやすい疾患のひとつだ。15歳以上の猫では30〜40%がCK…

この記事のポイント
猫に非常に多い慢性腎臓病(CKD)のステージ分類、症状の見分け方、食事療法(腎臓用フード)、水分摂取の工夫、輸液療法、定期血液検査の活用方法を詳しく解説。猫の慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease: CKD)は、年齢を重ねた猫が最もかかりやすい疾患のひとつだ。15歳以上の猫では30〜40%がCK…
猫の慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease: CKD)は、年齢を重ねた猫が最もかかりやすい疾患のひとつだ。15歳以上の猫では30〜40%がCKDを抱えているという統計もあり、早期発見と適切な管理が長期生存の鍵となる。本記事では猫のCKDについて、ステージ分類・症状・食事療法・輸液治療まで実践的に解説する。
猫のCKDとは
慢性腎臓病は腎臓の機能(血液のろ過・老廃物の排泄・水分バランスの調節)が徐々に低下する病気だ。一度失われた腎機能は基本的に回復しないため、残った腎機能を長く保ちながら進行を遅らせることが治療の目標となる。
猫が特にCKDにかかりやすい理由のひとつは「タンパク質主体の肉食」だ。タンパク質の代謝産物(窒素性老廃物)を腎臓で処理し続けることが、長年にわたって腎臓に負荷をかける。また、猫は元来飲水量が少ない動物であり、慢性的な脱水が腎臓に悪影響を及ぼしやすい。