メインコンテンツへスキップペットのマイクロチップ義務化と個体識別の基礎知識|登録手順・費用・対象動物を徹底解説 | ブリちょく全般| ✍️ ブリちょく編集部
ペットのマイクロチップ義務化と個体識別の基礎知識|登録手順・費用・対象動物を徹底解説
2022年施行のマイクロチップ義務化を踏まえ、対象動物・登録手順・費用・読み取り方法・既存ペットへの対応まで個体識別の基礎を網羅的に解説します。ペットのマイクロチップ義務化と個体識別の基礎知識|登録手順・費用・対象動物を徹底解説 ペットを飼い始めたとき、「マイクロチップって結局どうすればいいの?」と迷った経験はな…
この記事のポイント
2022年施行のマイクロチップ義務化を踏まえ、対象動物・登録手順・費用・読み取り方法・既存ペットへの対応まで個体識別の基礎を網羅的に解説します。ペットのマイクロチップ義務化と個体識別の基礎知識|登録手順・費用・対象動物を徹底解説 ペットを飼い始めたとき、「マイクロチップって結局どうすればいいの?」と迷った経験はな…
ペットのマイクロチップ義務化と個体識別の基礎知識|登録手順・費用・対象動物を徹底解説
ペットを飼い始めたとき、「マイクロチップって結局どうすればいいの?」と迷った経験はないでしょうか。2022年6月の改正動物愛護法施行により、犬・猫の販売業者に対するマイクロチップの装着が義務化されました。しかし、対象となる動物の範囲や、すでに飼っているペットへの対応、爬虫類や鳥など犬猫以外への装着メリットなど、意外と知られていない点も多くあります。
✍️
ブリちょく編集部
生体の飼育情報を専門に扱うブリちょく編集部。獣医療・繁殖の各分野を取材し、初心者にも分かりやすい記事をお届けします。
ブリちょくでブリーダーを探す
認証済みブリーダーから直接購入できます
ペットライフ
ペット可物件・ブリーダー直販・ペット可スポットの3軸連携。
本記事では、マイクロチップの仕組みから登録手順、費用、ブリーダー直販との関係まで、ペットの個体識別に関する知識を体系的にまとめます。
マイクロチップとは何か
マイクロチップは、直径約2mm・長さ約12mmの円筒形の電子標識器具です。内部にはICチップとアンテナが封入されており、専用リーダーで読み取ると15桁の固有番号が表示されます。
基本的な仕組み
- 電池不要:リーダーからの電磁波でICチップが起動するパッシブ方式
- 生体適合性:生体適合ガラスで被覆されており、体内で劣化しにくい
- 耐用年数:理論上は半永久的に動作。電池がないためバッテリー切れの心配なし
- 読み取り距離:専用リーダーを体表から数cm以内に近づけるだけで認識
装着は注射器に似た専用インジェクターで皮下に埋め込みます。犬・猫の場合は首の後ろ(肩甲骨間の皮下)が標準的な装着位置です。
改正動物愛護法とマイクロチップ義務化の背景
義務化の経緯
2019年の動物愛護法改正で、2022年6月1日から以下のルールが施行されました。
| 対象 | 義務の内容 |
|---|
| 犬猫等販売業者(ブリーダー・ペットショップ) | 販売前のマイクロチップ装着が義務 |
| 一般の飼い主(新規取得) | 購入・譲り受け後の登録変更が義務 |
| 一般の飼い主(既存ペット) | マイクロチップ装着は努力義務 |
義務化の目的
- 迷子・災害時の身元確認:首輪や鑑札と違い、脱落・紛失のリスクがない
- 遺棄の抑止:個体と飼い主が紐付くことで、安易な遺棄を防ぐ
- 所有権トラブルの回避:盗難や行方不明時の所有者証明になる
- 繁殖管理の透明化:ブリーダーの繁殖個体を追跡可能にし、過剰繁殖を防ぐ
装着の手順と流れ
ステップ1:動物病院で装着
マイクロチップの装着は獣医師のみが行えます。通常の診察時間内に対応でき、所要時間は数分程度です。
- 装着前に健康チェック(体調不良時は延期する場合あり)
- 専用インジェクターで皮下に挿入
- 挿入後すぐにリーダーで読み取り確認
- 痛みは一般的な注射と同程度。麻酔は通常不要
ステップ2:指定登録機関への登録
装着後は、環境省が指定する登録機関(日本獣医師会の「犬と猫のマイクロチップ情報登録」サイト)にオンラインで登録します。
登録に必要な情報
- マイクロチップの識別番号
- 飼い主の氏名・住所・電話番号
- 動物の種類・品種・毛色・性別・生年月日
- 装着した動物病院の情報
ステップ3:登録完了証明書の保管
登録が完了すると証明書(PDF)が発行されます。この証明書は以下の場面で必要になるため、大切に保管してください。
