バラ栽培を始めたい初心者の方へ。黒点病・うどんこ病に強い丈夫な品種を厳選。アイスバーグ、ノックアウト、ピエール・ドゥ・ロンサールなどおすすめ品種を紹介。
この記事のポイント
バラ栽培を始めたい初心者の方へ。黒点病・うどんこ病に強い丈夫な品種を厳選。アイスバーグ、ノックアウト、ピエール・ドゥ・ロンサールなどおすすめ品種を紹介。
「バラは難しい」——そう思って挑戦をためらっている方は少なくありません。確かに、デリケートな品種を選んでしまうと、黒点病やうどんこ病との戦いに明け暮れ、毎週農薬を撒き続けるはめになることも。しかし、品種選びを間違えなければ、バラは初心者でも十分に楽しめる花です。
バラの品種は世界で3万種以上あるといわれています。その中から「育てやすい品種」を選ぶことが、成功への最短ルートです。このガイドでは、初心者が押さえておきたい選び方のポイントと、特におすすめの10品種をくわしく紹介します。
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バラの二大病害は黒点病(黒星病)とうどんこ病です。黒点病は雨や夜露で葉に黒い斑点が広がり、放置すると落葉して株が弱ります。うどんこ病は新芽が白い粉に覆われ、生育が停滞します。
耐病性の高い品種を選べば、農薬散布の回数を大幅に減らせます。「ほぼ無農薬」で管理できる品種も存在するため、忙しい方や農薬を使いたくない方には特に重要な選択基準です。
一季咲きのバラは春の一度だけしか咲きません。初心者には、春・夏・秋と繰り返し開花する四季咲き性または返り咲き性の品種がおすすめです。開花のたびに達成感が得られ、栽培のモチベーション維持にもつながります。
樹勢が強い品種は、多少の管理ミスや悪天候があっても枯れにくく、グングン育ちます。初心者のうちは剪定タイミングを外したり、水やりを忘れたりすることもあるため、ある程度のタフさは必須条件といえます。
地植えか鉢植えか、庭の広さ、フェンスやアーチの有無など、自分の栽培環境に合った樹形(木立・つる・シュラブ)を選ぶことも大切です。コンパクトな品種は鉢植えに、つるバラはアーチやフェンスに誘引することで、最大限の美しさを引き出せます。
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入門書で必ずといっていいほど紹介される定番品種。純白の花が房咲きになり、庭を明るく彩ります。黒点病・うどんこ病への耐性が高く、繰り返しよく咲くため、初めてのバラとして最適です。半日陰でもある程度咲いてくれる順応性の高さも魅力。
「世界一育てやすいバラ」とも称される超耐病性品種。ほぼ無農薬での栽培が可能で、肥料や剪定に神経質になる必要もほとんどありません。生垣(ヘッジ)としても使えるほどの旺盛な樹勢を持ちます。
古典的なカップ咲きの美しさと現代的な耐病性を兼ね備えた人気品種。「オールドローズの雰囲気を楽しみたいが、管理は楽にしたい」という方にぴったりです。花もちもよく、切り花としても活躍します。
世界バラ会議で「殿堂入り」した、世界的知名度を誇るつるバラ。大輪のカップ咲きで優雅な存在感があります。フェンスやアーチへの誘引に向き、一季咲きですが春の開花ボリュームは圧巻。病気にも比較的強く、つるバラ入門として申し分ありません。
日本生まれの耐病性つるバラ。旺盛な樹勢で大株になりやすく、白い小花が滝のように咲き乱れる姿は見事です。高温多湿の日本の気候に適しており、国内での栽培実績も豊富。
日本の育種家が生み出した国産品種。高温多湿の日本の夏にも強く、コンパクトにまとまるため鉢植えにも最適です。ベランダ栽培を考えている方にも向いています。コーラルピンクの愛らしい花色が人気を集めています。
小さな花が房になって咲くポリアンサ系のシュラブバラ。ナチュラルガーデンやコテージガーデンのスタイルによく合います。耐病性が高く、秋のローズヒップ(実)も観賞価値があります。
イングリッシュローズの中でも比較的耐病性が高く、入門向きの品種です。柔らかなカップ咲きとソフトピンクの花色が上品で、香りも楽しめます。
1867年に誕生した、現代バラの歴史を開いた記念碑的品種。古い品種ながら比較的丈夫で、シルバーがかったピンクの花色と気品ある香りが今も多くのファンを惹きつけます。バラの歴史に触れたい方におすすめです。
デビッド・オースティン社の代表的な品種のひとつ。強健で繰り返しよく咲き、甘い香りも魅力です。イングリッシュローズらしいカップ咲きの花形と、使いやすい樹形で庭植えにも鉢植えにも対応します。
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品種選びと同時に、基本的な管理を押さえておくと失敗が減ります。
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バラ栽培の成功は、「育てやすい品種を選ぶこと」と「健康な苗を手に入れること」の2点にかかっています。いくら管理を丁寧にしても、病気に弱い品種や状態の悪い苗からのスタートでは苦労が増してしまいます。
ブリちょくでは、バラ・花を専門とするブリーダーや愛好家から苗を直接購入できます。育ててきた環境や管理方法をブリーダー本人に直接相談できるため、通販では得られない情報とともに、信頼性の高い苗を手に入れられます。品種の特性や自分の栽培環境への適性についても気軽に質問できるのが、ブリちょくならではの強みです。
今年こそバラ栽培に挑戦したいと思っているなら、まずは耐病性の高い一品種からスタートしてみましょう。咲いた花の美しさは、きっとあなたの次のバラを選ぶ原動力になるはずです。