ミシシッピアカミミガメの飼育ガイド|大型水槽・ろ過・温度管理と長期飼育の実践
ペットの水棲ガメとして最も一般的なミシシッピアカミミガメの飼育方法を詳しく解説。必要な水槽サイズ、ろ過システム、バジキングスポット設置、食事管理、寿命を全うさせるための長期計画を紹介します。

この記事のポイント
ペットの水棲ガメとして最も一般的なミシシッピアカミミガメの飼育方法を詳しく解説。必要な水槽サイズ、ろ過システム、バジキングスポット設置、食事管理、寿命を全うさせるための長期計画を紹介します。
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ブリちょく編集部
生体の飼育情報を専門に扱うブリちょく編集部。獣医療・繁殖の各分野を取材し、初心者にも分かりやすい記事をお届けします。
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幼体時(購入時3〜5cm):30cm水槽で始める飼い主が多いですが、成長に伴う買い替えを想定する必要があります。
成体用(推奨):
多くの家庭用水槽では「60cm水槽(60L)」が標準ですが、これはアカミミガメ成体には絶対に不足です。成長を見越した大型水槽の準備が後々の悩みを防ぎます。
水棲ガメの飼育で最も多い失敗は、ろ過不足による水質悪化です。ガメは多量の排泄物を出すため、強力なろ過が必須です。
推奨:
外部フィルターは初期投資がかかりますが、長期飼育では必須です。
ガメは水から上がって、体を温め、甲羅を乾かす習性があります。
スポットの設置:
スポットを設置することで、皮膚炎・腐甲病(甲羅の腐れ)が格段に減少します。
ガメはカルシウム代謝にUV-B(特に290〜315nm波長)を必須とします。不足すると甲羅の軟化・変形(くる病)が起きます。
ガメは成長と共に雑食傾向へシフトします:
失敗1:単純な食い散らし 成体になると食べ残しが増え、水質悪化の主要因になります。1回の給餌量は「5分以内に食べきる量」に制限。
失敗2:カルシウム不足 特に野菜食へシフトする際、カルシウム不足に陥りやすい。週1回のカルシウムパウダー添付食が推奨されます。
原因:バジキングスポット不足、不衛生な環境
症状:甲羅が白くかび状、異臭
対策:
原因:水質悪化、ビタミンA不足
症状:目が腫れて開かない
対策:
メスが産卵するのに産卵場所がない場合、卵詰まり(dyutokia)が起きます。
対策:大型容器内に産卵用の湿った砂域を設置
アカミミガメは20〜40年生きます。その間、以下のことを覚悟する必要があります:
「小さなカメだから」という気持ちで始めると、後年大きな負担になる可能性が高いです。本来の成体サイズ・寿命・必要設備を正確に理解した上で、飼育を始めることを強くお勧めします。
ミシシッピアカミミガメは正しい知識と設備があれば、美しく健康に数十年飼育できる素晴らしいペットです。