メインコンテンツへスキップ犬の爪切り完全ガイド|安全な切り方・頻度・出血時の対処法 | ブリちょく犬| ✍️ ブリちょく編集部
犬の爪切り完全ガイド|安全な切り方・頻度・出血時の対処法
犬の爪切り方法を初心者向けに解説。爪切りの重要性、正しい切り方の手順、適切な頻度、出血した場合の止血方法、嫌がる犬への対処法を紹介します。犬の爪切りは多くの飼い主が苦手とするお手入れの一つですが、健康維持のためには欠かせないケアです。伸びすぎた爪は歩行に支障をきたし、関節に余計な負担をかけるだけでなく、爪が折れた…
この記事のポイント
犬の爪切り方法を初心者向けに解説。爪切りの重要性、正しい切り方の手順、適切な頻度、出血した場合の止血方法、嫌がる犬への対処法を紹介します。犬の爪切りは多くの飼い主が苦手とするお手入れの一つですが、健康維持のためには欠かせないケアです。伸びすぎた爪は歩行に支障をきたし、関節に余計な負担をかけるだけでなく、爪が折れた…
犬の爪切りは多くの飼い主が苦手とするお手入れの一つですが、健康維持のためには欠かせないケアです。伸びすぎた爪は歩行に支障をきたし、関節に余計な負担をかけるだけでなく、爪が折れたり巻き爪になったりして痛みの原因にもなります。この記事では、犬の爪切りの基本的な方法と注意点を解説します。
爪切りの重要性
犬の爪が適切な長さに保たれていないと、さまざまな問題が生じます。
- 歩行障害:伸びた爪が地面に当たり、指が押し上げられて正常な歩行ができなくなる
- 関節への負担:爪が長いと足の接地角度が変わり、関節や靭帯に慢性的な負担がかかる
- 巻き爪:特に狼爪(ろうそう、親指にあたる爪)は地面に接触しないため、放置すると巻き爪になりやすい。ひどい場合は肉球に食い込む
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ブリちょく編集部
生体の飼育情報を専門に扱うブリちょく編集部。獣医療・繁殖の各分野を取材し、初心者にも分かりやすい記事をお届けします。
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爪折れ:伸びた爪は引っかかりやすく、折れると出血と激しい痛みを伴う床や家具の傷:フローリングの傷つきの原因にもなる犬の爪の構造を理解する
安全に爪を切るためには、爪の構造を理解することが不可欠です。
犬の爪の内部には「血管と神経(クイック)」が通っています。この部分を切ると出血し、犬に強い痛みを与えます。
- 白い爪の犬:横から見ると血管がピンク色に透けて見える。透明な部分のみを切る
- 黒い爪の犬:血管が見えないため、少しずつ切り進めるのが鉄則。断面を観察し、中央に白っぽい湿った部分が見え始めたら血管が近いサイン
- 爪が長い期間放置されると血管も一緒に伸びる:一度に短くできない場合は、少しずつ定期的に切ることで血管を後退させる
必要な道具
- ギロチンタイプの爪切り:小型〜中型犬に最適。最も一般的なタイプ
- ニッパータイプの爪切り:大型犬や硬い爪に適している
- 電動爪やすり(ネイルグラインダー):爪を削って短くする方法。出血リスクが低い
- 止血剤(クイックストップ):万が一出血した際の必需品
- おやつ:ご褒美用。爪切りのトレーニングに必須
- ライト(ペンライト):白い爪の血管を透かして確認するために使う
正しい爪切りの手順
ステップ1:犬をリラックスさせる
- まず足を触られることに慣れさせる。普段から足先を触る練習をしておく
- 犬が落ち着いているときに行う。興奮している時は避ける
- 無理に押さえつけず、おやつで気をそらしながら行う
ステップ2:爪の血管を確認する
- 白い爪はライトを当てて血管の位置を確認する
- 黒い爪は断面を観察しながら少しずつ切る