- 狂犬病予防法に基づく犬の登録(市区町村への届出の代替)
- 譲渡・販売時の登録変更
- 飼い主の住所変更
費用の目安
装着費は動物病院によって差がありますが、多くの場合は5,000円前後です。避妊・去勢手術や健康診断と同時に行えば、来院回数を減らすことも可能です。
犬猫以外の動物とマイクロチップ
法律上の義務はないが、装着メリットは大きい
現行の改正動物愛護法でマイクロチップ装着が義務化されているのは犬と猫のみです。しかし、爬虫類・鳥・小動物など他の動物でもマイクロチップを装着するケースは増えています。
爬虫類
- CITES(ワシントン条約)附属書I掲載種は、国際取引時にマイクロチップによる個体識別が求められる場合がある
- ボールパイソン・カメレオン・モニターリザードなどの高額個体は、盗難対策としても有効
- 爬虫類は外見での個体識別が難しいため、血統管理にも役立つ
鳥類
- 大型インコやオウム科の鳥は寿命が50年以上に及ぶことがあり、長期的な個体管理に適している
- 脚環(バンドリング)が外れるリスクがあるため、補助的な個体識別手段として有用
- 高額な希少種の所有権証明にも活用可能
小動物
- フェレット・チンチラ・うさぎなどの小動物にも装着できるが、体サイズが極めて小さい個体には不向き
- 獣医師と相談の上、装着の適否を判断する
植物の個体識別
植物にはマイクロチップを装着しませんが、希少なアガベやコーデックスなど高額植物の個体管理には、別の方法が使われます。
- タグ・ラベル管理:品種名・入手日・親株情報を記載したタグをポットに挿す
- 写真による記録:特徴的な斑入りや形状を定期的に撮影してデジタル管理
- ナンバリング管理:コレクション番号を振り、スプレッドシートやアプリで一元管理
ブリーダー直販とマイクロチップ
ブリーダーから直接生体を購入する場合、マイクロチップに関して以下の点を確認しておくとスムーズです。
犬・猫の場合
2022年6月以降、犬猫等販売業者であるブリーダーは販売前にマイクロチップを装着する義務があります。購入時にはすでにチップが装着済みのはずです。
購入者がすべきこと
1. マイクロチップの識別番号と装着証明書を受け取る
2. 指定登録機関で飼い主の登録変更を行う(30日以内)
3. 登録完了証明書を保管する
爬虫類・鳥・その他の生体の場合
- マイクロチップ装着の有無
- 装着済みの場合、識別番号の引き継ぎ方法
- 未装着の場合、購入後の装着可否(動物病院で対応可能か)
ブリちょくでは、ブリーダーと購入前にメッセージで直接やり取りできるため、マイクロチップの有無を含めた個体の詳細情報を事前に確認できます。
マイクロチップに関するよくある疑問
Q. 体内で移動することはある?
稀にありますが、多くの場合は装着部位周辺にとどまります。装着後数日で周囲の組織に固定されるため、大きく移動するケースはごくまれです。
Q. MRIやレントゲンに影響する?
一般的なマイクロチップはMRI・レントゲン検査に支障をきたしません。ただし、MRI撮影時にチップ周辺の画像にわずかなアーチファクト(ノイズ)が出る可能性はあります。検査前に獣医師にチップの有無を伝えておきましょう。
Q. GPS追跡機能はある?
ありません。マイクロチップはリーダーで読み取って初めて番号がわかる仕組みで、位置情報を発信する機能は搭載されていません。リアルタイムの位置追跡が必要な場合は、GPS付きの首輪やトラッカーを別途用意する必要があります。
Q. すでに飼っているペットに装着すべき?
法律上は努力義務ですが、装着を強くおすすめします。災害や脱走で保護された際、首輪が外れていてもマイクロチップがあれば飼い主の元に戻れる確率が大幅に上がります。実際に、東日本大震災や熊本地震では、マイクロチップのおかげで飼い主と再会できたケースが多数報告されています。
まとめ
マイクロチップは、ペットの安全と飼い主の安心を支える基盤的な仕組みです。
- 犬・猫を購入する場合はブリーダーが装着済み → 飼い主は登録変更を忘れずに
- 爬虫類・鳥・小動物は義務ではないが、高額個体・希少種には装着を検討
- 植物はタグ・写真・ナンバリングで個体管理
- 登録情報は引っ越しや飼い主変更のたびに更新する
ブリちょくでは、認証済みブリーダーから直接生体を購入できるため、マイクロチップの装着状況や個体の履歴を購入前に詳しく確認できます。安心できる生体との出会いをお探しの方は、ぜひブリちょくをご利用ください。