人気の観葉植物モンステラの品種を徹底比較。デリシオーサ・アダンソニー・斑入りなど各品種の特徴、見分け方、育て方の違いを解説します。
この記事のポイント
人気の観葉植物モンステラの品種を徹底比較。デリシオーサ・アダンソニー・斑入りなど各品種の特徴、見分け方、育て方の違いを解説します。
モンステラは観葉植物の中でも特に人気の高い植物で、大きな葉に入る切れ込みや穴が特徴的です。インテリアとしての存在感が抜群で、カフェやショップのディスプレイでも頻繁に見かけます。しかし「モンステラ」と一口に言っても複数の種類があり、性質も見た目もかなり異なります。ここでは代表的なモンステラの品種と、それぞれの特徴を解説します。
最も一般的なモンステラで「ホウライショウ」とも呼ばれます。
外観の特徴 成熟すると葉の直径が50cm以上になる大型種です。葉の切れ込みは深く、穴(フェネストレーション)も大きく開きます。幼株の頃はハート型の葉で切れ込みがなく、成長するにつれて特徴的な葉姿になっていきます。
育て方のポイント 耐陰性があり室内の明るい場所であれば十分育ちます。ただし光が足りないと葉の切れ込みが入りにくくなるため、レースカーテン越しの明るい場所がベストです。水やりは春〜秋は土の表面が乾いたらたっぷり与え、冬は乾かし気味に管理します。気根が伸びてきたら、ヘゴ棒や支柱に誘引すると自然な姿に仕上がります。
斑入りデリシオーサ 白い斑が入る「ホワイトモンスター」や、黄色の斑が入る「イエローマリリン」など斑入り品種は非常に高い人気を誇ります。斑入り品種は成長が遅く、直射日光に当てると斑の部分が焼けやすいため、より繊細な管理が必要です。
デリシオーサより小型で、つる性が強い品種です。
外観の特徴 葉は15〜30cm程度でデリシオーサより小さく、葉に多数の穴が開くのが特徴です。切れ込みは入らず穴だけが開く点がデリシオーサとの大きな違いです。つる性が強く、ハンギングで垂らして育てたり、支柱に這わせたりと飾り方のバリエーションが豊富です。
育て方のポイント デリシオーサより耐陰性が高く、やや暗い場所でも育ちます。水やりもデリシオーサと同様ですが、葉が薄い分乾燥に弱いため、定期的な葉水が有効です。成長が速いため、年に1〜2回の植え替えが必要になることもあります。
人気の理由 デリシオーサほど場所を取らず、小さなスペースでもモンステラの雰囲気を楽しめることから、ワンルームの方や初心者に人気です。価格も比較的手頃なのが嬉しいポイントです。
デリシオーサとアダンソニー以外にも魅力的な品種があります。
ドゥビア(M. dubia) 幼葉は銀色の模様が入った平らな形で、壁や支柱に張り付くように成長します。成長すると通常のモンステラのような切れ込み葉になります。幼葉から成葉への変化が劇的で、コレクター人気の高い品種です。
ペルツーサ(M. pertusa) アダンソニーに似ていますが、穴のパターンが異なります。市場ではアダンソニーと混同されて販売されていることも多いため、購入時は注意が必要です。
オブリクア(M. obliqua) 葉の穴が極端に大きく、葉の面積より穴の面積の方が広いという驚異的な品種です。流通量が非常に少なく、本物のオブリクアは高額で取引されます。アダンソニーが誤ってオブリクアとして販売されるケースが多いため、信頼できる販売元からの購入が重要です。
大きくなりすぎたモンステラの管理も重要です。
仕立て直しの方法 モンステラは放っておくと横に広がったり、気根だらけになって見栄えが悪くなることがあります。節の下でカットし、上部は水挿しや挿し木で新しい株にします。下部の株からは脇芽が出て、よりコンパクトな姿に仕立て直せます。
茎伏せで増やす 茎を一節ずつカットし、湿った水苔の上に横に寝かせる「茎伏せ」が簡単で成功率の高い方法です。各節から新芽が出てきます。温度25度以上、高湿度の環境で2〜4週間で発根・発芽します。
水挿しのコツ カットした茎を水に挿して発根させる方法も人気です。透明な容器に入れると根の成長が観察でき、インテリアとしても楽しめます。水は2〜3日に1回交換し、根が5cm以上伸びたら土に植え替えましょう。
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豊富な品種の中から自分に合ったものを選ぶのは楽しくもあり、迷いの種でもあります。以下のポイントを参考に、後悔のない品種選びをしましょう。
自分の管理環境に合った品種を選ぶことが最優先です。日当たりの良い場所が確保できるか、冬の最低気温は何度か、水やりにどれだけ時間を割けるかなど、自分のライフスタイルと環境に正直に向き合いましょう。見た目だけで選んで管理が追いつかないのが最も残念なパターンです。
情報が豊富な定番品種から始めるのが賢明な選択です。人気品種は栽培情報がネット上に豊富にあり、トラブルが起きた時も対処法を見つけやすいです。希少品種は情報が少なく、枯らしてしまった時の経済的・精神的ダメージも大きくなります。
成長後のサイズを確認することも重要です。品種によっては予想以上に大きく育ち、設置場所に困ることがあります。最終的なサイズを把握した上で、自分のスペースに合った品種を選びましょう。
複数の品種を組み合わせることで、コレクションの幅が広がり飽きにくくなります。大きさ、色、形状が異なる品種を組み合わせると、視覚的にも豊かなディスプレイが実現できます。
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植物栽培で最も大切なのは、植物の声に耳を傾ける姿勢です。葉の色つや、ハリ、成長速度、新芽の様子——これらの小さな変化が、株の健康状態を教えてくれます。
「少し足りない」くらいがちょうどいいという考え方は、多くの植物に当てはまります。水やりは控えめに、肥料は薄めに、鉢は小さめに。過剰なケアが植物を弱らせることは多いですが、適度な渇きや制限が株を丈夫に育てることはよくあります。
失敗から学ぶ姿勢も大切です。どんなベテランでも植物を枯らした経験は必ずあります。大切なのは失敗の原因を分析し、次に活かすことです。同じ失敗を繰り返さないための工夫が、確実に栽培スキルを向上させます。
仲間とのつながりも栽培の楽しみを大きく広げてくれます。ブリちょくのようなプラットフォームでブリーダーと直接コミュニケーションを取ることで、書籍やネットでは得られない生きたノウハウを吸収できます。質問を恐れず、積極的に学ぶ姿勢が上達の近道です。
理想のモンステラを見つけるためのポイントを紹介します。
健康な株の見分け方 葉に張りがあり、濃い緑色をしている株を選びましょう。葉先が茶色く枯れている、黄色い葉が多い、根元がぐらぐらする株は避けてください。
斑入り品種の選び方 斑入りモンステラは個体差が大きく、同じ品種でも斑のパターンが一株ごとに異なります。写真で確認しても実物と印象が異なることがあるため、信頼できる販売者から購入することが大切です。
ブリちょくでは、モンステラを専門に育成しているブリーダーから直接購入できます。斑入り品種は特に個体差が大きいため、ブリーダーに直接写真を確認したり、斑の安定性について質問できるのがブリちょくの利点です。