うさぎのうっ滞、ハムスターの頬袋脱、モルモットのビタミンC欠乏症など、小動物に多い病気の症状・原因・予防策を解説します。
この記事のポイント
うさぎのうっ滞、ハムスターの頬袋脱、モルモットのビタミンC欠乏症など、小動物に多い病気の症状・原因・予防策を解説します。
小動物は体が小さいため、病気の進行が早く、症状に気づいた時には重症化していることもあります。日頃から行動や食欲を観察し、異変を感じたら早めに動物病院を受診することが大切です。
うさぎで最も多い病気の一つです。胃腸の動きが低下し、毛や食べ物が消化管内で滞留する状態です。
症状 - 食欲の低下・牧草を食べなくなる - 糞が小さくなる・出なくなる - お腹を床に押し付ける姿勢をとる - 歯ぎしりをする(痛みのサイン)
原因と予防 - ストレスや急な環境変化 - 食物繊維不足(牧草の摂取量が少ない) - 水分不足 - 運動不足
予防の基本は良質な牧草(チモシー)を常時食べられるようにすることです。牧草は消化管の動きを促進し、飲み込んだ毛を排出する助けになります。
うさぎの歯は生涯伸び続けます。牧草を十分に食べないと歯が正しく摩耗せず、噛み合わせが悪くなります。
症状 - よだれが増える - 食べにくそうにする - 目やにや涙が出る(奥歯の場合)
予防には硬い牧草をしっかり食べさせることが重要です。定期的に動物病院で歯のチェックを受けましょう。
頬袋が口の外に飛び出してしまう状態です。頬袋に食べ物を詰め込みすぎたり、粘着性のある食べ物が頬袋に張り付いたりすることで起こります。
症状 - 口の横からピンク色の組織が飛び出している - 食欲の低下 - 口を気にして前足で触る
発見したら絶対に自分で押し込もうとせず、速やかに動物病院を受診してください。軽度であれば獣医が押し戻して処置できますが、壊死が進行している場合は切除手術が必要になります。
ハムスターは高齢になると腫瘍ができやすい傾向があります。体の表面にできるしこりに気づいたら、早めに獣医に相談しましょう。
症状 - 脱毛、フケ、かゆがる行動 - 皮膚の赤みや荒れ
ケージ内の清潔を保ち、床材を定期的に交換することで予防できます。
モルモットは人間と同じく体内でビタミンCを合成できないため、食事から摂取する必要があります。不足すると壊血病を発症します。
症状 - 関節の腫れ、歩行困難 - 歯茎からの出血 - 食欲低下、元気がなくなる - 毛並みの悪化
予防 - ビタミンCが豊富な野菜(パプリカ、ブロッコリー、小松菜など)を毎日与える - モルモット専用ペレット(ビタミンC添加)を使用する - ビタミンCは酸化しやすいため、新鮮なものを毎日補給する
免疫力が低下すると真菌(カビ)による皮膚病にかかりやすくなります。円形の脱毛やフケが見られたら受診しましょう。
チンチラもうさぎと同様に歯が伸び続ける動物です。硬い牧草やかじり木で歯を摩耗させることが予防になります。
チンチラは被毛が非常に密集しているため、暑さに極端に弱い動物です。室温が25℃を超えると危険です。エアコンでの温度管理が必須となります。
湿度の高い環境で発症しやすく、鼻先や耳に脱毛やかさぶたが見られます。砂浴びの砂を清潔に保ち、湿度を50%以下に管理することで予防できます。
毎日の観察で以下の項目を確認しましょう。
## 種類別の注意すべき病気
小動物(エキゾチックペット)を診られる動物病院は限られています。迎える前に必ず近隣の対応病院を探しておきましょう。「エキゾチック動物」「小動物専門」で検索するか、日本獣医師会のサイトで対応病院を探せます。
小動物は体が小さいため、体調不良が進行するスピードが速く、受診の判断が遅れると命に関わることがあります。以下の症状が見られたら当日中に受診を推奨します。
「明日まで様子を見よう」という判断が手遅れにつながるケースは少なくありません。特にハムスターやハリネズミなど体重の軽い動物は、数時間で急変することもあります。
## ブリちょくで健康な小動物をお迎えしよう
ブリちょくでは、健康管理に配慮したブリーダーから小動物を直接お迎えできます。親の健康状態やこれまでの飼育環境をブリーダーに確認できるため、遺伝的な疾患リスクについても事前に把握できます。