メインコンテンツへスキップ猫のグルーミングガイド|ブラッシング・爪切り・歯磨きの基本 | ブリちょく猫| ✍️ ブリちょく編集部
猫のグルーミングガイド|ブラッシング・爪切り・歯磨きの基本
猫のグルーミングの基本を解説。毛質別のブラシ選び、嫌がらない爪切りの手順、歯磨きの頻度と歯ブラシの使い方、シャンプーの必要性、長毛種の毛玉予防のポイントを紹介します。猫は起きている時間の約30〜50%を自分でグルーミング(毛づくろい)する動物です。しかし、飼い主によるケアなしでは、抜け毛の蓄積・爪の伸びすぎ・歯周…
この記事のポイント
猫のグルーミングの基本を解説。毛質別のブラシ選び、嫌がらない爪切りの手順、歯磨きの頻度と歯ブラシの使い方、シャンプーの必要性、長毛種の毛玉予防のポイントを紹介します。猫は起きている時間の約30〜50%を自分でグルーミング(毛づくろい)する動物です。しかし、飼い主によるケアなしでは、抜け毛の蓄積・爪の伸びすぎ・歯周…
猫は起きている時間の約30〜50%を自分でグルーミング(毛づくろい)する動物です。しかし、飼い主によるケアなしでは、抜け毛の蓄積・爪の伸びすぎ・歯周病など、さまざまな健康問題が生じます。定期的なブラッシング・爪切り・歯磨きは猫の健康を守るだけでなく、皮膚の異常や体のしこりを早期発見するチャンスでもあります。
ブラッシング
毛質別のブラシ選びと頻度
✍️
ブリちょく編集部
生体の飼育情報を専門に扱うブリちょく編集部。獣医療・繁殖の各分野を取材し、初心者にも分かりやすい記事をお届けします。
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| 中毛 | コーム(粗目)・ピンブラシ | 週2〜3回 | ノルウェジアン・ソマリ |
短毛種のポイント: ラバーブラシやシリコンブラシを体に沿わせてなでるように使うと、抜け毛が効率よく取れます。皮膚への刺激が少なく猫が嫌がりにくいのがメリットです。仕上げに天然毛のブラシを使うと毛並みにツヤが出ます。
中毛種のポイント: コームを毛の根元から通して毛玉の有無を確認します。特に耳の後ろ・脇の下・後ろ足の付け根は毛玉ができやすい部位です。ピンブラシでふんわりと毛を整えると見た目も美しくなります。
長毛種のポイント: スリッカーブラシで絡んだ毛をほぐしますが、力を入れすぎると「ブラシバーン(皮膚の擦り傷)」を起こすため、皮膚に当たらないよう毛先から少しずつほぐします。毎日のブラッシングを怠ると毛玉がフェルト状に固まり、最悪の場合はバリカンで刈り取るしかなくなります。
ブラッシングの実践手順
- 猫がリラックスしている食後や昼寝前のタイミングを選ぶ
- 首・背中・側腹など猫が触られやすい部位から始める
- 毛の流れに沿ってブラシを動かす。逆毛は猫が嫌がる原因になる
- お腹・足の付け根・脇は敏感な部位なので慎重に。嫌がったら無理をしない
- 全身をチェックしながら、しこり・傷・ノミの糞(黒い粒)がないか確認する
- 終わったらご褒美のおやつで「ブラッシング=良いこと」と学習させる
換毛期(春・秋)は通常の2〜3倍の毛が抜けるため、短毛種でも毎日のブラッシングを推奨します。
爪切り
爪切りの頻度と道具
前足は2〜3週間に1回、後足は伸びるのが遅いため3〜4週間に1回が目安です。室内猫は爪とぎだけでは爪が十分に短くならず、巻き爪になると肉球に刺さることがあります。
道具はペット用爪切り(ハサミ型またはギロチン型)を使用します。小型猫にはハサミ型、大型猫にはギロチン型が扱いやすい傾向があります。人間用の爪切りは爪が割れるリスクがあるため使用しないでください。
嫌がらない爪切りの手順
