サンゴ水槽のORP(レドックス電位)管理ガイド|水質の見えない指標を理解する
サンゴ水槽における酸化還元電位(ORP)の基礎知識から、測定方法、適正値の目安、オゾナイザーとの連携まで詳しく解説します。見えにくい水質パラメータを管理して水槽環境を最適化する方法を紹介します。

この記事のポイント
サンゴ水槽における酸化還元電位(ORP)の基礎知識から、測定方法、適正値の目安、オゾナイザーとの連携まで詳しく解説します。見えにくい水質パラメータを管理して水槽環境を最適化する方法を紹介します。
サンゴ水槽の水質管理において、pH・硝酸塩・リン酸塩などはよく知られた指標ですが、「ORP(酸化還元電位)」については見落とされがちです。ORPを正しく理解して管理することで、水槽の水質を高いレベルで安定させ、サンゴの健康維持につながります。
ORPとは何か
ORP(Oxidation-Reduction Potential)は日本語で「酸化還元電位」といい、水の酸化力・還元力の度合いを示す指標です。単位はミリボルト(mV)で表し、値が高いほど酸化力が強く(酸素が豊富・有機物の分解が活発)、低いほど還元力が強い(嫌気的・有機物が蓄積)状態を示します。
サンゴ水槽での意味 自然の海水のORPは通常300〜450mVの範囲にあります。サンゴ水槽では、有機物の蓄積や微生物バランスの乱れによってORPが低下します。ORPが低い水槽は「疲れた水」と呼ばれ、サンゴが閉口したり白化しやすくなったりします。逆に高すぎる場合は、オゾン等の酸化物質が過剰になっているサインです。