蘭の増やし方(株分け・高芽・バルブカット)を種類別に詳しく解説。シンビジウム・デンドロビウム・コチョウラン・カトレアそれぞれの増殖方法と適切な時期・道具・株分け後のケアまで実践的に紹介します。
この記事のポイント
蘭の増やし方(株分け・高芽・バルブカット)を種類別に詳しく解説。シンビジウム・デンドロビウム・コチョウラン・カトレアそれぞれの増殖方法と適切な時期・道具・株分け後のケアまで実践的に紹介します。
蘭は種類によって適した増殖方法が異なります。大きく分けると「株分け(バルブ分割)」「高芽(けいが)取り」「バックバルブ育成」の3つの方法があります。適切な方法を選ぶことが増殖成功の鍵です。
シンビジウムやカトレアなど、バルブ(偽球茎)を持つ蘭は「株分け」で増やせます。
適切な時期: 花が終わった後、新芽が動き始める前(シンビジウムは秋〜冬、カトレアは春)が最適です。
手順: 1. 株を鉢から取り出し、根を傷めないよう古い土を丁寧に落とす 2. バルブが3〜5個以上の塊になるよう、清潔なハサミやナイフで切り分ける(1株には最低でも3バルブを含める) 3. 切り口に殺菌剤(ダコニール等)または木炭粉を塗布して雑菌感染を防ぐ 4. 新しい鉢に植え付け、1〜2週間は日陰で安静に管理
注意点: 古すぎるバルブ(ブラックバルブ・枯れかけ)は含めないようにします。健康なバルブだけを選んで分割します。
高芽(ケイキ)は茎・バルブの節から生える小株のことです。デンドロビウムやコチョウランでは高芽が発生することがあります。
デンドロビウムの高芽: - 古いバルブの節から発生する - 高芽に根が2〜3本(2〜3cm程度)出たら切り取りのタイミング - 清潔なハサミで親バルブから切り離し、水ゴケに植え付け
コチョウランの高芽: - 花茎の節から発生することがある - 根が出てきたら(長さ2〜3cm)バルブごと切り取る - 水ゴケかバーク等に植え付け
高芽は親株の遺伝子をそのまま受け継ぐため、優秀な親株の増殖に適した方法です。
バックバルブとは、株分け時に余った古いバルブです。直接廃棄せず、水ゴケや単独鉢に植えると新芽を出すことがあります。
バックバルブからの育成は時間がかかりますが、希少品種のバルブを活用する手段として知られています。
株分け後の株は根が減っているため、高温・強光・乾燥に弱い状態です。
最初の2〜4週間: - 明るい日陰(直射日光を避ける)に置く - 水やりは土が完全に乾いたら少量与える(根腐れに注意) - 肥料は与えない(新根が出てから)
回復のサイン: 新芽・新根の展開が始まったら回復が進んでいるサインです。新根が10cm程度伸びてきたら通常管理に移行できます。
株分けはタイミングと衛生管理さえ適切なら初心者でも十分に成功できます。高価な蘭を自分で殖やせれば、コレクションの充実やブリーダーとしての販売に活かせます。
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