タランチュラの餌と飼育入門|種類選び・給餌方法・ハンドリングの注意点
タランチュラの飼育方法を初心者向けに解説。初心者向けの種類、餌の種類と与え方、飼育環境のセッティング、ハンドリングの注意点を紹介します。タランチュラは大型のクモで、その存在感と美しい体色から世界中に愛好家がいます。「怖い」というイメージを持たれがちですが、実際には穏やかな性格の種類が多く、飼育は比較的容易です。餌…

この記事のポイント
タランチュラの飼育方法を初心者向けに解説。初心者向けの種類、餌の種類と与え方、飼育環境のセッティング、ハンドリングの注意点を紹介します。タランチュラは大型のクモで、その存在感と美しい体色から世界中に愛好家がいます。「怖い」というイメージを持たれがちですが、実際には穏やかな性格の種類が多く、飼育は比較的容易です。餌…
関連品種
タランチュラは大型のクモで、その存在感と美しい体色から世界中に愛好家がいます。「怖い」というイメージを持たれがちですが、実際には穏やかな性格の種類が多く、飼育は比較的容易です。餌やりの頻度も低く、スペースも取らないため、一人暮らしの方にも向いているペットです。この記事では、タランチュラの基本的な飼育方法と餌について解説します。
初心者におすすめのタランチュラの種類
タランチュラには800種以上が存在しますが、初心者には以下の種類がおすすめです。
メキシカンレッドニー(Brachypelma hamorii) - 最も人気のある入門種。黒とオレンジの美しい体色 - 温厚な性格で、威嚇行動も穏やか - 体長約6〜7cm。寿命はメスで20〜30年、オスで5〜10年 - 価格:3,000〜10,000円程度
チリアンコモン(Grammostola rosea) - 非常に穏やかな性格で扱いやすい - ピンクがかった茶色の体色が美しい - 拒食期間がある個体が多い(数ヶ月食べないことがある)が正常な行動 - 価格:2,000〜8,000円程度
メキシカンレッドレッグ(Brachypelma emilia) - レッドニー同様に温厚。赤と黒のコントラストが鮮やか - 成長はゆっくりだが、丈夫で飼いやすい - 価格:5,000〜15,000円程度
ブラジリアンブラック(Grammostola pulchra) - 全身漆黒のビロードのような美しさ - 温厚な性格で初心者にも適している - やや高価だが人気が高い - 価格:10,000〜30,000円程度
飼育環境のセッティング
飼育容器 - プラスチックケース、アクリルケース、または爬虫類用ガラスケージ - 大きさは体長の3〜4倍の幅があれば十分 - 蓋がしっかり閉まるものを選ぶ(脱走防止) - 通気穴を確保する(密閉は蒸れてカビの原因になる)
床材 - ヤシガラ、バーミキュライト、ピートモスなどを5〜10cmの深さに敷く - 地表棲種は潜れる深さを確保する - 樹上棲種は床材は薄めでOK。代わりに登れる枝やコルクバークを設置
シェルター - コルクバーク、植木鉢の欠片、流木などで隠れ家を作る - タランチュラは隠れる場所がないとストレスを感じる
温度と湿度 - 温度:25〜28℃が多くの種に適している - 湿度:種によって異なる。乾燥系(メキシカンレッドニー等)は40〜60%、多湿系は70〜80% - 水入れを常設し、定期的に水を交換する
餌の種類と与え方
タランチュラは肉食で、主に生きた昆虫を食べます。
主な餌の種類 - コオロギ:最も一般的な餌。入手しやすく栄養バランスも良い - デュビア(アルゼンチンモリゴキブリ):栄養価が高く、動きが遅いため食べやすい - ミルワーム:おやつ程度に。脂肪が多いため主食にはしない - レッドローチ:コオロギの代替として使える
給餌の頻度と量 - 幼体:週2〜3回。体長に合ったサイズの餌を与える - 亜成体:週1〜2回 - 成体:1〜2週間に1回。体のサイズに対して小さめの餌を1〜2匹 - 脱皮前は食欲がなくなるのが普通。無理に与えない
給餌の注意点 - 餌のサイズはタランチュラの体長の半分以下が安全 - 食べ残した餌は翌日までにケースから取り除く(タランチュラを攻撃する場合がある) - 脱皮直後は体が柔らかいため、1週間程度は餌を与えない - 水入れの水は常に新鮮なものを用意する
脱皮について
タランチュラは成長に伴い脱皮を繰り返します。脱皮は命がけの作業であり、飼い主の適切な対応が重要です。
脱皮のサイン - 食欲が減退する(数週間〜数ヶ月前から) - お腹が黒っぽくなる(新しい外骨格が透けて見える) - 動きが鈍くなる - 巣穴の入り口をふさぐ行動をする
脱皮時の注意 - 脱皮中は絶対に触らない、ケースを動かさない - 餌をケース内に残さない(脱皮中のタランチュラは無防備) - 湿度をやや高めに保つ(脱皮を助ける) - 脱皮完了後も1週間は餌を与えず、体が固まるのを待つ
ハンドリングの注意点
タランチュラのハンドリング(手に乗せること)は可能ですが、リスクがあることを理解しましょう。
- 温厚な種類でも刺激すれば噛むことがある。毒は弱いがアレルギー反応が出る人もいる
- 新大陸産の種は刺激毛(しげきもう)を飛ばすことがある。皮膚にかゆみ、目に入ると激しい痛みを引き起こす
- 落下は致命的。タランチュラの腹部は柔らかく、落下で破裂して死亡することがある
- ハンドリングは座った状態で行い、膝の上にクッションを置いて万が一に備える
ブリちょくでは、タランチュラのブリーダーから健康な個体を直接購入でき、飼育方法のアドバイスも受けられます。種類ごとの性格や飼育のコツについて、ブリーダーの経験を参考にしてみてください。



