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Ellisella rubra
枝分かれしない1本のむちのような群体をつくるヤギ。骨軸が強く石灰化して硬く、弾力はない。共肉と個虫は朱色〜橙色で、個虫は刺激を受けると共肉の中に完全に引っ込む。
ムチヤギ(Ellisella rubra)はムチヤギ科ムチヤギ属の八放サンゴで、WoRMS の標準和名「ムチヤギ」はこの種を指します。相模湾以南の西太平洋からインド洋の暖かい海に広く分布し、水深20mより深い岩礁に固着します。群体は1本のむち状で枝分かれせず、骨軸は強く石灰化するため硬く、弾力はありません。共肉と個虫は朱色〜橙色を帯び(日本大百科全書)、個虫は共肉の中に完全に引っ込みます(マリンピア日本海)。ヤギ類の多くは褐虫藻をもたず光では育たないため、個々のポリプに十分な餌を届けないと水槽では生き残れません(Reeflex)。サイトのリュウキュウミゾヤギ(Junceella fragilis)は「ムチヤギ」の名で呼ばれることがありますが別属です。また店頭では本種がアカヤギの名で売られた例もありますが、標準和名のアカヤギは扇状に枝分かれする Menella rigida です。国内では近海産の個体が専門店にときどき入荷します。
原産地
相模湾以南の西太平洋〜インド洋(水深20m以深の岩礁)
適温
24〜27℃
給餌が必要(微粒子・プランクトン系の餌)
ヤギ類の多くは褐虫藻をもたず光で栄養を得ない(Reeflex)。水深20m以深にすむ種なので、強い照明は要らない。
1本のむち状で弾力がなく折れやすい(日本大百科全書)。根元を岩の穴にしっかり差し込み、立てて固定する。ポリプに餌が届く程度の水流を当てる。
相模湾以南の暖かい海の種。飼育水温の数値の目安は資料が少ないので、採集地の水温に合わせる。塩分33〜35ppt(比重1.023〜1.025)。
褐虫藻をもたないヤギは、個々のポリプに毎日か週3〜4回十分に給餌しないと生き残れない(Reeflex)。給餌中はポンプを止め、エビや魚に先に餌を与えて横取りを防ぐ。
給餌の手間が大きい上級者向けの種。アカヤギやリュウキュウミゾヤギと名前が混ざって売られることがあるので、枝分かれしない1本のむち状であることを確認する。
出典: コトバンク(日本大百科全書): ムチヤギ / マリンピア日本海 生物図鑑(ムチヤギ) / Reeflex(Euplexaura crassa): 褐虫藻をもたないヤギの給餌
編集・データ検証: ブリちょく編集部
本ページの分類・規制・飼育データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。
国内法: 沖縄県漁業調整規則の「造礁サンゴ類」にはヤギ類(石灰軸亜目・角軸亜目など)も含まれ、沖縄県の海では採捕が禁止されている(養殖個体は対象外)。ほかの海域でも都道府県の漁業調整規則や漁業権の対象になることがあり、国立・国定公園の海域公園地区では指定された動植物の採取に許可が要る(自然公園法第22条)。
CITES 附属書には掲載されていない(Species+ で確認)。外来生物法の特定外来生物にも指定されていない。
出典: Species+(CITES 検索) / 環境省 特定外来生物等一覧 / 沖縄県: 造礁サンゴ類の採捕等は禁止されています / e-Gov 法令検索: 自然公園法(第22条 海域公園地区)
規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。
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上級者向け。上級者向けの品種です。高度な飼育技術と専門的な設備が必要で、環境の細かい調整が求められます。
ムチヤギ(エリセラ)の食性は「給餌が必要(微粒子・プランクトン系の餌)」です。バランスの良い食事と適切な給餌頻度を心がけましょう。
ムチヤギ(エリセラ)の価格は品種・サイズ・個体の質により大きく異なります。最新の相場情報はブリちょくの相場ページをご確認ください。
最終更新: 2026年9月30日