金魚の転覆病(てんぷくびょう)治療ガイド|原因別の対処法
金魚の転覆病を原因別に解説します。らんちゅうなど丸物金魚は転覆しやすく、食事性は3〜5日の絶食と25℃の水温維持、細菌性は充血や鱗の逆立ちがあれば隔離して5〜7日の薬浴、先天性は水深10〜15cmに下げる管理が要点です。

この記事のポイント
金魚の転覆病を原因別に解説します。らんちゅうなど丸物金魚は転覆しやすく、食事性は3〜5日の絶食と25℃の水温維持、細菌性は充血や鱗の逆立ちがあれば隔離して5〜7日の薬浴、先天性は水深10〜15cmに下げる管理が要点です。
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転覆病は、金魚が水面で逆さまに浮いたり、底に沈んだまま動けなくなる症状です。見た目のインパクトが強く、飼い主にとって最も不安を感じる病気のひとつですが、原因によって対処法が大きく異なります。正しく原因を見極め、適切なケアを行うことで回復できるケースも多くあります。本記事では、原因別の治療法から予防策まで、初心者にもわかりやすく解説します。
転覆病とは?まず原因を正しく見極めよう
転覆病とは病名というよりも「症状の総称」です。金魚が正常な姿勢を保てなくなる状態を指し、原因はひとつではありません。大きく分けると以下の3タイプがあります。
- 食事性(一過性)の転覆:消化不良やガスの蓄積が原因
- 細菌性の転覆:浮き袋や内臓への細菌感染が原因
- 先天性・慢性の転覆:体型や浮き袋の構造的な問題が原因
特に、らんちゅう・オランダ獅子頭・ピンポンパール・東錦といった「丸物金魚」と呼ばれる体型の品種は、浮き袋が圧迫されやすく転覆病になりやすいとされています。一方で、和金やコメットなどの細長い体型の金魚では比較的まれです。丸物金魚の水質管理そのものを見直したい方は琉金・丸物金魚の水質管理ガイド|転覆病を防ぐ水づくりもあわせてご覧ください。
症状が出た際は、まず体表の変化(充血・粘膜の乱れなど)を観察し、食事状況や水温の変化を振り返ることから始めましょう。
食事性(一過性)の転覆|最も多い原因と対処法
転覆病の中で最も多いのが、消化不良やガスの蓄積によるものです。食べすぎ・消化しにくい餌・低水温での消化不良などが引き金になります。早期に対処すれば比較的回復しやすいタイプです。
治療ステップ
- 絶食(3〜5日間):消化管の内容物を空にすることが最優先です。金魚は数日間の絶食に耐えられるため、焦らず休ませましょう。
- 水温を25℃に安定させる:低水温は消化機能を著しく低下させます。ヒーターで25℃前後を維持することで消化・代謝を促進します。
- 塩水浴(0.3〜0.5%):浸透圧を調整し、体への負担を軽減します。市販の「金魚用塩」や「食塩」(添加物なし)を使用してください。



