観葉植物によく発生するハダニ・カイガラムシ・アブラムシ・コバエの見分け方と駆除法を解説。農薬を使わない自然派対策から殺虫剤の正しい使い方まで紹介。
この記事のポイント
観葉植物によく発生するハダニ・カイガラムシ・アブラムシ・コバエの見分け方と駆除法を解説。農薬を使わない自然派対策から殺虫剤の正しい使い方まで紹介。
観葉植物を育てていると、いつの間にか虫が発生していて焦ることがあります。「葉が白くなってきた」「葉の裏に黒い点々がある」「土の周りに小さな虫が飛んでいる」こういったサインに気づいたら早めの対処が必要です。本記事では、観葉植物に多い害虫の見分け方と効果的な対策を解説します。
見分け方 葉に白い小さな斑点が無数につく。葉の裏を見ると極小の赤・茶色の虫(0.5mm以下)が動いているのが確認できる。被害が進むと葉全体が白っぽくなり、細い糸が張る。
好む環境 高温・低湿度の環境を好む。特に冬の室内(暖房で乾燥)で大量発生しやすい。
被害を受けやすい植物 フィカス・ゴムの木・アジアンタム・パキラ・ドラセナなど
対処法 - 霧吹きで葉に水を吹きかけて洗い流す(特に葉の裏) - ハダニ専用の殺ダニ剤(バロック・コロマイトなど)を散布 - ニームオイル希釈液を葉全体にスプレー - 葉水を習慣化して湿度を上げる(予防効果あり)
見分け方 茎や葉の付け根に白い綿状・茶色い硬い殻状の虫がつく。見た目は虫というより汚れのようで気づきにくい。排泄物(スス病を引き起こす)が原因で葉が黒くなることも。
好む環境 風通しが悪く、密集した環境を好む。
被害を受けやすい植物 サンセベリア・ストレリチア・ソテツ・アレカヤシなど
対処法 - 歯ブラシや綿棒で物理的に除去する(軽度の場合) - アルコール(消毒用エタノール)を染み込ませた綿棒でぬぐう - カイガラムシ専用の薬剤(スプラサイド・マシン油乳剤など)を散布 - 定期的に葉や茎を点検する(早期発見が重要)
見分け方 新芽・茎の先端・葉の裏に緑・黒・白の小さな虫が群がる。成長点が萎縮・奇形になることがある。
好む環境 窒素分が多すぎる(過肥料)・柔らかい新芽がある環境
対処法 - 水で洗い流す(数が少ない場合) - ニームオイル・酢水(20倍希釈)スプレー - 殺虫剤(スプレータイプの即効性あり)
見分け方 土の周りや水受け付近に1〜2mmの小さな虫が飛んでいる。成虫は目立つが問題は幼虫で、土の中の有機物・根を食害する。
好む環境 過湿な土・有機物が多い培養土
対処法 - 水やりを控えて土を乾燥させる(幼虫の繁殖を抑える) - 黄色粘着板(イエロースタンプなど)で成虫を捕まえる - 殺虫粒剤(オルトランなど)を土に混ぜる - 土の表面を赤玉土・バークチップで覆い、産卵を防ぐ
見分け方 葉に大きな穴が開く。夜間に食害するため昼間は見えにくい。
対処法 - 夜間に懐中電灯でチェック・手で除去 - ナメクジ忌避剤・ヨトウムシ用農薬
室内で使う農薬が心配な方には、以下の方法が効果的です。
ニームオイル インドのニームの木から抽出した天然成分。多くの虫に効果があり、人体・ペットへの安全性が高い。水で希釈(300〜500倍)してスプレーします。
食酢・重曹水 食酢20倍希釈液や重曹水(水1Lに重曹小さじ1)がアブラムシ・カビに効果あり。刺激が少なく安全です。
強い水流 シャワーで葉全体を洗い流す方法は、ハダニ・アブラムシに即効性があります。
害虫の発生を防ぐには、以下の習慣が効果的です。
害虫は早期発見・早期対処が最も効果的です。週1回程度、葉の表裏を観察する習慣をつけることで、大量発生の前に対処できます。どんな殺虫剤を使う場合も、使用説明書をよく読み、室内では特に換気をしっかり行いましょう。