金魚のマツカサ病・穴あき病ガイド|エロモナス感染症の早期発見と治療
金魚に多いエロモナス菌感染による2大疾患「マツカサ病(松かさ病)」と「穴あき病(潰瘍病)」の症状・進行・治療法を詳しく解説。グリーンFゴールド・エプソムソルト浴の使い方、潰瘍部位への直接塗布、新規個体のトリートメント手順まで実践的に紹介します。

この記事のポイント
金魚に多いエロモナス菌感染による2大疾患「マツカサ病(松かさ病)」と「穴あき病(潰瘍病)」の症状・進行・治療法を詳しく解説。グリーンFゴールド・エプソムソルト浴の使い方、潰瘍部位への直接塗布、新規個体のトリートメント手順まで実践的に紹介します。
エロモナス感染症とは
金魚のマツカサ病と穴あき病は、いずれもエロモナス(Aeromonas)菌による細菌感染症です。エロモナス菌は淡水環境に自然に存在する常在菌ですが、水質の悪化・ストレス・外傷などによって金魚の免疫力が低下すると急速に感染・発症します。
エロモナス感染症の2大病型
| 病型 | 主な病原菌 | 主な症状 |
|---|---|---|
| マツカサ病(松かさ病) | Aeromonas hydrophila(運動性)等 | 鱗の逆立ち・腹水・体の膨張 |
| 穴あき病(潰瘍病) | Aeromonas salmonicida(非運動性)等 | 鱗脱落・組織潰瘍・出血 |
どちらも発見が遅れると急速に悪化し、治療が困難になる前に早期対処が極めて重要です。
マツカサ病(松かさ病)
症状と進行
マツカサ病は体液調節機能の崩壊(腹水・浮腫)によって発症します。
初期症状
- 鱗の一部が立ち上がり始める(特に側腹部・尾部付近)
- 軽度の食欲低下
- 体表の光沢が少し失われる
進行期の症状
- 全身の鱗が「松かさ(まつかさ)」のように逆立つ
- 腹部が膨らむ(腹水貯留)
- 目が突出する(ポップアイを伴うことがある)
- 底に沈んでいることが増える
- 食欲が著しく低下