事前の慣らし(爪切りの前日までに)
- 普段から前足・後足を触ることに慣れさせる。肉球を優しく押して爪を出す練習を日常的に行う
- 爪切りの道具を猫の前に置いて匂いを嗅がせ、存在に慣れさせる
- 肉球を触るたびにおやつを与え、ポジティブな印象を作る
カットの手順
1. 猫を膝の上や安定した場所に落ち着かせる(タオルで包む「猫巻き」も有効)
2. 前足を軽く握り、肉球を優しく押して爪を出す
3. 爪の先端1〜2mmをカット(透明な部分のみ)。光に透かすとクイック(血管)が赤く見える
4. 爪の根元にある「クイック(血管・神経)」の手前2mm以上の余裕を持って切る
5. 1回ですべての爪を切ろうとせず、嫌がったら一時中断。数日に分けてもOK
6. 終わったらたくさん褒めておやつを与える
もし血が出たら
クイックを切ってしまった場合は、清潔なガーゼで圧迫止血します。止血パウダー(クイックストップ)があれば患部に押し当てます。通常は数分で止血できますが、出血が10分以上続く場合は獣医師に相談してください。
歯磨き
なぜ歯磨きが必要か
3歳以上の猫の約70%が何らかの歯周病を抱えているとされています。歯周病は口腔内だけの問題ではなく、細菌が血流に乗って心臓・腎臓・肝臓に悪影響を及ぼす可能性があります。歯垢は約3日で歯石に変わり、歯石は歯磨きでは除去できず全身麻酔下でのスケーリングが必要になります。
歯磨きの頻度と道具
理想は毎日ですが、週2〜3回でも予防効果があります。猫専用の歯ブラシ(ヘッドが小さく毛が柔らかいもの)または指に被せるシリコン製フィンガーブラシを使用します。歯磨きペーストは必ず猫用を選び、人間用は飲み込むとフッ素中毒の危険があるため絶対に使用しないでください。
慣れさせる段階的な手順
- 週1: 指に歯磨きペーストをつけて舐めさせるだけ。味に慣れさせる
- 週2: 慣れたら指で前歯・犬歯の外側を軽くこする
- 週3: フィンガーブラシまたは歯ブラシを使い前歯から磨き始める
- 週4以降: 徐々に奥歯まで広げる。歯の外側(頬側)を重点的に磨く
- 各ステップでおやつを与え、嫌な印象を残さないようにする
歯磨きがどうしても難しい猫には、デンタルジェル・デンタルガム・水に混ぜるデンタルリンスなどの補助製品も活用しましょう。
長毛種の毛玉予防
長毛種はグルーミング時に飲み込んだ毛が胃の中で固まり「毛玉(ヘアボール)」になることがあります。通常は嘔吐で排出されますが、腸に詰まると「毛球症」となり外科手術が必要になることもあります。
予防法
- 毎日のブラッシング: 抜け毛の除去が最も効果的な毛玉予防。換毛期は特に念入りに
- 毛玉ケアフード: 食物繊維が豊富で毛の排出を助けるタイプのフードを活用
- 毛玉除去剤(マルトースペースト等): 週1〜2回の投与で消化管内での毛玉形成を予防
- 十分な水分摂取: 水分が腸の動きを促し、毛の排出を助ける
毛玉を吐く回数が週に2〜3回以上に増えたり、食欲低下・便秘・元気消失を伴う場合は腸閉塞の可能性があるため速やかに獣医師に相談しましょう。
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グルーミングのしやすさは猫の品種や個性によって大きく異なります。ブリちょくでは猫専門のブリーダーから直接購入でき、購入する猫のグルーミングの習慣や扱いやすさについてブリーダーに事前確認することができます。子猫のうちからブラッシングや足を触られることに慣れている猫は、生涯にわたってグルーミングがスムーズです。猫のシニアケア完全ガイドも参考にして、健康でケアに慣れた猫を迎えることで、日常のお手入れがより楽しい時間になります。