- 狼爪を忘れずに確認する(前足の内側にある。すべての犬にあるわけではない)
ステップ3:爪を切る
- 血管から2mm以上離れた位置を切る
- 一度にたくさん切らず、少しずつ切り進める
- 角度は爪のカーブに合わせて約45度
- 切った後の断面を確認し、白っぽい湿った部分が見え始めたらそこでストップ
- 全部の爪を一度に切る必要はない。犬が嫌がったら残りは翌日に
ステップ4:仕上げ
- 爪切り後、やすりで角を丸く整えると床への引っかかりを防げる
- 電動爪やすりを使えば、爪切り後の仕上げがスムーズ
- 切った後は必ず褒めておやつを与える
爪切りの頻度
- 室内犬:2〜3週間に1回。アスファルトの上を歩く機会が少なく、自然に削れにくい
- 散歩をたくさんする犬:月1回程度。アスファルトで削れるため頻度は低くてよい
- シニア犬:散歩量が減ると爪が伸びやすくなるため、2週間に1回程度
爪切りが必要なサイン
- 犬が歩くときにカチカチと爪が床に当たる音がする
- 横から見て爪が足のパッド(肉球)より下に伸びている
- 狼爪が巻き始めている
出血した場合の対処法
万が一、血管を切ってしまった場合は以下の手順で対処します。
- 慌てない:犬は飼い主のパニックを感じ取る
- 止血剤を出血部分に押し付ける:5〜10秒程度押さえる
- 止血剤がない場合は小麦粉や片栗粉を使う:出血部分にたっぷりつけて圧迫する
- 清潔なガーゼやティッシュで圧迫止血する
- 5〜10分で通常は止まる:止まったら安静にさせる
- 止まらない場合は動物病院へ
多くの犬が爪切りを嫌がりますが、段階的なトレーニングで慣れさせることが可能です。
脱感作トレーニング(3〜4週間かけて)
第1週: 足を触ることに慣れさせる
- 1日数回、前足・後足を軽く触り、すぐにおやつを与える
- 足を持ち上げて5秒キープ → おやつ
第2週: 爪切りの道具に慣れさせる
- 爪切りを犬の前に置いて匂いを嗅がせる → おやつ
- 爪切りで足に軽く触れる(切らない) → おやつ
第3週: 爪に当てる
- 爪切りを爪に当てて「カチッ」と音を出す(切らない) → おやつ
- 1本だけ切ってみる → 大量のおやつ
第4週以降: 少しずつ本数を増やす
- 1回に全部の爪を切る必要はない。3〜4本ずつ、数日に分けてもOK
どうしても無理な場合
- 動物病院やトリミングサロンで爪切りを依頼する(500〜1,500円程度)
- 鎮静剤を使用しての爪切り(獣医師の判断による)
- 爪やすり型の電動爪削り機(ドレメル)を試す
爪の構造と適切な長さの目安
犬の爪は中心部に血管と神経が通る「クイック」があり、外側をケラチンの殻が覆っています。
適切な爪の長さ
- 犬が立った状態で爪が床に触れない長さが理想
- 歩くときに「カチカチ」と爪が当たる音がしたら切り時のサイン
- 黒い爪の犬はクイックが見えないため、少しずつ(1〜2mm)切り進める。断面の中心がしっとりしてきたらストップ
爪切りの頻度
- 硬い地面を散歩する犬: 月1回程度(自然に削れる)
- 室内犬・柔らかい地面を散歩する犬: 2〜3週間に1回
爪切りを極端に嫌がる犬には、段階的なアプローチが有効です。
- 足先を触る練習を毎日行う(触るだけで褒めておやつ)
- 爪切りを見せるだけで褒める(切らない)
- 爪切りで1本だけ切って終了にする。翌日もう1本、と少しずつ進める
- 電動やすりの音に慣れさせる練習を事前に行う
- どうしても難しい場合は動物病院やトリミングサロンでプロに任せる(500〜1,500円程度)
ブリちょくでは、お迎えした犬のブリーダーに爪切りのコツを教えてもらうことができます。子犬のうちから爪切りに慣れさせる方法も聞いておくと、将来の爪切りストレスを大幅に軽減できます。