
出典: Wikimedia Commons
Acanthastrea hemprichii
褐色の莢壁と緑の口盤がまだらに並ぶ、被覆状〜塊状のオオトゲキクメイシ類。隣り合う莢が壁を共有して多角形に密着するのが特徴で、莢が離れて肉厚なヒメオオトゲキクメイシと見分けられる。
ヒラタオオトゲキクメイシ(Acanthastrea hemprichii)はオオトゲキクメイシ科オオトゲキクメイシ属のイシサンゴで、紅海からインド洋、日本やオーストラリアを含む西太平洋のサンゴ礁に分布します。野生の群体は被覆状〜塊状で、直径1mを超えることも珍しくありません。莢(ポリプの入る骨格の穴)は隣どうしが壁を共有して多角形に並び、隔壁の歯が突き出します。骨格の上に肉質の組織がのりますが、莢の形が隠れるほど厚くはならず、色は褐色の壁に緑の口盤が入るまだら模様が多いとされます(Corals of the World)。同属のヒメオオトゲキクメイシ(A. echinata)は莢どうしが離れて丸く、組織がより厚い点で見分けます。店頭で「アカン」と呼ばれるアカンロードは Micromussa 属の別種です。褐虫藻と共生する LPS で、光合成に加えて触手で餌をとります。本種を長期に飼った報告はまだ少ないとされます(Reeflex)。国内では大手の通販で種名付きの個体が繰り返し扱われています。
ヒラタオオトゲキクメイシの成体サイズは野生の群体は直径1mを超えることが多い(Corals of the World)です。
ヒラタオオトゲキクメイシの適温は24〜27℃です。
原産地
インド・西太平洋のサンゴ礁(紅海〜日本・オーストラリア)
寿命
資料が少ない
サイズ
野生の群体は直径1mを超えることが多い(Corals of the World)
適温
24〜27℃
光合成(褐虫藻)+給餌
LPS は弱〜中程度の光を好むとされる(AlgaeBarn)。導入直後は低めの位置に置き、色や組織の張りを見ながら明るい場所へ移す。
出典: Corals of the World(Acanthastrea hemprichii) / Reeflex(Acanthastrea hemprichii) / AlgaeBarn: LPS と SPS の飼育(光量・水流・配置) / AlgaeBarn: 海水水槽の水質パラメータ
編集・データ検証: ブリちょく編集部
本ページの分類・規制・飼育データは、下記の一次情報データベースに基づき作成・検証しています。
学名(受理名): Acanthastrea hemprichii (Ehrenberg, 1834)
別名(シノニム): Astraea hemprichii Ehrenberg, 1834, Astraea (Fissicella) hemprichii Ehrenberg, 1834
典拠データベース: WoRMS · GBIF · GBIF · WoRMS · Corals of the World
学名・命名者・シノニムは世界の分類学権威データベースに準拠。
国内法: 日本の海での採集は都道府県の漁業調整規則で規制され、内容は県ごとに異なる。沖縄県はイシサンゴ類を含む造礁サンゴ類の採捕を全面的に禁止し、違法に採ったサンゴの所持・販売も禁じている(養殖されたサンゴは対象外で、県は購入時に人工の基盤やタグの付いた養殖個体であることを確認するよう案内している)。東京都も小笠原村地先の海での採捕を禁止している。国立・国定公園の海域公園地区では、指定された動植物の採取に許可が要る(自然公園法第22条)。
イシサンゴ目は全種が CITES 附属書 II に掲載されている(Species+ で確認)。国際取引には輸出国の許可書が必要だが、国内での譲渡・販売に登録は要らない。
出典: Species+(Acanthastrea hemprichii の CITES 掲載) / 沖縄県: 造礁サンゴ類の採捕等は禁止されています / 東京都漁業調整規則(第37条・第41条) / e-Gov 法令検索: 自然公園法(第22条 海域公園地区)
規制は改正される場合があります。最新は各官公庁の一次情報をご確認ください。
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アカン類は弱〜中程度の水流を好む(AlgaeBarn)。肉質の組織が岩にこすれないよう、平らで安定した場所に置く。
水温24〜27℃、塩分33〜35ppt(比重1.023〜1.025)。骨格を作るのでカルシウムと KH を安定させる。
光合成に頼りつつ、触手を広げたときに細かい冷凍餌やサンゴ用フードを口盤に落とす。
長期飼育の報告が少ない種(Reeflex)。購入時は莢の形を確認し、莢が多角形に密着していれば本種、丸く離れていればヒメオオトゲキクメイシの可能性が高い。
中級者向け。中級者向けの品種です。ある程度の飼育経験と環境管理の知識が求められます。温度や湿度の管理に注意が必要です。
ヒラタオオトゲキクメイシの適正温度は24〜27℃です。急激な温度変化を避け、安定した環境を維持することが大切です。
ヒラタオオトゲキクメイシの成体サイズは野生の群体は直径1mを超えることが多い(Corals of the World)です。飼育環境や個体差により多少前後します。
ヒラタオオトゲキクメイシの食性は「光合成(褐虫藻)+給餌」です。バランスの良い食事と適切な給餌頻度を心がけましょう。
ヒラタオオトゲキクメイシの価格は品種・サイズ・個体の質により大きく異なります。最新の相場情報はブリちょくの相場ページをご確認ください。
最終更新: 2026年9月23日